先輩ママが教えるチャイルドシートの暑さ対策!保冷剤を使用する方法もご紹介
大切なお子様をクルマに乗せるときに使用する「チャイルドシート」ですが、夏場になると「暑さ」や「ムレ」「汗」などが気になるママやパパも多いようです。
いくら安全のためとは言え、チャイルドシートを使うことで汗びっしょり、結果的にアセモなどが出来てしまっては困ります。
ここでは、夏場の赤ちゃんの熱中症のリスクも踏まえ、チャイルドシートの暑さ対策について詳しく解説をしていきます。
スポンサーリンク
車内の暑さは赤ちゃんにとって大変危険!
赤ちゃん、特に新生児は「体温調節機能」が未発達なため、大人に比べると気温の影響を受けやすい傾向があります。
そのため、梅雨~夏場の気温が上がる時期にかけて熱中症のリスクが非常に高まります。
特に、気温が急激に上昇しやすい「夏場の車内」と非常に危険。車内での熱中症が原因による新生児の死亡事故も発生しているため、保護者は十分な注意が必要になってきます。
お子様の安全を守るためにも、車内における熱中症のリスクをきちんと把握しておくことが大切です。
【参考動画:JAF「炎天下の車内温度」】
夏場の車内の温度は、約57℃まで上昇
炎天下にさらされたクルマの中の温度は、一体何度くらいになるかご存知ですか?
JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)の行った実験によると、気温35℃の中、クルマを4時間放置したときのダッシュボードの最高温度は、約79℃まで上昇します。
また車内の最高温度は、約57℃まで達しています。(白カラーのクルマは52℃)これは、赤ちゃんはもちろんのこと、大人や動物でもとても耐えがたい温度になっています。
JAF実験 | 車内 最高温度 |
車内 平均温度 |
ダッシュボード 最高温度 |
対策なし(黒) | 57℃ | 51℃ | 79℃ |
対策なし(白) | 52℃ | 47℃ | 74℃ |
引用:JAF 「JAF ユーザーテスト」より
サンシェードや窓開けなどの対策もあまり効果なし
同じくJAFの実験では、「サンシェード装着」や「窓開け(3cm)」、「エアコン作動」など様々な状況下で同じ実験を行っています。
全く対策を施さなかった時よりは、若干車内の温度は下がるものの、あまり効果はみられません。
「窓を開けているから大丈夫」「エアコンをつけているから大丈夫」だと思わずに、赤ちゃんをより安全な状況下に移動させてください。
JAF実験 | 車内 最高温度 |
車内 平均温度 |
ダッシュボード 最高温度 |
サンシェード装着 | 50℃ | 45℃ | 52℃ |
窓開け(3cm) | 45℃ | 42℃ | 75℃ |
エアコン作動 | 27℃ | 26℃ | 61℃ |
引用:JAF 「JAF ユーザーテスト」より
短時間の放置でも絶対NG
少しの間、クルマを止めて買い物や手続きなんて時でも注意が必要です。
JAFが「コンビニやスーパー等の駐車場に子供を車内に残した状況を想定」した実験を行っています。
その実験によると、「エアコンを停止」した状況から、わずか15分で熱中症指数が危険レベルに達しています。
気温によっては、15分経たずとも、熱中症指数が危険レベルになる可能性があります。短時間であっても子どもを放置してはいけません。
寝ているからという理由で残してはいけない
子どもを放置してしまう原因として、よく聞かれるのが「子どもが気持ちよく寝ているから」といった理由です。
しかし、気温が高いときは、いかなる理由でも車内に放置するのはNGです。
赤ちゃんを車に乗せる前に、車内温度を下げよう!
「いまからお出かけ!」という際に、ついつい赤ちゃんをすぐにクルマに乗せてしまいがちです。
しかし、夏場に外に放置されているクルマの温度は、非常に高くなっています。
赤ちゃんを乗せる前に必ず、「エアコンを作動」させて、車内の温度を下げるようにしてください。
車内の温度を素早く下げる方法
車内の温度を下げるためには、「車内にこもった熱気を外に出し、外気を車内に入れる」ことが大切です。
- 助手席側の窓のみを全開にする。
- 運転席のドアを5回程度開閉する。
この作業を行うことによって、短時間で車内の温度を下げること可能になります。
なお、②の工程の際は、ドアを強く開け閉めすると故障の原因につながりますので、「うちわ」のように扇ぐイメージにしてください。
また狭い駐車場などで行い際には、周りによく注意を払いながら行ってください。
この方法を行ったのちに、「エアコン」を付けて、走行をしてください。
チャイルドシートの暑さ対策方法
車内の温度を下げることができたら、「チャイルドシートの熱をとってあげる」ことも忘れないようにしましょう。
通常の大人よりも体温が高く、さらに体を自由に動かしにくい上にチャイルドシートに固定されている赤ちゃんの背中などは、非常に熱がこもりやすくなります。
赤ちゃんによっては、車内に冷房をかけているにも関わらず、お母さんが驚くほど汗をかいていて、服もチャイルドシートもびっしょりという方もいらっしゃるでしょう。
これをそのまま放置すれば結果的に体が冷えて風邪をひいたり、アセモなどの原因となってしまうこともあります。
ここで先輩ママ達はチャイルドシート使用時にどのような暑さ対策をしているのかをまとめていきます。
【大定番】カンガルー保冷剤
現在の価格はコチラ |
チャイルドシートの暑さ対策に対して先輩ママに大絶賛となっているのが、この「カンガルー保冷剤」です。
チャイルドシートやベビーカーに簡単に装着することができ、赤ちゃんが座った時の背中や後頭部を快適な状態に保ちます。
使用方法は簡単で、内蔵されているジェル袋を3~8時間程度冷蔵庫で冷やすだけです。これをカバーに入れて使用します。もちろん繰り返し使用可能です。
ちなみに冬場にはジェル袋をレンジで温めると冷たい外気から赤ちゃんの体が冷えるのを防ぐのにも使える便利アイテムです。
カンガルー保冷剤に関する口コミ
チャイルドシートの暑さ対策に悩まされていたお母さんたちの悩みを一気に解消したこの「カンガルー保冷剤」。
実際に使用しているママやパパの口コミや評価をご紹介していきますので、是非参考にしてみてください!
