疲れない!筆圧別おすすめシャーペンの選び方
筆記用具として誰もが使うシャーペンですが、目的によって選び方が様々あることをご存知でしょうか?どんなものでも良いというわけではなく、自分に合った性質を持ったシャーペンを選ぶ必要があります。
こちらではその選び方の中でも筆圧に焦点を当てたシャーペンの選び方をご紹介していきます。
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筆圧ってなに?
筆圧、という言葉は時々耳にすると思いますが、筆圧とは何かご存知の方はどれだけいるでしょうか。
筆圧の定義は文字を書くとき、筆やペンなどの先に加えられる圧力の事を指します。よくペンを握る力を筆圧と考えてみえる方がみえますが、それは間違いです。
圧力である以上、ペン先にかかる力をペン先の面積で割ることによって求められる数値になります。ペン先の面積は狭いまま変わらないので、ペン先に加える強さ次第で筆圧は変わるということです。
つまり筆圧が高いということは、それだけペン先にかかる力が強くなっているということになります。逆に低いのであればペン先にかかる力は弱いことになります。
また若干ですが芯の太さが太くなれば面積が大きくなるので、同じ力であっても筆圧は小さくなることになります。こうなると筆圧が高くなる原因は2つ考えられます。
1つ目はシャーペンの持ち方が間違っている可能性です。持ち方が悪いとペンを立ててしまったり寝かせすぎてしまっていたり、強い力で握ってしまって下向きに力をかけ過ぎていることがあります。こうなると先述通り当然筆圧は上がってしまいます。
また紙との接地面積が変わってきます。立てている場合はどれだけ書いても面積が芯径の大きさをわずかに超えるだけなので狭いままになります。適度に寝かせていれば芯が削れることにより面積が広がるため、圧力は小さくなります。
2つ目に使用しているシャーペンの芯の太さです。こちらも先述通り、面積が小さくなるほど圧力は高くなります。つまり細い芯を使えば筆圧を上げることとなるのです。
筆圧が高い事の弊害とは?
筆圧が高いことによっていくつかの弊害があります。例えば筆圧が高いということは芯への負担も大きいということになります。原因の1つであった細い芯はもちろんの事、太い芯であってもその負担で折れてしまうことが多くなります。
また筆圧が高いということは力が入りすぎている可能性もあるため、筆記時に疲れやすくなるのも弊害の1つになります。
自分で測る筆圧の目安
筆記をする上で重要な要素となる筆圧ですが、実際自分の筆圧が高いのか低いのか分からないという方もみえると思います。
この筆圧を測る方法としては筆圧測定機を使う必要があります。なかなか出会うことは無いですが、文具店などで測定を行っている所もあるので探してみるのもいいでしょう。筆圧測定機自体の原理は簡単です。紙の下に圧力センサーを敷き、紙にペンで筆記をすると、センサーが圧力変化を感知してグラフに表示します。
自分で筆圧を判断する方法もこれに似た方法をとります。カーボン紙を使って普段通りの筆記をし、何枚目まで転写できるかで判定します。これで6枚以上転写できるようなら筆圧は高い方だと言えます。
またカーボン紙が手元にない、もったいないという場合は普通紙の下に下敷きを敷いて筆記し、裏面から筆跡を見てみるといいです。下敷きを敷いても線が裏面に浮き出しているようなら、筆圧はかなり高いです。
下敷きを敷かずに紙に筆記をしても線が浮き出さないようなら、一般的な筆圧か低めと判断していいでしょう。
筆圧に合わせたシャープペンシルの選び方
筆圧の高い人、低い人とそれぞれみえると思いますので、ここからは筆圧に合わせたシャーペンの選び方をご紹介していきます。
筆圧が高くて疲れる人向けの選び方
そもそも筆圧が高くて疲れる人は持ち方そのものに問題がある可能性あります。持ち方についてはこちらでは割愛させていただきますが、詳しく知りたい方はこちらの関連ページを見ていただくといいです。
さて持ち方が間違っていた場合、シャーペンの選び方がないわけではありません。もし握り込んで書く癖があり、それによって筆圧が高いのであれば、太めの軸のシャーペンを選ぶといいです。
軸が太いと握り込みにくくなるので、癖の矯正をすることができます。さらに意識しても力を直せば筆圧も下げることが可能となります。
握り方を直す気がないのであれば、軸が細いシャーペンの方が書きやすいです。ただ持ち方が間違っていることで筆圧が高いのはあまりいい影響がない、と言うか弊害も含め悪い影響の方が多いので矯正することをおすすめします。
筆圧が高くて芯が折れる人向けの選び方
正しい持ち方をしていても筆圧が高い方ももちろんみえます。その場合は力を抑えるというのは難しいので、芯が折れにくいシャーペンを選ぶといいです。ゼブラ製の「デルガード」は芯を保護する機能があるため折れにくくなっています。
また気休め程度ですが、芯が太いものや硬度が高いHなどを使うのも視野に入れてみてもいいかもしれません。ただ太いものだと字が潰れやすくなり、硬度が高いと字が薄くなるデメリットもあるので、そのあたりも考慮して使ってください。
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筆圧が低い方向けの選び方
持ち方が正しいのに筆圧が低い場合は軸が太めのシャーペンを使うことをおすすめします細いペンは力を入れにくいため、ペン先に力をかけられません。太いものであれば力が入れやすいなるので普段よりも筆圧を上げることができます。
パイロットの「ドクターグリップ」は首・肩・腕にも優しい設計となっている太めのシャーペンとなっているのでおすすめです。
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