赤ちゃんの枕はいつから使い始めるべきか
「赤ちゃんって枕必要なの?、いつから枕を使わせてあげればいいの?」初めての赤ちゃんを育てるお母さんやお父さんの中で、このことについてふと疑問に思ったことがある方はいらっしゃいませんか。
ここでは赤ちゃんにとって果たして枕は必要なのか、もし必要とすればどのようなものを選んであげればよいのか、またその枕はいつから使い始めるべきなのかについて解説していきます。
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赤ちゃんの枕はいつから?
絶壁頭を防ぐために枕を使用したいとは考えているものの、生後何カ月から使えば良いのかを気にしているお母さんが多いようです。具体的に枕を使う場合には、いつからがよいのか、赤ちゃんの成長具合と合わせながら確認していきます。
首がすわっているか
赤ちゃんが枕を使ってもよいかどうかの基準として、もっとも分かりやすいのが、「首がすわっているかどうか」でしょう。特に絶壁頭帽子のためのドーナツ型枕を使おうと考えているお母さんは覚えておきましょう。
それまではどちらかというと、軽い傾斜のついているだけのベビー枕やタオルを折ったものを使用するのがおすすめ。首や気管に余計な負担をかけないことを優先的に考えるべき時期です。
首が座る前の時期にもドーナツ型の枕を使用することはできますが、その際には極力高さのないものを選ぶようにすると良いでしょう。
寝返りが始まってから枕を使う?
初めて赤ちゃんを育てているお母さんの中には、寝返りを打ちはじめてから枕を使うことを考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、これは正直言ってあまり意味がありません。
寝返りが始まってからの赤ちゃんは眠っている間に本当に良く動きます。枕を使おうと思っても、すぐに枕がないところに移動してしまうので枕の意味がありません。寝返りが始まってからしばらくは枕は必要なくなるでしょう。
赤ちゃんに枕は必要?
ではそもそも赤ちゃんにとって枕が本当に必要なのかについて考えていきましょう。まず枕というのは基本的に快眠するために使うものであり、赤ちゃんにとっても快眠のために必要かということなのですが、これにはちょっと疑問が残ります。
というのも、赤ちゃんが快眠をするための条件というのは枕によって決まるものではありません。つまり、大人のように枕によって気持ち良く眠ることが出来るかどうかが変わるわけではないのです。
赤ちゃんが快眠するための条件
では赤ちゃんは一体どのような条件が揃えば快眠できるのでしょうか。枕とは関係のない赤ちゃんが気持ち良く眠るための条件について確認しておきましょう。
お腹がすいていないか
これは赤ちゃんに限った話ではないかもしれませんが、お腹が一杯になれば赤ちゃんは眠くなります。お母さんのおっぱいを飲みながら眠ってしまう赤ちゃんもいるくらいです。まずはきちんとした食事のリズムと量で、赤ちゃんのお腹を満たしてあげましょう。
おむつはすっきりした状態か
当たり前の話ですが、赤ちゃんはトイレでおしっこやうんちをするわけではなく、おむつにそのままします。これによっておむつが不快になれば赤ちゃんは気持ち悪くなり、快適に眠ることはできません。こまめにおむつの状態をチェックして交換してあげましょう。
室内の気温は適切か
赤ちゃんにとって室内の気温が暑すぎたり寒すぎたりすれば決して気持ち良く眠ることなどできません。暑すぎれば汗をかき、アセモになってしまえばなおさら、寒すぎれば当然風邪をひいてしまいます。温度には気を使ってあげましょう。
赤ちゃんにとって枕が必要な理由とは
上記のように、赤ちゃんが気持ち良く眠るためには、枕自体はあまり関係がないと言えるかもしれません。ではそもそも赤ちゃんにとって枕を使う理由はなんなのかと言えば、それは頭の形であると考える方が多いでしょう。
実際に赤ちゃんが使うまくらとして非常に有名なドーナツ枕も、その形状によって絶壁頭を予防することを目的としたものがほとんどです。つまり赤ちゃんの頭の形を心配するのであれば枕を使うことを検討すればよいということになります。
もちろんその赤ちゃんが使う枕も素材や機能性によって、より快適な睡眠が出来るように考えて作られたものもあるでしょう。ただしあくまでも赤ちゃんにとって枕を使う大きな要因は頭の形をケアするためのものとなっています。
赤ちゃんのため枕選び
赤ちゃんのために使う枕のほどんどは、赤ちゃんの頭の形をケアするため、いわゆる絶壁頭と言われる頭の形にしないため使用されますが、実際にどんな枕を選んであげるべきなのでしょうか。
形や素材、高さに至るまで様々な要素から、赤ちゃんのために使う枕についてどんな枕を選んであげるべきなのかについて確認していきましょう。
赤ちゃん枕はドーナツ型?
赤ちゃんのために使うベビー枕として、最もポピュラーな形と言えばやはりドーナツ型の枕ではないでしょうか。これは赤ちゃんの後頭部に体重がかかることを避け、絶壁頭になってしまわないようにドーナツの形をしています。
日本では多くのお母さんが赤ちゃんのためにドーナツ型の枕を選んでいるようですが、それ以外にも10度前後の角度がついたベビー枕(スリーピングピロー)もあり、履き戻しや鼻づまりを軽減させるための効果が期待されているようです。
ただし、あくまでも絶壁頭にしないためのベビー枕選びであれば、形状の面に関しては今のところドーナツ型の枕が第一選択になってくると言えるでしょう。
赤ちゃんにあった枕の高さ
赤ちゃんの枕を選ぶ上で非常に大切なのが、枕の高さです。大前提として高すぎる枕を赤ちゃんに使うのは避けましょう。特に首が座っていないうちに高すぎる枕を使うと気道を圧迫してしまうこともあるので注意しましょう。
基本的に首が座る前の赤ちゃんに枕を使う場合は、極力高さがないものが良いでしょう。首が座ってからも首が曲がらない高さ、首を圧迫しない高さの枕を選ぶようにしましょう。
また、ドーナツ型の枕に関しては、穴の部分があまり深すぎないものがおすすめです。赤ちゃんにとって不自然に首が持ち上がり頭が下がる体勢は決して良いとは言えません。頭の形を気にしすぎるあまり深すぎるドーナツ枕は避けましょう。
赤ちゃんの枕に選びたい素材
続いて赤ちゃんの枕選びに気にしておきたいのが、枕の素材です。赤ちゃんの肌にやさしくおすすめなのはコットン素材です。人気となっているのはオーガニックコットンです。ガーゼやパイル生地の枕も人気です。
また素材選びでおさえておきたいのは、必ず丸洗いしてもよいかどうか。汗をかいたりするのはもちろん、吐き戻しなどもあるため、赤ちゃんの枕はどうしても汚しやすいものです。現在販売されている多くのベビー枕は丸洗いOKとなっていますが、念の為確認しておくと良いでしょう。