ぺんてるの特徴と人気のおすすめ万年筆
ぺんてるの製品は幼少期に誰もが使用したことのある製品ではないでしょうか。実はぺんてるにも文房具の長い歴史の中で万年筆を製造していた経緯があります。
ここでは、ぺんてるの特徴と人気のおすすめ万年筆についてご紹介します。
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ぺんてるとは?
日本を代表する文具メーカー、ぺんてる。その由来は、ペインティング+パステルを合わせた造語であり、ペン(Pen)と、伝える(Tell)の意味も含んでいます。ぺんてるくれよんやぺんてる鉛筆など数々のヒット商品を生み出し、世界中で愛されながら70年の歴史を誇っています。
ぺんてるの特徴
ぺんてるの最大の特徴は、その品質の高さにあります。日本のブランドとして品質にこだわり抜き、世界でも高い評価を得ています。
世界最高品質のJapanブランド
ぺんてるは画期的な新製品を世に送り出し続けながら、絶えず世界最高品質の製品を目指すべく「総合的品質管理活動」を行っています。「優れた品質の製品であれば国境や人種に関係なく世界中のお客様にお使いいただける」という信念を基軸として、品質向上に努めているメーカーです。
グローバルカンパニーとして
ぺんてるは現在、日本以外に世界21カ国の販売拠点、7カ国の生産拠点を有しているグローバルカンパニーです。「優れた品質の製品に国境はない」という考えを基軸に、1953年という早い段階での海外進出を果たしています。
ぺんてるの歴史
ぺんてるは戦後まもなく創業し、70年の歴史の中でぺんてるの製品は幅広い世代に愛されてきました。
1946年:創業
ぺんてるの創業は1946年、大日本文具株式会社として始まりました。創業当時より冒険心とアイディア精神、挑戦的なものづくりを信念に、製品開発を続けています。
1953年~1966年:海外進出と製品の充実
ぺんてるは50年以上前より海外市場への文房具の輸出販路を築いており、1964年には香港とシカゴに支店設置、翌年にはアメリカ現地法人の設立、さらに翌年にはユーロぺんてる工場を設立しました。
また、1955年にはぺんてるくれよん、1960年にはぺんてる鉛筆とぺんてるペン、1963年にはぺんてるサインペンを開発・発売しました。
1971年:社名変更
この年、大日本文具株式会社より社名を「ぺんてる」に変更し、ブランド名を社名として起用し再スタートしました。
1980年:ロボット業界への進出と新製品の投入
ぺんてるはこれまでの製造技術をベースに、小型精密組立ロボットであるPUHAを開発し、ロボット業界への進出を果たしました。加えて、文房具分野においてはぺんてる修正液、中性ボールペン・ハイブリットを開発・発売しました。
1990年~1995年:各種活動の軌跡
1990年にぺんてる本社ビルが竣工しました。1992年にはWWF(世界自然保護基金)活動への支援を開始し、1994年にはパリ国際見本市で、トラディオ・プラマンが金賞を受賞しました。
このトラディオ・プラマンは500円という低価格で発売された使い捨て万年筆であり、現在でもその書き心地とコストパフォーマンスから絶大な人気を誇っています。
1995年には文具業界で初めてISO9001(優れた品質管理システムを有する工場等への認定)の認証を取得しました。
2000年~現在:世界への販路を拡大
ぺんてるは2000年に国内3工場でのISO14001の認証を取得しました。2006年には創業60周年記念行事で社員一同で描いた「世界で最も長い絵」がギネスに正式に認定されました。
2009年には海外で7拠点目となる工場を設立し、翌年にはぺんてるロシアの設立により、海外における販売支社が21社となりました。
ぺんてるの人気のおすすめ万年筆
ぺんてるの高級万年筆は現在製造販売が中止していますが、低価格帯の万年筆は世界中で絶大な人気を誇っています。
トラディオ・プラマン
現在の価格はコチラ |
流れるような書き味と、雑に扱ってもへたらない強さ、そして低価格を実現したコストパフォーマンス抜群の万年筆です。愛用者も多く、シーンを選ばず様々な場面で活躍するので、使い勝手が非常に良いのも特徴です。
ランスロット
現在の価格はコチラ |
やわらかさと引っかかりのないスムーズな書き心地を実現した優れた万年筆です。現在では製造販売しておらず、入手するのが困難な幻の1本となっています。海外などでは在庫が残っているケースが多く、逆輸入して購入するか、古い文具屋さんなどで手に入れることができるかもしれません。
エクスキャリバー
ぺんてるの万年筆を探すにはコチラ |
高級筆記具であるエクスキャリバーシリーズは、ランスロット万年筆と同様に製造販売が中止しており、入手するのは非常に困難な万年筆です。工作の制度がとても細かく、質感も非常に魅力的な製品です。