- 子供二人に3歳の夏まで使用、ロングセラーの定番品になるのはダテじゃない。
- あらかじめ冷やしてセットすればほとんど汗をかかず、交換用のパッドも使用すればロングドライブOK
- 冷凍しても固くならず、柔らかいので非常に重宝してます。
- チャイルドシートを嫌がらなくなって大助かり、無地だったらなおよし。
- 運転中に暑さで泣いていた子供がすっかり泣かなくなった。
サンシェードを使用する
現在の価格はコチラ |
サンシェードは、車内の温度を飛躍的に下げれるアイテムではありませんが、赤ちゃんの紫外線対策に非常に効果的です。
また車内の温度上昇をゆるやかにする効果があるので、使用して損の無い商品と言えるでしょう。
車のウインドウに貼るタイプのものであれば簡単に設置ができ、日差しを避けることが可能なため、人気があるようです。
しかしどうしてもこれだけだと暑さ対策としてはもの足りないと感じる方も多いようで、冷却スプレーや保冷剤を合わせて使う方が多いようです。
▶チャイルドシートに日よけは必要?サンシェード付きのおすすめモデルもご紹介!
ディズニーのサンシェードで赤ちゃんもご機嫌!
通常のサンシェードもいいですが、赤ちゃんや小さなお子様が気に入るような可愛いサンシェードも多く発売されています。
赤ちゃんがぐずったときにも役に立つので、チェックしてみるといいでしょう!
チャイルドシートにカバーを敷く
現在の価格はコチラ |
赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるまえに、シートに専用のカバーを敷いて使用する方もいらっしゃいました。
ガーゼ素材などを用いたシートで放熱性や吸湿性があり、汗をかいても熱とともにそれを逃がすことで赤ちゃんの背中を快適に保ちます。
保冷剤などの冷却剤を使用すると冷えすぎると言う方にとってはおすすめの方法と言えるでしょう。
また保冷剤を直接使用するのではなく、乗車の30分前などにあらかじめチャイルドシートに保冷剤を置いてシートを冷やしておき、実際に乗るときには専用シートのみという方法を用いる方がいるようです。
サンシェード付きのチャイルドシートもおすすめ!
チャイルドシートには、太陽光が直接赤ちゃんに当たらないように「サンシェード」が搭載されているモデルも多く発売されています。
またサンシェードがあると、エアコンの風が赤ちゃんに直接当たることを防ぐので、体温調節が苦手な新生児を持つママやパパに大変人気です。
リモコンで操作可能!リモートサンシェード付きモデル「エールベベ クルット シェリール」
現在の価格はコチラ |
製品詳細
- クルット シェリール
- 価格の目安:¥92,000~
- Amazon評価(2018/11):--
- 回転式
- ISOFIX
- イス型
- 公式HP
サンシェード付きのおすすめチャイルドシートとして、人気メーカーエールベベ(AILEBEBE)から発売されている「クルット シェリール」をご紹介。
リモコンでサンシェードの開閉が可能になっているので、運転席からでも赤ちゃんへの日差しをしっかりとブロック。
また足元までしっかりとカバーできるので、紫外線やエアコンからの風から赤ちゃんを守ることができます!
チャイルドシートの暑さ対策を検討しているママやパパは、一度チェックしておくことをおすすめします!
まとめ
ここまで、チャイルドシートの暑さ対策について解説をしてきましたが、いかがだったでしょうか。
夏場の車内は、赤ちゃんにとって大変危険な空間です。
チャイルドシートの暑さ対策、そして車内温度の管理をしっかりとすることで赤ちゃんの熱中症のリスクを減らすことができます。
この記事を読んで、しっかりと暑さ対策をするようにしてくださいね!
▶チャイルドシートの抜け出し防止策。効果的な方法で子どもをより安全に!
▶赤ちゃんがチャイルドシートで泣く原因は?効果的な13の対策方法やおすすめグッズをご紹介!