初心者必見!プロジェクターのベストな設置方法を解説
「プロジェクターを購入したけど置く場所に困っている」「これからプロジェクターを購入するけど、どうやって設置を行えばいいかわからない」というお悩みを抱えている人も多いのでは?
ここでは、プロジェクターの設置方法や場所について解説をしていきます。
収納や移動に便利な「プロジェクター台」や天吊り金具を使用し「天井への設置」は非常におすすめです。
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プロジェクターの設置方法
プロジェクターはどのように設置をするかによって、コストや使い勝手が異なってきます。
せっかく購入したプロジェクターであれば、邪魔にならずに快適に使用したいですよね!
設置の方法によってメリットやデメリットが異なりますので、一つずつ見ていきましょう。
プロジェクター台
まずプロジェクターの設置方法としておすすめしたいのは、「プロジェクター台」を使用して設置する方法。
落下防止のガードが付属しているプロジェクター台が多く発売されているので、安心して設置が可能です。また、スクリーンとの距離に合わせて高さを自由に調節することが出来ます。
購入費用として1万円~2万円程度かかってしまうのがデメリットです。
キャスターが付属しているタイプも
プロジェクター台には、折りたたんで収納することの出来る「三脚タイプ」と押すだけで移動させることが出来る「キャスタータイプ」の2種類が存在。
キャスタータイプは重いプロジェクターでも簡単に移動させることができるので大変便利です!
詳しいプロジェクター台の選び方やおすすめの商品は「三脚?キャスター?おすすめのプロジェクター台【選び方も解説】」で解説してますので、そちらも参考にしてください。
天井
次にご紹介するのは、専用の天吊り金具を購入して、天井に設置する方法です。
この方法であれば、ずっと同じ場所に固定できるので、使用時に毎回ピントの調節を行う必要がありません。
また天井に設置するので、床のスペースを広く使うことができ、邪魔にならないのもポイントです。
ただし、プロジェクター専用の天吊り金具の購入が必要に。天吊り金具は安いもので1,000円、高いものだと2万円を超すものもあります。
耐荷重には注意が必要
天吊りの金具によって耐荷重が異なるので、ご使用のプロジェクターと照らし合わせて購入を行うようにしましょう。
また、一部ご家庭では、天井の補強工事が必要な場合もあります。特に賃貸物件の場合は、天井の補強工事を行えない可能性もあるので、確認が必要です。
机や床
手軽に設置できるのが、スクリーン前の机の上や床です。設置のために何かを購入する必要がないので、コスト面で優れているといえます。
ただし、角度によってはピントがうまく調節できなかったり、生活する上で邪魔になる可能性があります。
また、誤ってプロジェクターを落下させたり、蹴ってしまうこともあるので、あまりおすすめはしません。
プロジェクター台や点吊り金具を購入するまでの、一時的な設置場所といったところでしょう。
プロジェクターの設置に必要なお部屋の広さは?
「我が家は狭いから、プロジェクターがちゃんと設置が出来るか心配!」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
実は、最近のプロジェクターはお部屋がさほど広くなくても、設置をすることが可能です。
6畳程度のお部屋で100インチの投影が可能
2018年売れ筋ナンバーワンのエプソン「EB-W05」を例にどれくらいの広さを必要とするか見てみましょう。
プロジェクターは、スクリーンに映像を映し出すために「投映距離」というものを必要とします。
以下の例ですと、60インチの画面を映し出すためには、最低でも172cmプロジェクターをスクリーンから離す必要があるということです。
【設置に必要な投影距離の目安】
スクリーンサイズ(16:9) | 必要な投映距離(最短) |
60インチ | 172cm |
80インチ | 231cm |
100インチ | 289cm |
多くの方は、80インチ~100インチの大画面で視聴したいでしょうから、231cm~289cm程度の距離を必要とします。
プロジェクターを購入の際は、スクリーンへの投映距離がきちんと確保できるかを確認する必要があります。
ちなみに、エプソン「EB-W05」の場合は、6畳程度(3.6m×2.7m)のお部屋の広さがあれば80インチ~100インチスクリーンへの投影が可能です。
短焦点プロジェクターならどのお部屋でも設置が可能
どうしても必要な投映距離が取れないというかたは、「短焦点プロジェクター(超短焦点プロジェクター)」をおすすめします。
ソニー(SONY)のポータブル超短焦点プロジェクター「LSPX-P1」の場合は、スクリーンから28cm離すだけで最大80インチの大画面を映し出すことが出来ます。
これなら、どんなお部屋でも簡単に設置することができますね!
【投影距離は確保できないならコチラ】
【比較】おすすめの短焦点プロジェクター【安いモデルや4Kモデルも!】
完全に真っ暗になるお部屋にしかプロジェクターは設置できない?
一般的な家庭用ホームプロジェクターは、画面の明るさを示す「ルーメン」がビジネスプロジェクターよりも低く設計されています。
そのため、なるべくお部屋を暗くして使用する必要があります。
お部屋が暗い方が、より映像が鮮明に観れますし、プロジェクター本体の性能を存分に発揮することが可能です。
ただし、お昼間の使用や家庭の事情によっては「完全に暗いお部屋」での視聴が困難なケースがあります。
そういった場合には、以下のような対策をとると良いでしょう。
画面の明るさ(ルーメン)が高いプロジェクターを選ぶ
一般的な家庭用ホームプロジェクターは、1000ルーメン(lm)程度。
しかし、これらはお部屋を暗くして使用することを前提として設計されています。
もしも、お部屋を暗くしての使用が困難な場合は、画面の明るさ(ルーメン)が高いプロジェクターを選ぶようにしましょう。
目安としては、2000ルーメン(lm)以上のモデル。「昼間の使用」「電気をつけたままでの使用」にも対応することが出来ます。
【プロジェクターの詳しい選び方についてはコチラ】
プロジェクターの上手な選び方【初心者に向けて分かり易く解説】
遮光カーテンを使用して外光を遮る
通常のカーテンを使用していても、どうしても光が差し込んできてしまうような場合、「遮光カーテン」を取り付けるのがおすすめです。
プロジェクターを設置する際の注意点
本体をしっかりと固定できているか
プロジェクターは非常に壊れやすい家電なので、絶対に衝撃を与えてはいけません。そのためしっかりと固定が可能な方法を選択しましょう。
また誤ってプロジェクターと接触してしまい、落下させてしまう可能性もあります。なるべく生活導線から少し離れた場所に設置を行うと良いでしょう。
適切な投影距離は確保できているか
先ほどもご紹介しましたが、スクリーンに綺麗な映像を映し出すためには、適切な投映距離が必要になってきます。
購入前に、プロジェクターを置く予定の位置、スクリーンを置く予定の位置をイメージ。どれくらいの投影距離が確保できるのかを確認するようにしましょう。
水平に設置がされているか
プロジェクター本体が、傾いている状態で設置を行うと、スクリーンに投影した際に「画面に歪み」が発生してしまいます。
必ずプロジェクター本体が水平になっているかを確認して設置を行う必要があります。