受験生必見!マークシート用おすすめシャーペンの選び方
入試や資格試験、就職試験など様々な場面でマークシートが採用された試験が増えてきています。マークを潰さなければいけないこの試験において、塗る時間は短いほどいいので鉛筆の方が良いのですが、問題を素早く解くとなるとシャーペンの方がよくなります。
難しいところですが、実はマークシートの試験でも使えるシャーペンが存在するのです。こちらではマークシート用のおすすめシャーペンの選び方をご紹介します。
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マークシートはシャープペンシルじゃダメ?
これを読んでいる皆さんも一度はマークシート試験を経験したことがあると思います。それが学生時代なのか、就職をしてからなのかは分かりませんが、今は様々な場面でこの試験が使われています。
採点が簡単でデータ化もしやすく管理しやすいので、特に受験人数の分母が多い試験は採用されていることが多いです。
さて、このマークシートですがその試験によってマークの形は丸であったり四角であったりと違いはあるものの、1つ塗るのに多少時間を使うほどの大きさがあるのがほとんどです。
これを普通のシャーペンで塗るのはかなり効率が悪いと言えます。塗ったことがある人は分かると思いますが、シャーペンの芯の太さではマークをしっかり塗りきるのに時間がかかってしまうからです。
最近では常に細い状態でかけるシャーペンなどが人気を得ていますが、芯が細いというのは問題を解く上ではメリットですが、マークに限ってはデメリットにしかならないのです。
シャーペンでマークを塗りつぶすのはダメではないですが、試験時間の事も考えるとおすすめはできません。
鉛筆とシャープペンシルの芯の違い
よくマークシートの試験の場合は鉛筆で解きなさいと言われます。鉛筆の芯は2.0mmと太めになっています。削って尖らせていればその先端はもっと細くなっていますが、使い続けていれば徐々に太くなっていきます。
字を書く上では不便ですが、太くなった鉛筆はマークを塗りつぶすのには最適の太さになるのです。それに比べシャーペンは上述の通り、常に細いままです。例えば一般的に使われる0.5mmであれば、どこまで行っても0.5mmのままです。
太さが変わらないというシャーペンの最大のメリットはマークシート試験では裏目に出てしまうわけです。
またもう1つの違いは鉛筆とシャーペンの芯は黒鉛の配合率が違うことにあります。シャーペンの芯は鉛筆の芯と配合が違います。黒く濃く塗れるように設計されていますが、それは黒鉛だけでなく他の成分も含まれているのです。
これがマークシートに大きく影響してくるのですが、それは後述にて。このような違いからマークシートを塗る時にシャーペンを使うときには様々な注意点が出てくるのです。
マークシートを塗る際に注意すべき点
マークシートはただ塗ればいいというわけではないのです。これはシート上に塗られた黒鉛に反応して塗ってある場所を確認しています。そのためしっかりと反応させるためには濃さが大切となります。
しかし使っている芯やシャーペンによっては濃い色で塗れないこともあります。先述通り、黒鉛の配合が違うため、しっかり塗ったつもりでも黒くなっているだけで、機械に反応してもらえるほど黒鉛が残っていない可能性もあるのです。
また芯の先が細いためマークの図形をしっかり塗ったつもりでも、塗り足りない部分が出てくることもあります。これはマークの図形が大きくなればなるほど起こり得ます。また試験中は慌てるため起こりやすい事故でもあります。
そしてこの細い芯というのが更なる事態を引き起こすことがあります。それは同じ所を往復することにより紙の溝を深め、穴が空いてしまうことがあるという事故です。ただでさえ焦っているのにこんなことが起これば、パニックになってしまいますし、何より機械が上手く読み取ってくれない可能性も出てきます。
シャーペンでマークシートを塗る場合にはこのような点に注意しなければいけなくなってしまします。しかし、これはあくまで一般的な細いシャーペンを使っている場合です。この点を踏まえたうえで、マークシート向きのシャーペンを選んでもらえばいいのです。
マークシート用シャープペンシルを選ぶポイント
それではマークシート用のシャーペンの選び方をご説明させていただきます。ポイントは太さ、濃さ、芯の材質の3つになります。紙に触れるのは芯であり、その芯を使えるシャーペンが必然的に選ぶべき商品となるためです。
マークシートにおすすめな芯の太さ
まず芯の太さですが、現在販売している太さとの兼ね合いも考えると、1.3mmか2.0mmのものを購入するといいです。先述通り太い方がマークの図形を埋めやすくなるためです。
このシャーペンで解くことも考えたら1.3mmが最適となります。2.0mmは鉛筆と同じ太さとなり、この芯だけは細くするために専用の研芯器が必要となってきます。
1.3mmであれば一般的な筆記をする0.5mmよりは太いものの、問題を解きながらでも素早くマークの図形を埋めることができます。
この1.3mm芯を使ったシャーペンを私も使ったことがありますが、主に問題を解くとき字を書くのは計算などです。入試であれば数学や物理、化学といった理数系で必要となります。この太さでも十分に計算式を書くことはできます。
あくまでマークシートなので計算の字など適当でいいのです。間違えない程度で読めれば問題ありません。そうなると1.3mmはおすすめの芯の太さとなります。
マークシートにおすすめな芯の濃さ
芯の濃さはBか2Bの柔らかくて濃いものをおすすめします。最低でもHBは使ってください。この芯は黒鉛の配合率の方が高いため、シートにも黒鉛が残りやすくなります。また柔らかく濃いため、強い力でシートを往復することもないので穴をあける心配も少なくなります。
筆圧に高い場合、柔らかすぎると折れる可能性もあるので、その場合はHBが選択として入ってきます。太いものだと販売されているのがこの3種類程度に絞られてくるため、合うものを選んでください。
マークシートにおすすめな芯の材質
芯の材質については紙に色が定着しやすく滑らかな書き心地のものを選ぶといいです。こうすることで試験中でも素早く黒く塗ることができます。
マークシートにおすすめなシャープペンシル
マークシートに適した条件が分かったところで、じゃあ条件に合うものでどれを買ったらいいの?と思う方もみえるでしょう。そこでここからは条件を満たしたおすすめのマークシート用シャーペンをご紹介します。
ぺんてる / マークシートシャープ
現在の価格はコチラ |
こちらはまさしくマークシート用に販売されているシャーペンです。硬度Bの1.3mm芯を使用できるため塗りやすく、細身のボディなので筆記もしやすくなっています。一般的な物より少しだけ高いですが、それでも十分リーズナブルな商品です。
HBの硬度を使用できるものも用意されているので、筆圧などと相談して選ぶといいです。
コクヨ / 鉛筆シャープ
現在の価格はコチラ |
鉛筆シャープは名称通りボディのフォルムが鉛筆と同じ六角形をしています。芯の太さも1.3mm芯を使用できるので、鉛筆と同じような書き心地で書けるのは魅力です。
マークを塗る上でも書き心地は大切となってくるため、こちらもマークシート向けとしてはおすすめのシャーペンです。
ステッドラー / 771 1.3mm
現在の価格はコチラ |
こちらはドイツのステッドラーが製造している1.3mm芯を使用したシャーペンになっています。本体が太めの商品ですが、軽い筆圧で筆記することができ安定感があります。
またノック部分には繰り出し式の消しゴムも装備しているので、マークミスをしても消しゴムを出す手間をかけず消すことが可能となっています。