籾殻(もみがら)枕の魅力と素材の特徴
稲から取れる籾殻(もみがら)は日本でも古くから枕の中身として親しまれた素材です。地方によって籾殻は「あらぬか」「すりぬか」「もみぬか」などと名前を変えて呼ばれます。そんな籾殻(もみがら)枕の魅力や、素材の特徴から良い部分&悪い部分などまで紹介します。
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籾殻(もみがら)枕の魅力とは
日本人に最適な反発力を持った枕、といった呼び声も高い籾殻(もみがら)を使用した枕は、蕎麦がら枕等と同様の天然素材を使用した枕として日本古来から親しまれてきましたが、現在では不思議と知名度が低く、ご年配の方達しか使用した事がないかもしれません。
しかし籾殻(もみがら)枕は他の天然素材よりも腐食しにくい性質があるため枕に最適です。また。もっちりした質感でありながら比較的硬めの枕なため、フィット感も高いのです。
籾殻(もみがら)枕の洗濯方法について
籾殻(もみがら)は、天然素材の中でも腐りにくい性質があるため、枕ごと天日干しすれば、比較的長期間使用する事ができますが、中には「洗いたい」と言う人が居るかもしれません。
籾殻(もみがら)枕は中身ごと選択してしまうと、枕の中で濡れた籾殻(もみがら)が乾きにくく、乾かない中心部分だけが腐ってしまう場合もあるので、籾殻を外に出して天日干しして、枕のカバーを洗濯機で洗うことで、サッパリと使用する事が出来るので覚えておきましょう。
他の天然素材と比べて細かい素材なので、煮沸したりするのはあまり好ましくなく、籾殻(もみがら)が粉々になってしまう場合があるので、その場合は買い換えるのがおすすめ。籾殻自体は通販で安く手に入るので、気分を入れ替えたいときは中身ごと入れ替えましょう。
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籾殻(もみがら)枕の特徴とは
枕の基本形として、古くから多くの日本人が使用してきた伝統ある枕の素材と言えば、稲からとれる籾殻(もみがら)を使用することで、絶妙な硬さのある籾殻(もみがら)枕です。
籾殻(もみがら)枕の特徴と言えば、真っ先に出てくるのが低反発枕のようなモッちりさと、それでいて沈み込みにくい絶妙な硬さ、そして夢見心地の素晴らしい香りが上げられます。籾殻(もみがら)の枕は耳障りもよく音も比較的静かなのが特徴ですが、知名度は今イチです。
籾殻(もみがら)枕の良いところ
天然素材を使用している枕の中でも、籾殻(もみがら)枕は腐食しにくいのが良い所でしょう。腐食しにくさと言えば、稲農家が肥料にしようにも、なかなか腐らなくて困ってしまう程で、結局焼いて炭にしてから撒いたほうが楽なのでは?と言われる程に腐食しにくいため、枕として使用することで、頭部の汗を吸ったり、すこし雑に保管しても大丈夫な所や、籾殻(もみがら)枕の手入れ自体も、普段は天日干しをするだけで大丈夫なのもメリットです。
また、もちもちしたクッション性と、浅い沈み込みのため肩こりにも効果的であり、籾殻(もみがら)が適度に動いてくれるため、寝返りを打ってもちょうど良い高さになります。
籾殻(もみがら)枕の悪いところ
籾殻は他の天然素材と比べて中身自体が細かいため、枕の生地によっては外に出てき易く、それがあって現在ではあまり多くの人が使っていないため、手に入りにくいのがデメリットです。
しかし最近では、オーガニック栽培の籾殻(もみがら)枕なども注目されてきているため、流行に敏感な人は籾殻(もみがら)枕を使用している事も多く、普及するまでにはもう少し時間がかかるかもしれないので、気長に待つしか無いのもデメリットと言えるかもしれません。
とは言っても、籾殻さえ手に入れば自分で最適な高さの枕が作れると言うのもあるので、普及して行くのを待っているくらいなら、籾殻を買って作ってみてはいかがでしょうか?