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もう疲れない!シャーペンの正しい持ち方と矯正方法

シャープペンシルの持ち方

シャーペンは文房具の中でも優れたアイテムです。しかしそんな優れたアイテムでも正しく使えなければ宝の持ち腐れです。

硬筆を習っている方はご存知かと思いますが、正しい持ち方と姿勢をとることで綺麗な字を書くことができるのです。あるいは疲れず長時間書くこともできます。

こちらではシャーペンの正しい持ち方と矯正方法をご紹介していきます。

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正しくシャープペンシルを持つメリットとは?

正しくシャープペンシルを持つメリットとは?

正しくシャーペンを持つことがどのようなメリットを与えてくれるのか、少し詳しく見ていきましょう。

先述通り、正しく持つことで綺麗な字を疲れず書くことができるのです。正しく美しい持ち方身につけると、速く大量に文字を見やすく書けるようになります。そうすることで学習あるいは仕事効率が上がるのです。

学生であれば特に学力向上に繋がります。ある調査で50人の東大生の鉛筆あるいはシャーペンの持ち方を調べた結果、80%の東大生が正しく美しい持ち方をしていたそうです。

もちろんこれだけで誰もが東大生になるというわけではありません。しかし東大生になるような人はすべからく正しい持ち方をしているため、学習効率が良かったのだろうと推察されます。

このようにシャーペンを使った筆記における字の美しさと作業効率が向上するというメリットは確実にあるわけです。

間違った持ち方の弊害

間違った持ち方をすれば様々な箇所に負担をかけることになります。また間違った持ち方にはいくつか名称と特徴があります。いくつかの持ち方をその弊害と一緒にご紹介しておきましょう。

垂直持ち

シャーペンを垂直に立て、指で強く握り過ぎる持ち方です。肩にも力が入るため疲労度は2倍となります。このとき体や首を曲げて書く人もいます。そのため癖字になる傾向が高いとも言われています。

親指くるみ持ち

人差し指で親指をくるんで持つ方法です。一見きれいな持ち方に見えますが、これも癖字の原因となります。正しい持ち方に比較的矯正し易い持ち方とも言われています。

中指外掛け持ち

中指は本来正しく持てばシャーペンを下から支える位置にありますが、この持ち方は中指も上からシャーペンに力をかけるため、正しい持ち方よりも指に負担がかかります。

見た目でも不思議な持ち方ですが、中学生に多く見られます。美しい文字を書くには難しい持ち方ですので、癖字乱字になりがちです。

シャープペンシルの正しい持ち方

シャープペンシルの正しい持ち方

それではシャーペンを正しく持つ方法をご説明していきます。既に正しく持てていると思っている方ももう一度確認しておきましょう。

  1. まず親指と人差し指と中指で三角形を作り、その間にシャーペンを通します。つまりこの3本の指のみでシャーペンを持ちます。
  2. 先端から3cmくらいの場所を親指と人差し指で持ちます。中指はシャーペンを下から支えるように、添えるように持ちます。

このように持つことで、3本の指全てが曲げ伸ばししやすく、コントロールしやすくなるのでシャーペンを滑らかに動かすことができ、綺麗な字や線を書きやすくなります。

手首は固定した状態で筆記することにより、余分な力がかからずスムーズに動かすことができるようになります。止め・撥ね・払いなどの加減もしやすくなるのがポイントです。

さらに上手くシャーペンを動かしたいのであれば、小指の接地部分も意識してみましょう。手の側面をべったり紙あるいは机に着けている人も多いと思います。

しかし、手首と小指の第一関節から上の部分だけ着けると、コントロールがしやすくなります。夏など手の汗によって紙がべとついて書きにくいなどの問題もこれで解決します。

またペン軸を立てすぎたり寝かせすぎたりすると、ペン先の動きが制限されてしまうため、紙や机に対して45°くらいがベストとなります。

シャープペンシル以外のペンの持ち方

万年筆やボールペンとシャーペンは少し持ち方や角度が違います。どれも同じような持ち方をすると綺麗な字が書けない、疲れるなど使い勝手が変わってくるので、どれも正しい持ち方をしましょう。

万年筆

シャーペンと持ち方は変わりません。ただ書きたい字幅に応じて当てる角度が変わります。シャーペンよりもやや立て気味で55~60°程度となっています。これは先端がシャーペンよりもさらに細く、寝かせてしまうとインクが紙にしみてしまうため、という理由もあります。

>>万年筆の使い方(書き方・持ち方)

ボールペン

ボールペンは万年筆よりもさらに立てて使用します。角度としては60~90°となっています。また持ち方もシャーペンと少し違います。人差し指の第二関節までをペンに巻き付けるようにして持ちます。つまりシャーペンの持ち方をして人差し指だけ位置を変える形になります。

ボールペンは先端部にインクの付いたボールが回転することにより、常にインクを出し続けることが可能となっています。

そのため口金から出ているボールと紙の接触部分が角度によっては狭くなってしまうため、上手く字を書くことが出来なくなってしまいます。角度を上げるほど接触部分が大きくなるので、綺麗に字を書くことができるのです。

正しいシャープペンシルの持ち方トレーニング方法

さて、ここまで正しい持ち方を見てきた中で、自分の持ち方は違う、と思った方もみえるかもしれません。そうなると正しい方法に直したいところです。

しかし大人になった方だと、もう今更正しい持ち方に矯正なんてできない...と諦めている方もみえるのではないでしょうか。それは時期尚早と言うものです。何歳になっても正しい持ち方に直すことは可能です。

