いつから必要?抱っこ紐の種類と選び方を徹底解説!
これから出産するお母さんも、すでに出産は終えて一段落というお母さんももまずはおめでとうございます。
これまでも様々な育児グッズを見て、必要な物を揃えてきたかと思いますが、抱っこ紐はもう用意しましたか?子どもが大きくなるにつれ、本当にあって良かったと実感するのが「抱っこ紐」なんです。
このページは抱っこ紐の選び方について、選ぶ前の考え方から、種類ごとの特徴やメリットデメリット、また種類ごとのおすすめ商品まで徹底的に紹介している記事です。
長い文章を読むのが苦手だという方はページの一番下にあるおすすめの抱っこ紐までジャンプするか、新生児向けの抱っこ紐の選び方についてコンパクトにまとめた別のページを用意しているのでそちらをご確認ください。
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抱っこ紐はいつから使うの?
抱っこ紐は基本的に新生児から使えるものと首が据わってから使える物に分かれます。新生児と言ってもモデルによって体重2500gから使える物や3500gから使えるものまで差があるのですが、いつから使うのかは生活スタイルによっても変わります。
抱っこ紐の必要性
例えば退院時に車でなくバスで帰る場合や1週間健診、1ヵ月健診で公共機関を利用する場合などには新生児から使えたほうが良いでしょう。ベビーカーがあればなんとかなる場面もありますが、小さめの病院に通う場合や公共機関を利用する場合にはコンパクトな抱っこ紐の方が便利です。
腱鞘炎や肩こり腰痛を持っている場合にも新生児から使える抱っこ紐は活躍します。しかし、赤ちゃんと2人で出かけることが少なく自家用車もある場合は必ずしも新生児用が必要なわけではありません。
首が据わってからはお出かけだけでなく、寝かしつけや家事の際に両手を空けるためにも使えるので1つはもっておいた方が良いでしょう。
抱っこ紐選びのポイント
抱っこ紐を選ぶ時のポイントは以下の6つです。
- いつから抱っこ紐を使うのか
- 抱っこ紐をいつどこで使うのか
- 1人で使えるような仕組みかどうか
- 夫婦で使えるサイズかどうか
- 移動手段は車か公共交通機関か
- 抱っこ紐の素材や通気性は時期にあっているか
以上の6点に注意しながら選ぶと失敗することはないので、このポイントをしっかりと意識しながら読み進めてみてください。
赤ちゃんの月齢に合わせて選ぶ
抱っこ紐には様々な種類があり、それぞれにメリットデメリットがあります。また、一般的には以下のように「月齢や成長に合わせた種類がある」とされています。
- 新生児期〜ねんね期…横抱き抱っこ紐・横向きスリング
- 首すわり期〜腰すわり期…縦抱き(対面 / 前向き)・おんぶ紐
- 腰すわり期〜たっち期…簡易式・ベビースリング
しかし最近では新生児でも使えるおんぶ紐なども出てきているため、月齢によって種類が分かれているとは一概に言えなくなってきています。そこで、例えば「おんぶしたまま料理したい」「赤ちゃんと密着していたい」などの目的に合わせて選ぶ方が、より自分たちに合った抱っこ紐に出会えるようになります。
抱っこ紐を使う場面を想定する
例えば料理しながら使うなら「おんぶ紐」として使える抱っこ紐が便利ですし、出先でグズッた時にちょっと抱っこするだけなら「スリング」や「簡易式(クロス式)」などのコンパクトにたためる物などがおすすめです。
1人で使える抱っこ紐を選ぶ
抱っこ紐には3way、5way、と多機能なものがたくさん用意されていますが、その分装着が複雑になってきて1人での装着が難しくなってしまうので、使い勝手の良し悪しは重要です。
夫婦で使えるサイズの抱っこ紐を選ぶ
基本はお母さんのサイズ(普段使用する場面が多い方のサイズ)を選んだほうが良いです。調節機能があるものは夫婦兼用できるので、あまりにも体格差がある場合でなければそこまで気にする必要はありません。逆にサイズが決まっているスリングなどはピッタリサイズでないと使用感が悪いため、無理に兼用にせずしっかり合ったサイズを選びましょう。
普段の移動手段に合わせて選ぶ
車がメインならスリング系など簡易的な物、バスや電車ならキャリー系、長距離でベビーカーを使用する場合はグズッた時用にコンパクトな物を用意しておくなど、普段の移動方法によっても最適な抱っこ紐が変わります。
