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文房具の定番!シャーペン(シャープペンシル)とは?

シャープペンシルって何?

普段、勉強や仕事、日常生活の中でも使うシャーペン。何かを書く上では必需品とも言える文具で、シャーペンと略されるほど人々から愛されています。しかし、このシャーペンの事をどれだけ知ってみえるでしょうか?

そのシャーペンの概要や歴史、種類を知ることでさらに愛着がわくようになると思います。こちらでは文具の定番であるシャーペンの基礎知識をご紹介していきます。

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そもそも、シャープペンシルとは?

そもそも、シャープペンシルとは?

シャープペンシルは、細い黒鉛の芯を繰り出して用いる機械式筆記用具のことを言います。略称で「シャープ」、「シャーペン」とも呼ばれ「シャープペン」の表記も一般に見られます。名称の種類は後述しますが、こちらでは略称をシャーペンと呼ばせていただきます。

鉛筆と異なり、本体の握り部分と芯が分離され芯の補充が可能となっており、鉛筆の代替品として広く用いられます。鉛筆のように短くなることで使えなくなることは無いため、壊れない限りは長期的に使用できるのがポイントです。

>>シャーペンの芯とは?硬さや太さを徹底解説!

また、鉛筆では書き続けると芯の先端が丸く太くなって細かい筆記操作がし辛くなっていますが、シャーペンの芯は書き続けても芯の太さは変わらないため、鉛筆削りを使用して削る必要がなく筆記操作がしやすいくなっています。

しかし、最近シャーペン専用の鉛筆削りと言うこれまでの常識を覆す商品も発売され注目を集めています。

シャープペンシルの語源や由来

ではこのシャーペンの正式名称「シャープペンシル」と言う名前の由来は何でしょうか。

シャープペンシルと言う名前は、日本の商標「エバー・レディ・シャープ・ペンシル(Ever ready sharp pencil;常備芯尖鉛筆)」に由来しますが、この名前はアメリカでそれ以前から「Eversharp Pencill(エバー・シャープ・ペンシル;常に鋭い鉛筆)」と言う商標の呼び名があり、そこから付けられました。

つまり、日本に伝来し商標登録された名称が由来となっているわけですね。伝来の経緯は後ほどご紹介します。 ちなみに、このシャープペンシルの名称が由来となって出来た会社が電化製品メーカーの「シャープ」になります。これも歴史に関わることなので後述にて。

シャープペンシルの名称の種類

先述した通りシャープペンシルにはいくつかの略称が存在します。

  • シャーペン
  • シャープペン
  • シャープ
  • ペンシル

よく聞くのはこちらでも採用させていただいているシャーペンでしょう。「シャープペン」も私は友人から呼んでいるのを聞いたことがあります。 「シャープ」や「ペンシル」はなかなか触れることがないですが、どちらも略称として呼ばれているようです。

特にペンシルはドイツで呼ばれる略称です。 文具ブランドのラミーの社長もインタビューでシャープペンシルをペンシルと呼んでいた記録が残っています。また外国製のシャープペンシルを「ペンシル」と表記している商品も多いとのことです。 これは黒鉛の芯を使う筆記用具の総称として一括りにしている意味もあるようです。

ただ語源としてはシャーペンが一番言いやすく伝わりやすいかもしれません。 シャープペンシルは先述通り商標登録された名称です。そのため場所によっては呼ばれ方も違います。アメリカ合衆国では「mechanical pencil(メカニカル・ペンシル)」、イギリスでは「propelling pencil(プロぺリン・ペンシル)」と呼ばれます。

皆さん勘違いしがちですが、「ほっかいろ」や「ホッチキス」はシャープペンシル同様商標登録された名称なので本来であればどの商品も同じ名称を使うことができないのです。

ほっかいろは白元が登録したカイロの商品名であり、ホッチキスは伊藤喜商店が買い取った商標で、元来はステープラーと言います。 シャープペンシルもそうですが、この商標登録された名称が一般化し、呼ばれるようになったのです。そのため呼ぶ分にはいいですが、商品として使うと罰せられる可能性もあるのです。

シャープペンシルの歴史

シャープペンシルの歴史

ではこの便利なシャーペンはどのように誕生したのでしょうか。 確認される最古のシャーペンは1791年に沈没したHMSパンドラから見つかりました。そうなると実際の発明はこれより前に遡ると考えられます。

またそのおよそ30年後の1822年にイギリスのサンプソン・モーダンが発明し特許を出願したシャーペンもあります。しかし発明が早すぎたのか、普及することは無かったようです。

現在のシャーペンの原型はユダヤ系クロアチア人のスラボリューブ・ペンカーラが1906年にオートマチックペンシルと名付けられた物で、翌年の1907年には世界初の固体インクの万年筆を発明しました。これにより彼はシャープペンシルの父の1人と考えられています。

1915年に早川金属工業の創業者である早川徳次が本業の傍ら金属製繰出鉛筆を発明しました。「早川式繰出鉛筆」として特許を取得しました。初期のものは芯が太かったのですが、翌年1916年に芯をさらに細いものに改良し「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」と改名しました。

これが先ほど紹介したシャーペンの名の由来であり、この会社が後のシャープとなりました。またこの名称は創業者の早川のアイデアではなく、知り合いであった福井商店の福井庄次郎が輸入時に名付けたものでした。

ちなみにこれ以前の繰出鉛筆はセルロイド製であり、非常に壊れやすいものでしたが、この金属製となったことで実用に耐えるものになりました。

ただし、この時出来たものは現在のノック式ではなかったのですが、1960年にはシャーペンと扱う各社がノック式機構を開発、大日本文具(現ぺんてる)による新しい芯の開発、ゼブラが先行した低価格化も進み一気に普及することとなります。 これが現在のシャーペンの一般化の要因となっています。