確かに幼児や小学生よりかは時間がかかるかもしれません。彼らはまだ書き出しで持ち方に慣れていないため矯正し易いだけなのです。しかし、多少時間はかかっても正しい持ち方にすることで先述のようなメリットが得られるのは大きいです。

だからこそこのタイミングで直していきましょう。それではその方法をご紹介していきます。その行程は主に3つになります。

  1. 1日1回正しい持ち方で1文字書いてみる
  2. 1文字書けたら書く文字数を増やしてみる
  3. 正しい持ち方と以前の自分の持ち方を組み合わせて書いてみる

それでは1つずつ行程を見ていきましょう。

1日1回正しい持ち方で1文字書いてみる

正しい持ち方に変えたところでそれで字が書けなければ意味がありません。まずは1文字だけ書いてみましょう。字は何でもいいですが最初は簡単なものにしましょう。書き慣れている自分の名前の漢字でもいいです。

最初は上手く書けないと思います。それもそのはず、これまで間違った持ち方で書いてきたためそれに合わせて手の筋肉が発達してしまい、正しい持ち方に必要な筋肉が揃っていないからです。

文字を書き出した幼児の時と同じですね。彼らは必要な筋肉がないために、蛇が這いずったような字しか書けないのです。あるいは利き手ではないほうで書いた文字と同じような物かもしれません。

そこまでではないにしろ、最近は見なかったような酷い字になっていることでしょう。しかしそれでいいのです。まずは1文字だけ書く練習をして体に慣れさせていくことが大事なのです。

1文字書けたら書く文字数を増やしてみる

4、5日から1週間ほどすると少しだけ濃くしっかりとした字を書けるようになってくる事とも思います。それ以上かかる方もいるため、1週間経ってあまり変わってなくても諦めず根気よく練習していきましょう。

さて1文字が上達してきた人は、今度は2文字、3文字と増やしていってください。文字数は任せますが、手が痛くなる前にやめましょう。無理をすると挫折あるいは練習が続かなくなる原因となります。

ダイエットなどもそうですが、辛い思いをすると以降に繋がらなくなってしまうのです。練習はあくまでもマイペースに無理をしないレベルで行いましょう。

正しい持ち方と以前の自分の持ち方を組み合わせて書いてみる

3週間ほど経つころには正しい持ち方の時でも力が入った文字が書けるようになっていると思います。人間は1つのことに慣れるまでに3週間は必要とすると言われています。毎日地道に頑張ってきた人ならきっと書けるようになっているでしょう。

正しい持ち方に慣れてきたら、これも無理をしない範囲でいけるところまで文章を書いてみてください。まだ筋肉が出来上がってきた頃なので疲れやすくなっていると思います。休み休みで良いので正しい持ち方を崩さないようにしましょう。

疲れてきたら以前行っていた持ち方にしてもらっていいのでしばらく書き、疲れが取れてきたら正しい持ち方にするという方法を取ってください。

ランニングとウォーキングを交互に行うようなものです。行けるところまでランニングを行い、疲れたらウォーキング、息が整って来たら再びランニングと言った形です。

こうすることで正しい持ち方で書く時間や文字数を増やしていけますし、必要な筋力をつけていけます

この方法で練習を行っていけば1カ月を過ぎることには無意識に正しい持ち方でも字が書けるようになってくるはずです。とは言えまだ筋力は不十分で、長時間の筆記や素早く書くことが難しいでしょう。

臨機応変に以前の持ち方と併用しつつ、いずれは全ての字を正しい持ち方で書ければ問題ありません。要は焦らないことです。支障のない範囲で正しい持ち方で速記などにもチャレンジしていくことで、対応できるようになります。

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シャープペンシルの持ち方矯正グッズ

シャープペンシルの持ち方矯正グッズ

持ち方を強制させる方法はご紹介させていただきましたが、それだけでは不安と言う方もみえると思います。特にお子さんには何度教えても正しい持ち方を維持できない、という方もみえるでしょう。

そこでここからは矯正器具や正しい持ち方になりやすいシャーペンなどをご紹介していきます。

矯正器具

矯正器具としてはグリップ部分に装着するものが一般的です。クツワの「STAD プニュグリップ」などがあります。ただこのタイプのものは鉛筆に装着して使うことが主でシャーペンには向きません。

ただ鉛筆とシャーペンの持ち方はほぼ同じであるため、まずはこれを付けた鉛筆で練習してみるのもいいでしょう。グリップ部分に3本の指を当てる凹みがあり、そこに沿って指を添えることによって正しい持ち方になります。

現在の価格はコチラ

正しい持ち方になりやすいシャーペン

STABILOから販売されている「イージーエルゴ」と言う商品がオススメです。こちらは指を添えるグリップ部分に最初から凹みが付いており、そこに指を当てることで自然と正しい持ち方になりやすくなっています。

右手用、左手用とあるため、左利きの人でも安心して購入できます。1つ難点なのは芯が1.4mmとかなり太いことです。これに慣れたら使いやすい芯のシャーペンに変えて練習するといいでしょう。

現在の価格はコチラ

またはコクヨの「鉛筆シャープ」もオススメです。六角軸となっているので鉛筆を持つような感覚で使用することができます。そのため鉛筆と同じような持ち方ができるので、正しい持ち方の練習がしやすくなっています。

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