エルゴは新生児から使える?インサートの使い方と注意点
エルゴベビーを新生児に使う場合はほとんどのモデルでインサートが必要になります。インサートさえあれば新生児を抱っこできるようになるとはいえ、どんなインサートを選べば良いのかということや、インサートを使ってどう抱っこすれば良いのかは少しわかりにくかったりします。
そこで今回はエルゴベビーを新生児に使うために必須なインサートについて種類や選び方、装着方法などを詳しく解説していきますので、ぜひ参考になさってください。
スポンサーリンク
エルゴベビー(Ergobaby)とは?
エルゴベビーはハワイで生まれた抱っこ紐のブランドで、世界50カ国以上で愛されているブランドです。特に日本では抱っこ紐のシェア率No.1と言っても過言でない程の人気で、街を歩けばエルゴベビーを使っているお母さんばかりだということに気付くかと思います。
肩ベルトや腰ベルトがしっかりしているので、お母さんへの負担が少なく、使用者が多いということで安心できるのがエルゴベビーの特徴です。
エルゴベビーのインサートが優れている点
現在の価格はコチラ |
エルゴベビーのインサートが優れている点は3つあります。まず1つは赤ちゃんの首を守るネッククッションが大きく、しっかりと首を守ってくれる点で、赤ちゃんが埋もれてしまう場合は折り曲げることもできるのが素晴らしいです。
2つ目はボトムサポートクッションというクッションのお陰で赤ちゃんを自然な座り姿勢にしてくれます。3つ目は2つのストラップがついていることで、小さいうちはスワルドストラップで赤ちゃんを包み、大きくなったらアタッチメントストラップを使って赤ちゃんとエルゴベビー本体とインサートをずれにくくしてくれるという事です。
以上の点からエルゴベビーのインサートは新生児に使うには持って来いで、安心して使用することができるインサートだと言えるでしょう。
エルゴベビーで新生児を抱っこする時の注意点
エルゴベビーのインサートは新生児用ではありますが体重が3.2kg以上にならないと使用できません。これは3.2kg以上ないと赤ちゃんを固定できず、安全に使うことができないという理由なので体重制限はしっかり守りましょう。
それからインサートは赤ちゃんを固定するためにどうしても分厚くしっかりしているので真夏は暑いです。赤ちゃんにとっても暑いのは居心地が悪いので、夏の新生児にはメッシュタイプのものを買った方が良いでしょう。
エルゴベビーはいつから使える?
エルゴベビーはインサートがない場合は首がすわった後から「対面抱き」ができるようになり、腰がすわった後には「腰抱き」と「おんぶ」ができるようになります。インサートがない場合は新生児に使うことができませんが、エルゴベビーの最新作である「アダプト」だけはインサートなしでも新生児から使えるモデルとなっています。
現在の価格はコチラ |
エルゴベビーを新生児から使うならインサートは必須
アダプト以外のエルゴベビーを選ぶのであればインサートは必須です。インサートを使うことで新生児の頭と首を支え、胎児と同じような、まだカーブをしている背骨をそのまま包み込みます。さらに自然な開脚ができ、膝を曲げた姿勢で支えることで股関節脱臼のリスクも減るので、必ずインサートを用意しなければなりません。
新生児を縦抱きしても大丈夫?
インサートが使える体重・月齢で正しく装着してさえいれば新生児を縦抱きすることも可能で、手を添えてあげる必要もありません。エルゴベビーのインサートは厚みや作りがしっかりしているのでそのままお母さんが歩いても、赤ちゃんが揺れたり落ちたりすることもないので安心してください。
エルゴベビーのインサートはいつまで必要?
