吸入式の特徴とおすすめの万年筆
高価格帯の万年筆を中心に採用されているインク補充方式が吸入式です。他の方式に比べて一度に補充できるインクの量が多く、コストパフォーマンスにも優れた方式として知られています。ここではそんな、吸入式の特徴とおすすめの万年筆を紹介していきます。
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吸入式万年筆とは？
ペンの内部にインクを吸入するための機構が内臓されている万年筆を吸入式万年筆と呼びます。ボトルインクのインクを吸入する方法となっており、他のカートリッジ式やコンバーター式に比べて多くのインクを一度で補充することができる万年筆となっています。
万年筆が考案された当初から用いられている方式であり、現在では高価格帯の万年筆を中心に吸入方を取り入れているモデルが数多くあります。以前は吸入方式にも様々なタイプがありましたが、現在ではピストンを上下させることによってインクを吸入する回転吸入式と呼ばれるものがほとんどとなっています。
他の方式に比べて手間がかかる方式ではありますが、その手間こそが万年筆の醍醐味と捉えている人も多く、万年筆にこだわりのある人から絶大な支持を得ている万年筆と種類となっています。
吸入式万年筆の魅力や特徴
一度に多くのインクを補充できるところがメリットではありますが、それ以外にも使用できるインクの種類が多いという魅力もあります。それに加えてインクを出し入れする時に細かいゴミなどを同時に掃除することが可能であり、メンテナンスをインクの補充と同時に行えるのが特徴となっています。
手間はかかりますがその分万年筆の醍醐味として楽しむことができますし、カートリッジ式万年筆に比べてコストパフォーマンスに優れているインク方式となっています。
吸入式万年筆の仕組み
尻軸の吸入ノブを回してピストンを下へ下ろします。ピストンを下ろし終わったらペン先が隠れるくらいにボトルインクに浸して、吸入ノブをゆっくり逆に回していきます。インクを最後まで吸い上げたら少しだけ吸入ノブを逆に回してインクを２，３滴落とします。
最後にペン先を上に向けて吸入ノブを元に戻すとペン先のインクが軸内に戻ります。あとはインクの汚れを拭き取って完成となります。溢れたりしないように微調整が必要な点と、吸入ノブなど部分的に種類が多かったりするので、まずは付属の説明書を確認するようにしてください。
おすすめの吸入式万年筆
比較的高い価格帯に用いられる吸入式ですが、その中でも特におすすめとなっている万年筆を紹介していくので是非参考にしてみてください。
モンブラン マイスターシュテュック
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言わずと知れた知名度と人気が非常に高いモンブラン。そのモンブランを代表するシリーズであるマイスターシュテュックは誰もが一度は持ってみたい万年筆として人気が高いアイテムとなっています。
ボディーに天然素材を使用し、丸みのあるフォルムと大き目のペン先によって安定した書き心地を実感できる万年筆として認知されています。
ペリカン スーベレーン
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万年筆で非常に有名なペリカン、その中でもスーベレーンは万年筆として絶大な知名度と人気を誇っているシリーズです。大きさなどによって様々な種類があるので人や用途に合わせて万年筆を選ぶことができます。
持ち歩きに便利な小さいサイズの万年筆にもしっかりとした吸入式が採用されています。
パイロット カスタムヘリテイジ９２
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回転吸入機構を採用した万年筆となっており、なんといっても特徴なのがボディーがスケルトンになっている点でしょう。インクの残量がわかりやすいのはもちろんですが、インクの色でボディーを染めることができるようになっています。
ペン先に14Kを使用することによって「しなり」を作り出しており、文字に強弱などの微妙なニュアンスを持たせることができます。
