枕に使われる素材の定番と特徴
毎日使っている枕ですが、以外にもあまり気にされていないのが使われている素材です。素材によって枕の固さなどが変わり、枕選びには使われている素材は重要な要素です。そんな枕で使われている、定番の素材について紹介していきます。
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とっても重要!枕の定番素材
穀物素材で作られた枕
枕の中身に使われる素材として、かなりポピュラーなのがこの穀物素材です。穀物素材というのは、いわゆる植物を素材としたもので作物を原料としています。代表的なものにそばがらが挙げられるでしょう。
そばがらとは、その名の通りソバを原料としているものです。ソバを乾燥させてソバの実を取った後に残るカラの部分を枕の素材として利用します。自然素材をその原料としていますので、吸湿性や放熱性に優れています。
どんな方でも就寝中は非常に汗をかくため、この点は枕素材としては合っています。夏場では特に頭が涼しく感じる方が多くいるために、愛用者は多くいると言えるでしょう。
欠点としては、つぶれて粉々になった時に枕の中から漏れやすい点と、高温多湿の場所で長期間使用しなかった場合に害虫が発生する可能性がある点でしょう。またアレルギーの原因物質でもあるため、近年ではあまり重要が伸びていません。
動物素材で作られた枕
動物素材というのは、その素材の原料が動物性のものであるものをさします。枕の中身として使われる代表的な動物性素材と言えば、やはり羽毛でしょう。寝具だけでなく、防寒具の中綿などにも用いられる素材です。
羽毛はまとめて使われるが、一つ一つはダウンボールと呼ばれています。羽毛の真ん中から羽枝が広がるような形になっていて、羽毛同士があつまると、空気の層をつくるための空間がたくさんできます。
これによって保湿力を高め、防寒などにも非常に効果を発揮します。この羽毛を枕の素材として利用した場合には、頭を非常に柔らかく包み込む感覚と、ふわふわとした空気感を実感できます。
高さを出すのは苦手な素材と言えますが、やわらかな枕を好む方には良いでしょう。中に入っている羽毛の割合が多くなればなるほど値段は高価なものになります。
低反発ウレタン素材
人口素材によって作られた枕の素材と言えば、この低反発ウレタンと言えるでしょう。そもそもウレタンとは何かということになりますが、カルボニル基を介して、アミノ基とアルコール基が脱水縮合した化合物とされています。
シャボン玉の泡がたくさんつながったような形状となっているため非常に軽くクッション性にも優れています。この泡の固さを調整することによって全体のクッション性も調整できます。
低反発ウレタンは、軟質ウレタンフォームに粘性を加えたものとなっています。触り心地はお餅やマシュマロのようで、ゆっくりと圧をかけることで形状を変化させます。頭などの形状に合わせて変化することによって圧を分散させることが可能となっています。
欠点としては、洗えないことが挙げられるでしょう。汚れなどが気になる場合には、なるべく枕カバーなどを使うと良いでしょう。
パイプやビーズなどの素材
枕の素材としては最もオーソドックスなタイプのものと言えるのではないでしょうか。まずパイプ素材というのは、ストローを細かく切ったような形のものです。枕の外側から触ってもその形をはっきりと確認することができるでしょう。
高めの枕を好む方にとっては、高さをしっかりと出すことができるので好まれるでしょう。また洗うこともできるので、衛生面を気にする方には向いている素材と言えます。ビーズ型のものも特徴はほぼ同じということが言えるでしょう。
どちらにも共通している欠点と言えば、音です。擦れる音が大きくなりがちなものが多いので、頭を動かすと音がしてしまうので寝るときの寝返りの音が気になってしまう方には向かない素材と言えるでしょう。