エルゴベビーでインサートなしで対面抱っこできるようになる条件は以下の通りです。
- 首が完全にすわる
- 月齢4カ月以上
- 体重5.5kg以上
- ベビーキャリアから膝が出る
これらの条件を満たせばインサートなしで抱っこできるようになるので、それまではしっかりインサートを使用しましょう。
エルゴベビーのインサートの選び方
エルゴベビーのインサートは現状以下の3つが販売されています。それぞれの特徴を見て、どんな条件を優先したいのかを考えて選ばれると良いでしょう。
オリジナルシリーズの特徴
現在の価格はコチラ |
オリジナルシリーズは一番定番のモデルです。どれを買ったらよいのかわからないという場合にはこちらを選んでおけばまず間違いありません。生地は内外ともに綿100%でできています。
オーガニックシリーズの特徴
現在の価格はコチラ |
オーガニックシリーズは内外とも生地にオーガニック綿を100%使用しているので、少しでも赤ちゃんの肌に優しい素材が良い、という場合に選ばれると良いでしょう。
パフォーマンスシリーズの特徴
現在の価格はコチラ |
こちらはメッシュ生地でできているので、春生まれや夏生まれの赤ちゃんに最適なモデルです。暑い時期に通気性が悪いと赤ちゃんの機嫌も悪くなってしまいますし、肌にも悪いので、暑い時期に使用する場合はおすすめです。
成長に合わせたインサートの使い方
途中でも紹介したようにエルゴベビーのインサートにはアタッチメントなどがついているので、赤ちゃんの月齢に合わせて上手に使っていきましょう。
新生児~2ヶ月までの使い方
この頃の赤ちゃんはまだあまり活発ではなく、いつも静かに眠っています。インサートを使うときは赤ちゃんの手足を折り曲げて中に入れ、スワルドストラップをして赤ちゃんを包み込んであげましょう。
また、赤ちゃんの大きさによりますが、インサートの中に赤ちゃんが埋まってしまっているようならネッククッションを折り曲げてあげましょう。もし耳の上部がインサートより出ていた場合はネッククッションを立てて使います。
2ヶ月目~4ヶ月目までの使い方
この頃になると赤ちゃんは活発に動き始めます。そうなったら無理にスワルドストラップを使用せず、アタッチメントストラップを使ってインサートとエルゴベビー本体を繋げて使用しましょう。
4ヶ月目以降の使い方
この頃にはだんだんとインサートを卒業してくる赤ちゃんもいるでしょう。もし赤ちゃんの背が低く、体がエルゴベビー本体に埋もれてしまう場合はボトムサポートクッションのみをお尻の下に敷いてあげましょう。
インサートを使った新生児の抱っこの方法
エルゴベビーの公式サイトにインサートを使った新生児の抱き方を詳しく解説した動画があるので、まずはそちらをよく見てから練習していきましょう。
ぬいぐるみや人形で練習するのがおすすめ!
いきなり赤ちゃんで練習するのは誰だって怖いものです。そんな時は人形やぬいぐるみ、クッションや枕などを包んで練習してみましょう。重さが欲しい場合は2lのペットボトルに水を入れても良いですし、大き目なベビー用品売り場なら新生児と同じ大きさで同じ重さの人形も置いてあるので試してみるのも良いでしょう。
初心者必見!インサートを使った抱き方のコツ
インサートを使って新生児を抱っこする解説動画はご覧になりましたか?動画を見てもわからなかったという方の為に、いくつかコツを紹介しておきます。
座った状態で抱っこしてみる
立った状態で抱っこすると落としてはいけないという気持ちから余計に焦って上手くできないこともあります。慣れない間は座った状態で抱っこしたほうがやりやすいでしょう。布団の上に座っておけば尚更安心です。
また、ソファーなどの少し高い場所に赤ちゃんを寝かせてその前にお母さんが膝まづいて抱っこする方法もやりやすいのでおすすめです。
鏡の前で抱っこしてみる
バックルなど、良く見えない位置にあるパーツはねじれていたりすると上手くつけることができません。また、服がめくれ上がってしまっていることもあるので、全身鏡でチェックしながら抱っこするのも良いでしょう。
2人で抱っこしてみる
1人でやるのが怖い場合は無理せず、2人で挑戦してみましょう。2人でやっていればいずれは1人でもできるようになります。最初は抱っこする人が赤ちゃんをしっかりと支え、もう1人の人が肩ベルトやバックルを止めるという流れでやるとスムーズにできます。
こんな時どうする?インサート使用時のポイント
動画や説明書を見てやっているつもりでも、実際に使ってみるといろいろ問題が発生しがちです。ここからはトラブルシューティング的にいくつかの問題をご紹介します。
インサート内の正しい脚の位置とは?
インサートを赤ちゃんに使うのは股関節脱臼を予防するためでもあると解説しましたが、そのためには「赤ちゃんの足が固定されずに自然」であることが重要です。
つまり、脚の曲げ方や左右のバランスは赤ちゃんの大きさ、姿勢によって変わるので、正しく決まった位置というのはありません。無理に足を入れ込んだり、出したりする必要はないので、自然な姿勢をさせてあげましょう。
新生児の足がインサートから出ないけど大丈夫?
生後3ヵ月くらいまでは足が出ないこともよくあるので大丈夫です。ただ、インサート下部から足を出したまま、赤ちゃんの足裏を合わせた自然な形にしておくと良いでしょう。抱っこ紐の中で赤ちゃんが深く腰かけている状態であれば、赤ちゃんは苦しくありません。
赤ちゃんがインサートに埋もれてるけど大丈夫?
赤ちゃんが埋もれてしまっている場合はネッククッションを折り曲げてあげましょう。また、使用者の肩ベルトが長かったり短かったりしても赤ちゃんが埋もれてしまうので、適した長さに調節してみてください。
ズレたインサートはどうなおす?
インサートが少しズレただけであれば、背中のバックルを外してネッククッションを掴んで位置を調節できます。大きくずれてしまった場合はもう一度1から付け直した方が早いでしょう。
普通はそこまで頻繁にズレることはありません。もし何度もズレてしまうようなら肩ベルトの長さが合っていないか、ボトムサポートクッションの向きがあっていない可能性があるので確認してみてください。
現在の価格はコチラ |