蕎麦がら枕の魅力と素材の特徴
日本国内でも古くから枕の中身に使われる素材として多くの人に親しまれる蕎麦がら枕。その名の通り、食べ物の蕎麦の粉に使用される蕎麦の実の殻を使用して作られています。そんな蕎麦がら枕の魅力や、素材の特徴から良い部分&悪い部分などまで紹介します。
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蕎麦がら枕の魅力とは
古くから使われている蕎麦がら枕は、最近流行のウレタン系枕等と違い熱がこもらず、パイプ系枕よりも耳あたりが良いため、横向きに寝ても痛くならない魅力があります。
寝返りをうっても首筋の高さが変わりにくいため、他の素材の枕よりも安定感があり、頭の沈み込みも深すぎないため、サラッとした使い心地なのが魅力の素材です。ここでは、おすすめの蕎麦がら枕と、蕎麦殻枕の洗い方について触れて行きます。
オススメの蕎麦がら枕
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蕎麦がら枕の洗濯方法について
蕎麦がらというのは水洗いが出来ないため、枕の中身を出して日光で殺菌するのがおすすめ。新聞紙やブルーシート等に蕎麦がらを広げて、しっかりと天日干しするのが良いでしょう。
水洗いしてしまうと蕎麦がらが腐ってしまったり、雑菌が繁殖してしまう事もあります。もちろん睡眠時の汗などを吸収するので、湿度が高い時にも注意が必要です。
それでもちゃんと選択したい!というのであれば、大きめのアルミ鍋等を用意して、中身の蕎麦がらを煮沸洗浄し、ザルなどでしっかりと水をきって天日干ししましょう。乾いた蕎麦がらを目の大きめなザルに入れて粉になった蕎麦がらを振り分けて枕に戻します。ちなみに、枕に入れる蕎麦がらは滅菌済みの物があるので、入れ替えも可能です。
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蕎麦がら枕の特徴とは
蕎麦がらというのは、お蕎麦の麺を作る時に使用する蕎麦粉となる蕎麦の実の殻を乾燥させる事で枕の中身として使用している、日本でも古くから親しまれている素材です。
重量感があるため睡眠時の頭部を安定させ、寝相が悪くても枕が動きにくいのが特徴です。比較的硬めの枕として分類される蕎麦がら枕は、枕の中でも定番の素材として人気です。
蕎麦がら枕の良いところ
非常に高い通気性を持っているため、寝ている間の頭部にこもり易い熱気を外に逃がし、後頭部にニキビが出来易い人や、ムレて眠りにくいといった悩みを解決してくれます。
また、吸湿性にも長けているので、汗等の余分な水分をしっかり吸収してくれる上に、使用していない間に水分を外部へ放出してくれているという、枕に最適な素材です。
重量感やボリューム感があるにも関わらず、リーズナブルな価格で手に入るのも魅力で、ほのかに香るナチュラルで日本人の心を落ち着かせる香りも人気が高い理由と言えます。
現在のように化学繊維などが氾濫している世の中でも寝具コーナーには蕎麦がら枕があり、それだけ多くの人から支持されているという事が伺えると思います。
蕎麦がら枕の悪いところ
蕎麦がら枕は、使用していると頭部の重量によって中身の蕎麦がらが潰れ、粉が出る事があり、本当に若干ですが、布団やベッドの枕周りが他の枕を使用するより汚れ易い事があります。また、蕎麦がらのデメリットは天然素材のため管理が悪いと虫が湧いたり腐る事です。
梅雨の時期や夏場などの湿度が高く室温が上がり易い時期は、風通しの良くない場所や、ジメジメした場所に長期保管すると虫が湧く事があるので天日干しが必要となります。そういったデメリットからも、アレルギーを持っている人や、喘息の人にはおすすめ出来ず、来客用として押し入れに長期間入れておく枕としても使えないので注意が必要です。
また、人によっては寝る時に中で蕎麦がらがゴソゴソと動く音が気になる人もいます。それに人間工学に基づいた枕等と違うので、フィット感も良好とは言えません。