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万年筆の種類

万年筆の種類

一口に万年筆といっても仕様などによって様々な種類に分けることができます。その中でもとりわけ人による使用感に大きく関係のあるのがインクの補充方式ですが、それぞれに特徴があるので理解しておくと万年筆を選びやすくすることができます。ここではそんな万年筆の種類について紹介していきます。

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万年筆の種類

万年筆の種類

万年筆はインクの補充方式によって4つの種類に分けることができます。補充方式にはそれぞれ特徴があるので、その特徴に合わせて自分が使いやすい万年筆を選ぶことができます。まずは万年筆のインクの補充方式の種類の特徴を理解すれば、自分に最適な万年筆を選ぶことができるでしょう。

吸入式万年筆

万年筆内部にインクを吸入する機構が内臓されているタイプの万年筆を吸入式と呼びます。吸引式と呼ばれる場合もあります。万年筆が考案された当初から存在しているタイプのインク補充方式となっており、現在では主に高価格帯の万年筆に多く用いられているタイプとなっています。

ボトルインクに入っているインクを吸入する方法になっており、他のインク吸入方式と比べて多くのインクを一度で補充でき、使用できるインクの種類が豊富なのが特徴となっています。インクの出し入れの際、細かいゴミなどをインクの補充と同時に掃除することができるメリットもあります。

>>吸入式万年筆の特徴とおすすめはコチラ

吸入式万年筆の中にはさらに種類が以下のように分かれています。

回転吸入式

現在最も一般的となっている吸入方式になっているのが回転吸入式です。尻軸を回すことによってペン内部のピストンが上下するようになっており、ペン先をボトルタンクに浸し尻軸を回してピストンを上げることによりインクを吸い上げることができます。

クレセントフィラー

半円の形状のボタンのようなものを押し込むことによってペン内部のゴムチューブが押し込まれ、ボタンを戻したときのゴムチューブの復元する力でインクを吸い上げる機構になっている方式です。

特にクレセントフィラーで有名なブランドには「コンクリン」があります。1898年、アメリカで創業されたブランドでありますが1955年に幕を閉じるも2000年にアメリカで再び復活。近年では日本でも販売をスタートしています。

レバーフィリング

ペンのボディーにあるレバーを立てることによってゴムチューブが押し込まれ、その復元する力でインクを吸い上げる方式です。

ボタンフィラー

尻軸についているボタンを押すことによってペン内部の金属板をしならせることによってゴムチューブを押し込み、ゴムチューブの復元する力を使ってインクを吸い上げる方式です。

コンバーター(吸入器)式万年筆

カートリッジ/コンバーター両用式とも呼ばれるインク補充方式となっており、カートリッジと挿すのと同様にコンバーターという吸入器を装着させることによってインクを吸い上げるタイプの万年筆です。吸入できるインクの量は多くはないものの、吸入式万年筆と同じように使用できるインクの種類が多く、インクを補充するときにペン内部を掃除できるメリットがあります。

コンバーターを購入するので初期費用はかかってしまいますが、インク自体のコストを考えるとコストパフォーマンスに優れた種類の万年筆であり、インクを吸入する機構が劣化してもコンバーターを替えるだけで済む利点があります。

>>コンバーター式万年筆の特徴とおすすめはコチラ

コンバーター式万年筆にはさらに3種類の吸入方式があります。

回転式

つまみを回してピストンを下に下ろした後、ペン先をインクに浸けてつまみを逆に回して吸い上げる方式です。コンバーター式万年筆の中で最も普及している方式が回転式です。

板バネ式

万年筆のボディーの側面に付いたプレートを押し込んで吸入する方式です。

プッシュ式

ノブを数回押すことによってインクを吸い上げる方式です。

カートリッジ式万年筆

インクが入ったカートリッジを差し込むだけで簡単に使用することができるタイプの万年筆です。基本的には万年筆のメーカーと同じメーカーのインクカートリッジを使用するのが一般的となってはいますが、ヨーロッパのメーカーの多くは欧州共通規格のカートリッジが採用されているので他のメーカーのインクカートリッジを使用することが可能となっています。

インクを簡単に補充して使用することができるメリットはありますが、他の種類の万年筆に比べてコストが高く、ある程度使用するインクにも制限があるデメリットも存在します。

>>カートリッジ式万年筆の特徴とおすすめはコチラ

インキ止式万年筆

昭和30年頃まで主流となっていた種類の万年筆です。イギリスで開発された方式の万年筆ではありますが、主に日本で非常に普及した万年筆となっています。

万年筆の首軸を外してスポイトなどでインクを直接補充する機構になっており、首軸と胴軸のつなぎ目にはパッキンなどは使用しておらず、すりあわせただけでインク漏れを防止している伝統的な技術が用いられています。使用する際は尻軸を緩めることによって内部の栓を緩め、インクをペンの芯に行き渡らせてから筆記します。

ボディ全体がインクのタンクになるので他の種類に比べてインク容量は群を抜いてはいますが、現在ではごくわずかなメーカーでしか取り扱いがない珍しい種類の万年筆となっています。

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