絹わた枕の魅力と素材の特徴
定番の枕素材といえば、シルクを使用した真綿を中袋に詰めてクッション性を出した絹わた枕。シルクと言っても真綿は製法が違っていて、また綿という文字がつきますがコットンではない。そんな絹わた枕の魅力や、素材の特徴から良い部分&悪い部分などを紹介していきます。
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絹わた枕の魅力とは
絹わたというのは、蚕の繭からとったシルクの事ですが、シルクと若干違うのは、真綿という呼び名の通りわた状のまま枕の中身に使用していると言う点であり、シルク独特の光沢感や滑らかな肌触りに関してはとくに関係がありません。
しかし、そのふんわりと柔らかな質感に、密着感があるのに通気性もある性質。まさに枕のなかでも最高級というべき、すばらしい寝心地を提供してくれる魅力の素材で、家庭で洗うのが難しいと言う所いがいは、何一つ問題の見つからない枕なのです。
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絹わた枕の洗濯方法について
絹わた枕を水洗いするのは、綿のクッション性が無くなってしまう事もあるので厳禁です。長期的な使用による汚れやニオイといった物を洗濯する場合はドライクリーニングしましょう。基本的に絹わた枕の洗濯はクリーニング業者に依頼するのが良いでしょう。
絹わた枕は手入れがしにくいため、使用する際は枕カバーが必須と言えます。比較的厚手の枕カバーを使用する事を前提に枕を選ぶ事が長く使うコツになります。絹わた枕を干すときは、風通しの良い陰干しで行う事が適切です。
日干しするときはカバーを使用して短時間にしないと生地が焼けたり変色します。長期保管する際は湿気をしっかりと抜ききってから、通気性の良い布団袋に入れて、防虫剤を入れないと、絹なので虫が発生してしまう恐れがあります。
絹わた枕の特徴とは
絹わたは、非常に爽やかな使い心地がなによりの特徴と言えるでしょう。通常のコットンの1.5倍近くの吸収性を持っていて、汗や熱などをしっかり吸収。また吸収した湿度を外に逃がす事にも長けているので、蒸れる事無く使えます。
絹は、それ自体が非常に長い繊維でありながら、糸切れが非常に起こりづらいため、枕の中身として使用していても綿埃になりにくく、ベッド周辺を綺麗に使えます。ホコリを気にする人や、アレルギー体質の人にもおすすめ出来る素材なのです。
絹わた枕の良いところ
絹繊維、つまりシルクや真綿というのは、繊維質が三角形となっているので、枕の表面に使用した場合、すばらしい光沢と滑らかな触り心地が高級感を演出してくれます。とはいっても、クッション性に関する枕の中身に絹わたを使用した場合は関係ありません。
ですが、動物繊維である絹わたには、天然素材ならでわの魅力が沢山詰まっているのです。まずはその吸湿性能、蚕が自身の居住区として使う繭ですから過ごしやすいのはあたりまえ。真夏の寝苦しい夜でも、頭部周辺の湿度を取り除き、朝まで目が覚める事はありません。
さらに通気性が良く、放湿性能にも優れている為熱がこもらず快適にに過ごせるのです。まさに、蚕が進化の為に身につけた英知を利用出来る、最高の枕素材が絹わたなのです。
絹わた枕の悪いところ
枕の中身に使われる素材の中でもトップレベルの快適さを誇る絹わたですが、水に弱いので、枕を洗濯したいと思っても、なかなか自宅で出来ないのが難点です。
さらに、紫外線に弱い為、直射日光を絹わた枕に当てすぎてしまうと、枕が黄色く変化してしまったり、劣化を早めてしまうという恐れがあります。また、摩擦にも強くないので、毎日使用する枕のなかで真綿同士がこすれて劣化します。その劣化の速度も、他の素材と比較した場合かなり早いのがデメリットと言えるでしょう。