羽毛・フェザー枕の魅力と素材の特徴
その字の通り、鳥の羽を使用する事でふんわりと柔らかな質感で人気の羽毛素材の枕。高級感のあるクッション性と寝心地にファンが多く、羽毛布団とセットで使う人もいます。そんな羽毛・フェザー枕の魅力や、素材の特徴から良い部分&悪い部分などを紹介します。
スポンサーリンク
羽毛・フェザー枕の魅力とは
日本では1970年代以降から枕の素材として使用され始め、現在でも多くの人が愛用しています。海外の映画などを見ていると、枕をぶつけ合って周囲に鳥の羽が舞っているシーンや、子供やペットが寝室を荒らして枕から羽毛が出てしまっているという場面をよく目にします。
海外では非常に一般的とされている羽毛の枕は、枕の中身の素材として非常に優れていて、生活習慣などが欧米化してきた現在の日本と相性が良く、多くのメーカーから発売されます。現在の日本国内でも羽毛でできた枕と言うのは、贅沢な品というイメージがありますが、実はそこまで高級品というわけではなく、一般大衆向けとしても作られています。
オススメの羽毛・フェザー枕
現在の価格はコチラ |
羽毛・フェザー枕の洗濯方法について
羽毛枕を日々のお手入れは、みなさんが想像しているよりも比較的簡単に行えます。羽毛枕の表面は、石けんを使用してこするように洗って行きます。表面の汚れがある程度落ちたら、簡単でいいので石けんを落としておきましょう。
その後、中性洗剤もしくは洗濯用洗剤をバケツや桶に入れ、ぬるま湯を張って枕を入れます。時間にしてだいたい10分程度、優しくもみ洗いして染み込んだ汚れを押し出しましょう。力任せに洗ってしまうと、枕の中の羽根が折れてしまう事もあるので注意が必要です。
しかし問題は、液体の物(コーヒーやお茶、もしくは血など)を羽毛枕にこぼした場合です。基本的にこういった事で汚れた羽毛枕はクリーニングに出す事をおすすめしますが、羽毛枕を自宅で洗うのであれば、きれいな水で何回もすすぎを行う事と、洗濯機を使用して短時間だけ脱水する事、そして日当りの良い場所での吊り干し、この事に注意しながら、自己責任で行いましょう。
羽毛・フェザー枕の特徴とは
古くは穀物や木材殻などを使用して作る事が多かった日本の枕事情は硬い質感が主流でした。しかし高度経済成長に伴い生活が欧米かして行くにつれてベッド等の寝具が普及した事で、柔らかい素材の枕を好む人が多くなり、羽毛枕は急速に一般家庭へと普及していったのです。
そうです、他の素材には無い羽毛枕の特徴と言えば、その柔らかな弾力とふんわり感です。とはいっても、柔らかいだけで底つき感があるかと言えばそうではなく、沈み込みも良好で、頭部の重さに合わせた適度な沈み込みと、天然素材ならではの特徴が存在します。
羽毛・フェザー枕の良いところ
羽毛枕に使われている羽根は、水鳥の羽根を洗浄消臭することで作られる天然素材です。水鳥が体温を調節する為に纏っている為、非常に通気性が良く保温にもすぐれていて、吸湿性、また発散性においても高い能力を持ち、枕の素材として申し分のない性能です。
冬場は首元があたたかく、夏場は温度がこもらずムレにくいというメリットを持ちます。
羽毛・フェザー枕の悪いところ
枕の素材として申し分の無い特徴を持っていますが、残念ながらデメリットもあります。天然素材なため、もちろんアレルギー体質な人には向きません。羽毛枕の一番のデメリットは、羽毛素材独特なニオイがあるものも多いと言う事です。
粗悪な製品であればある程、水鳥のニオイが除去できていないのと、鳥の羽根自体に骨があるので、枕から飛び出てきてしまうというデメリットもあります。