ラミーの特徴と人気のおすすめ万年筆
ドイツの老舗筆記具ブランド「ラミー」。巨大資本の傘下となっている他の高級筆記具ブランドとは異なり同族経営の独立会社であり、独自の路線で革新的なデザインの万年筆を展開しているブランドです。
世界中の筆記具に新風を巻き起こし、数々のデザイン賞を受賞したラミー。そんなラミーの万年筆の特徴と、おすすめについてご紹介します。
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ラミー(LAMY)とは?
1930年にドイツの古都ハイデルベルグで創業したラミー(LAMY)。ラミーの歴史はパーカーの営業担当であった「カール・ヨーゼフ・ラミー」がOrthos社を買収したことによって始まりました。
1952年にはラミーブランドの製品販売を始めましたが、パーカーの影響を強く受けた製品がほとんどでした。1962年に創業者であるカール・ヨーゼフ・ラミーの息子マンフレート・ラミーが社長に就任し、同業他社との差別化が図られました。
マンフレート・ラミーは、「機能によって形造られるデザイン」というブランドコンセプトを掲げ、革新的な筆記具メーカーとしてラミーは歩み始めました。この結結果、「ラミー27」という革新的な万年筆を発表し、先進性の高さと革新的なデザインからラミーは筆記具ブランドとして確固たる地位を築きました。
ラミー(LAMY)の万年筆の特徴
ラミーの万年筆の特徴は、斬新で機能的なデザインです。ラミーの万年筆の多くは外部デザイナーとのジョイントプロジェクトによって生み出されており、フリーランスデザイナー特有のクリエイティブな発想と、社内デザイン部門が互いに刺激し合うことで、斬新で機能的なデザインが生まれています。
この機能的で斬新なデザインを形にするには非常に高度な技術を要します。ラミーは製造技術の維持・強化の為にドイツ国内での自社生産にこだわって、ほぼ全ての部品と組み立てを自社工場で行っており、外部への委託はほとんど行っていません。
このようなラミーの努力によって、つなぎ目が分からない程の表面加工技術などの優れた技術を多く有しており、デザイナーのデザインを細部まで具現化しています。「機能によって形造られるデザイン」というブランドコンセプトを感じることのできる斬新で機能的なデザインがラミーの万年筆の特徴です。
ラミー(LAMY)で人気のおすすめ万年筆
文房具好きなら誰もが知っているドイツの老舗万年筆ブランド「ラミー」。モンブラン等の高級万年筆には無い魅力があるラミーの万年筆は、世界中で高い人気を博しています。そんなラミーの万年筆の中でも特に人気・評価共に高い万年筆をご紹介しますので、万年筆選びの参考にしてみて下さい。
サファリ 万年筆
現在の価格はコチラ |
ラミーのサファリ万年筆は、エントリーモデルの万年筆です。他のブランドのエントリーモデルの万年筆は子供っぽかったりデザインが微妙だったりしますが、ラミーのサファリ万年筆は非常に高いデザイン性を持った万年筆です。
本体は安価なプラスチック製ですが、優れたデザインから安っぽさを感じさせません。ポップで遊び心をくすぐられるようなデザインです。持った時のバランスが良く、グリップは緩やかな三角形になっており持ち方の矯正にもなります。
実は、サファリは小学生になった子供たちが最初に使う筆記具として開発された万年筆です。ドイツでは鉛筆やボールペンを使う前に、万年筆で書き方を覚えさせてから、鉛筆やボールペンでの教育に移行するという文化があります。
この教育に使うために開発されたのがサファリです。子供が扱うものですので軽量で丈夫であり、自然と正しい持ち方に矯正できる人間工学に基づいたデザインがされています。
学習用に開発されたのが基ですので、リーズナブルな価格設定でありながら、高い製品のクオリティーを持ったラミーを代表する万年筆の1つです。
アルスター 万年筆
現在の価格はコチラ |
ラミーを代表する万年筆「サファリ」の上位モデルが「アルスター」です。「サファリ」と「アルスター」の違いは、ペン軸の素材です。サファリはプラスチックでペン軸が作られていますが、アルスターはアルミで作られています。
また、ペン軸の太さも異なり、アルスターの方がペン軸が太く作られています。価格差は約1000円程度アルスターの方が高いです。クールな印象のアルミボディが印象的で、特に若い世代に高い人気を誇ります。
サファリ同様に人間工学に基づいたデザインによって、優れた書き心地を発揮するおすすめの万年筆です。