抱っこ紐とスリングの違いと選び方のポイント
抱っこ紐を探してインターネットや店舗を見ていると「スリング」というものが出てくるかと思います。抱っこ紐もスリングもどちらも赤ちゃんを抱くための道具ですが、どういう違いがあって自分はどっちを選ぶべきなのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は抱っこ紐とスリングの違いや特徴、それぞれのメリットデメリットなどを紹介していきますね。
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抱っこ紐とスリングの違い
抱っこ紐とスリングの違いは赤ちゃんの姿勢や装着のしやすさにあります。どちらも赤ちゃんを抱くという意味では同じですが、細かいメリットデメリットがあるのでそれぞれ見ていきましょう。
抱っこ紐の特徴
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抱っこ紐は赤ちゃんの入る部分が正面にあり、そこから肩ベルトや腰ベルトが出ている物を指します。肩ベルトや腰ベルトは調節が可能で、赤ちゃんが成長しても長い間使用することが可能です。
首が座る前の赤ちゃんは首をサポートするオプション品をつけることで安定して使うことができます。また、お母さんの体への負担も軽減する作りになっており機能性も良いので人気があります。
スリングよりも赤ちゃんの落下リスクが少なくお母さんの手も自由が効きますが、抱っこ紐自体がかさばりやすく、他の人と兼用すると調節が面倒と言うデメリットもあります。
抱っこ紐のメリット
- 幼児期まで長く使うことが出来る
- 肩・腰への負担がとても少ない
- おんぶもできる
- 閉脚による脱臼リスクがない
- 装着にコツは必要ない
- 両手が空く
- 調節さえしっかりしていれば赤ちゃんは落ちない
抱っこ紐のデメリット
- かさばる
- 他の人と兼用すると再度調節が必要になる
- スリングに比べれば簡単だけど装着の手間は増える
- 首が座っていない新生児はオプション品が必要
スリングの特徴
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スリングは様々なものがあったのですが事故が多発した型もあり、今では「リングスリング」がスリングとして定着しています。
一般的には「布をお母さんの肩から吊るすようなかたちで赤ちゃんを包み込んで使うもの」で、簡単に言うと斜めかけバッグのような使用感で赤ちゃんを抱っこできる布になります。
抱っこ紐よりも赤ちゃんの居心地が良いですが、少し油断すると落下する可能性もあり調節や装着に少しコツが必要です。
スリングのメリット
- 赤ちゃんが落ち着きやすい
- コンパクト
- 腰への負担はない
スリングのデメリット
- 首が座っていない新生児は首を手で支える必要がある
- 片手がふさがる
- 手を離してバランスを崩すと赤ちゃんが落ちる可能性がある
- 装着にはコツが必要
抱っこ紐とスリングの選び方
抱っこ紐とスリングの違いは分かっていただけたと思いますが、どちらもメリットデメリットがあります。極論、どっちも持っていれば使う状況に合わせて選べるのですが、なにかと出費の重なる時期ですからどちらか一方にしたいですよね。ここからは状況に合わせてどっちがおすすめかと言うところを紹介していきます。
寝かしつけや授乳の際にも使いたい場合
寝かしつけや授乳にも使いたい場合はスリングがおすすめです。スリングは赤ちゃんが自然な体勢を保つことができたり、お腹の中のような感覚で包まれるため安心して抱っこされることが可能です。
抱っこ紐でも寝かしつけは可能ですがどうしても縦抱きになってしまうため少し寝苦しそうな体勢になります。また、授乳する場合は調節したベルトを緩める必要があるので少し手間が増えてしまいます。
出かけた先で赤ちゃんが泣きだしてから使いたい場合
赤ちゃんを連れて買い物に行く場合、抱っこ紐だと一旦赤ちゃんを台か何かに置かなければ装着できないのでスリングがおすすめです。
スリングであれば肩にかけて赤ちゃんをスポッと入れるだけなので簡単に抱っこすることが可能です。
抱っこしながら家事をしたい場合
抱っこしながら家事をしたい場合は抱っこ紐がおすすめです。スリングはどうしても片手がふさがってしまうので、家事には向きません。
生まれて数ヶ月もすれば抱っこしないとぐずってしまう赤ちゃんも多く、その場合は抱っこ紐使用での家事がマストになります。
いずれはおんぶ紐としても使いたい場合
おんぶ紐としての使用を考えている場合、どちらもおんぶはできるのですが抱っこ紐の方が安全に使用することができます。
スリングでのおんぶはコツが必要で、上手く装着できなかった場合は簡単に落下してしまうのでリスク回避のためにも抱っこ紐を使った方が良いでしょう。
あまりにも迷う場合は抱っこ紐がおすすめ
赤ちゃんにとって居心地が良いのはスリングとはいえ抱っこ紐も居心地が悪いわけではありませんし、かさばるなど小さなデメリットはあれども長い目で見た場合は抱っこ紐の方が断然おすすめです。
特に両手が空くことは買い物でも家事でもどんな時でも便利です。さらに抱っこ紐はベルトの調節さえしっかりしていれば、たまにしか使用しない夫や子どものおじいちゃんおばあちゃんでも落下のリスクが非常に少ないので安心して預けることもできますよ。