コンバーター式の特徴とおすすめの万年筆
万年筆のインクの補充式の代表のひとつであるコンバーター式。初期コストがかかるもののランニングコストを低く抑えることが出来る他、様々な利点があるインク補充方式として人気があります。ここではそんな『コンバーター式万年筆の特徴とおすすめの万年筆』を紹介します。
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コンバーター式万年筆とは?
カートリッジ/コンバーター両用式とも呼ばれる方式で、カートリッジを挿入する部分にコンバーターというインク瓶からインクを吸入する器具を装着してインクの補充を行うことができる万年筆です。コンバーター式の中には以下の3種類のインクの吸入方法があります。
- 回転式
- 板バネ式
- プッシュ式
基本的にはどの方式でも原理は同じで、インク瓶からペン先を使って吸い上げる方式となっています。
コンバーター式万年筆の魅力や特徴
手軽なカートリッジインクを使用できる点はもちろんですが、使用できるインクの種類が非常に多く、インクを補充する時にペン内部を掃除することができるのがメリットとなっています。コンバーターが万年筆とは別の扱いになっているので、コンバーターが劣化した場合はコンバーターのみを交換すれば済むので修理などに出す必要がありません。
コンバーターの初期費用はかかるものの、長期間使用していくとなるとインクにかかるコストは低いのでコストパフォーマンスが優れているインク補充方式となっています。吸入する方法はもちろんカートリッジを装着して使用することができる汎用性からコンバーター式の万年筆は増加傾向にあります。
コンバーター式万年筆の仕組み
上述しましたが、コンバーター式には3種類の吸入方式があるのでそれぞれの使い方を簡単に紹介していきます。詳しくは以下のリンクをチェックしてみてください。
回転式
付属しているつまみを回してコンバーター内部のピストンを下げた後、ペン先をインクに浸したままつまみを逆に回してピストンを上げることによって吸い上げていく補充方法です。空気を吸わないようにペン先を浸したまま位置を固定するのが好ましいので、固定しやすいようにインク瓶の入り口などは触っても汚れないようにきれいにしておきましょう。
板バネ式
万年筆のボディーの側面についたプレートを押し込むことによってインクを補充する方法です。
プッシュ式
ノブを数回押すことによって徐々にインクを吸い上げる方法です。これもペン先をインクに浸して固定する必要があるので、手で固定しやすいようにインク瓶の入り口をきれいいしておくとやりやすいです。
おすすめのコンバーター式万年筆
数あるコンバーター式万年筆の中でも使いやすいおすすめの万年筆を紹介していきます。
プラチナ萬年筆 #3776センチュリー
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インクの蒸発を防止するスリップシール機構を取り入れたキャップが人気となっている万年筆です。日本最高峰の品質を目指すという意味で富士山の標高にちなんで命名されています。
日本文字を美しく書くための万年筆として度重なる改良の数々によって非常に高い品質を持っており、コンバーター式万年筆を選ぶならまずこちらの万年筆をおすすめします。
ラミー サファリ
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コストパフォーマンスに優れた万年筆として非常に人気がある万年筆がラミーのサファリです。デザイン性が高い万年筆なのでカジュアルシーンはもちろん様々なシーンで活用ができる万年筆として人気が高いです。
パイロット カスタム 74
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「はね」、「はらい」、「とめ」などの日本の文字を美しく書くことをポイントとしたしっかりした書き味が特徴となっている万年筆がパイロット カスタム 74です。握りやすい太目の軸が特徴となっており、様々なタイプのペン先を選ぶことができるおすすめの万年筆となっています。