>>もっと知りたいシャーペンの歴史

日本の学校での利用について

日本では様々なシーンでシャーペンが使われます。正式な書類の署名でもない限り、シャーペンの使用は禁じられていません。鉛筆よりもはるかに使いやすいシャーペンは誰もが使う文具として一般的です。

しかしこの使用そのものが禁止されている場所があります。 それが小学校です。私もそうなのですが、小学校で用いる文房具にシャーペンは禁止とされていました。その理由は様々で、

  • 高価であるため学校に相応しくない
  • 貧富の差により変えない子もいる
  • (上記の理由から)盗難事件が起きた
  • 止め・撥ね・はらいが表現できないため漢字が覚えにくくなる
  • 字が上手くならない・下手になる
  • 鉛筆の正しい持ち方ができない
  • 力を入れずに書けるので姿勢が悪くなる
  • 折れた芯が足に刺さるため危険
  • コンセントに刺して感電する子がいる
  • 注射の真似をして遊び子がいて危ない
  • ノック音が集中力を妨げる・授業の邪魔になる
  • 筆圧が落ちる
  • 分解して遊んでしまう

といったもののようです。他にも鉛筆が毎日きちんと研がれているか、で家庭の様子もうかがい知るといった教員もいるようです。いずれにしても様々な理由を付けて禁止しています。

家庭では使う子も多いですが、学校ではダメだとされているため持って行かない子がほとんどのようです。 中学以降は禁止されることはほとんどありません。

基本的な書くという能力をつけさせるために禁止している理由は納得もできますが、それ以外の考え方は些か前時代的とも言えます。 小学生では基礎中の基礎の学習をします。読み書きもその1つです。

字の書き方などは大切な要素の1つなので、それを妨げるという理由からシャーペンが使えないのは仕方ないことかもしれません。 何にせよケースバイケースです。事なかれ主義ではいけないので、使える場所使えない場所をしっかりと見分け、あるいは子供にはちゃんと説明して活用していきましょう。

>>シャーペンの正しい持ち方と矯正方法

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シャープペンシルの種類

シャープペンシルの種類

シャーペンと一言言っても現在は様々な種類があります。先述したノック式を皮切りに今は機能的にも優れたものが多いです。

  • ノック式(ラッチ式)
  • サイドノック式
  • ダブルノック式
  • 中折れ式(ボディノック式)
  • 回転式(スクリュー式)
  • 振り子式
  • オートマチック式
  • 自動芯回転機構
  • クッション機構
  • 残芯が少なくなるタイプ(ゼロシン機構)
  • パイプスライド式
  • マルチ機能ペンシル
  • 人間工学に基づくタイプ

細かく分けると実に13種類の機能に分かれます。ここでは機能の詳しい説明は省かせていただきます。詳しく知りたい方は関連ページをご覧ください。

>>構造や仕組みで違う!シャーペンの種類と特徴

製図用と一般的なシャープペンシルの違い

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製図用のシャーペンは一般的なそれとは大きな違いがあります。一般的な物は様々な字や図形などを書くため、それに合わせて形などが作られています。

しかし製図用は線を主に引く製図の技能作業に特化しています。製図は細かな作図作業が多いため、軸が強いものや壊れにくいものが多く品質も良くなっています。

ペン先端部の金属であるガイドパイプが一般的な物よりも長いのが特徴で、定規に当てやすくなっており、快適に正確な線を描くことができるようになっています。

芯は一般的なものと同じ0.3mmや0.5mm、0.7mmを使用用途に合わせて使い分けていますが、2.0mmという鉛筆と同じ太さのものを使うこともあります。

そのため芯を挟み込んでいる部品も一般のものと違います。製図用は金属製で3つのパーツで芯を挟んでいます。一般のものはここがプラスチック製であったり、パーツが2つだったりと大きな違いが見られます。

>>製図用シャーペンの魅力や特徴を徹底解説

シャープペンシルの構造

シャープペンシルの構造

それでは一般的なシャーペンの構造であるノック式と回転式について触れていきたいと思います。これを知っておくことで、もし壊れてしまっても修理をする参考になると思います。

>>シャーペンの芯が詰まって出てこない時の対処方法

ノック式(ラッチ式)

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ノック式は一般的なシャーペンの中でも特に普及している構造になります。最上部に替え芯補充口の蓋を兼ねた押す部分であるノックボタンがあり、これを押すことにより、下側先端より芯が1mm弱程度繰り出されます。

この蓋を取ると消しゴムと、その下には芯を入れるパイプがあることが分かります。この消しゴムは芯を入れるパイプの栓の役目も兼ねています。この消しゴムを芯入れ替えの最中に失くす方もみえたのではないでしょうか。

現在は先述した振ることで芯が出せる振り子式、二つの軸の結合部を浅く曲げることによって芯を繰り出す中折れ式などの機構があるため、この構造にとって代わり始めています。それでもまだまだノック式がその主を占めています

回転式(スクリュー式)

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芯を固定する内側のパイプに螺旋状の溝を彫り、ねじの回転により芯を繰り出す機構を用いたものです。1960年代のノック式の登場以前はこちらの機構が使われていました。

ノック式が主流となった現在も機構の信頼性から一部のメーカーはこの機構を採用し続けています。現在の機構は改修され部品の1部を交換すれば同じペンの太さで異なる太さの芯を使用することが可能となっています。

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