抱っこ紐の素材や通気性選び
抱っこ紐には厚手の生地で作られていたり、メッシュ生地で作られたものなどがあります。特に新生児時期は温度変化に対応しきれないので素材選びは重要です。夏に生まれた子ならメッシュタイプがおすすめで、冬に生まれた子なら厚手の物や防寒ケープを用意してあげましょう。
抱っこ紐のタイプは大きく分けて2つ
抱っこ紐のタイプは大きく分けて2つのタイプに分かれます。
- ベビーキャリー
- ベビースリング
どちらも新生児から使うことができますが、ホールド性や使い勝手の部分で大きく違うので、生活スタイルや育児スタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
また、首がすわった子どもには「クロスタイプ」と呼ばれるベビーキャリーのなかでも簡易式の抱っこ紐が使えるようになり、コンパクトなので持ち運びにも便利です。
キャリータイプの抱っこ紐の特徴
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キャリータイプの抱っこ紐は肩ベルトや腰ベルトがついていて、長さを調節することで長く使え、さらに抱っこやおんぶ、横抱きなどが可能な多機能タイプが多いです。しっかりした作りで機能性を重視しているので、収納や体への負担が少なくなるように考えて作られています。
ベビーキャリーのメリット
- 両手が空く
- 肩や腰への負担が少ない
- 1つ持っておくと様々な抱き方ができる
ベビーキャリーのデメリット
- 物によっては装着が難しい
- かさばる
スリングタイプの抱っこ紐の特徴
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スリングタイプの抱っこ紐はほとんどが布で、袋状にして赤ちゃんを包むように使用します。第2の子宮と言われるほど赤ちゃんの居心地が良く、寝かしつけにも使用されます。また、ほぼ布なのでブランケットやひざ掛けとしても使用でき、抱っこ紐とダブルで持ち合わせているお母さんも多いです。
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ベビースリングのメリット
- 数秒で装着できるタイプもある
- コンパクト
- 抱っこ以外にも様々な使い方ができる
ベビースリングのデメリット
- 装着が難しいタイプもある
- 基本的には片方の肩に負担が大きい
- 両手が空かない
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クロス式抱っこ紐の特徴
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クロス抱っこ紐は背中で肩ベルトを交差させて使う簡易的な抱っこ紐です。新生児には使えませんが、装着が簡単でコンパクトなのでこちらも抱っこ紐とダブルで持ち合わせているお母さんが多いです。
クロス式のメリット
- 装着が簡単
- コンパクト
クロス式のデメリット
- 抱っこしかできない
- 新生児には使えない
抱き方で分ける抱っこ紐の種類と特徴
抱っこ紐を使ってできる抱っこスタイルには以下の5つがあります。
- 横抱き…キャリー / スリング
- 縦抱き(対面)…キャリー
- 縦抱き(前向き)…キャリー
- 腰抱き…スリング
- おんぶ…キャリー
キャリータイプの抱っこ紐の中には、横抱き縦抱き対応や、縦抱きおんぶ対応などの2wayタイプであったり、もっと豊富な抱き方を兼用できる4wayなどの多機能タイプもあります。
横型抱っこ紐の特徴
横型抱っこ紐は赤ちゃんがベッドで眠っているかのような体勢のまま抱っこできるので、赤ちゃんにとってはとても居心地が良いです。お母さんにとっては片手が空かず、横幅も出るので家事をこなしたりするのは難しいですが、少なくとも腕だけで抱っこするよりは非常に楽です。
横型のメリット
- 赤ちゃんを自然な体勢のまま抱っこできる
- お母さんの腕が疲れにくい
横型のデメリット
- 横幅が出てしまう
- 片手が空かない
対面縦型抱っこ紐の特徴
対面抱っこは今最も主流な抱き方で、赤ちゃんとの密着性も良いですし、赤ちゃんにはお母さんの心音が聞こえていることで安心して抱っこされることができます。
対面縦型のメリット
- 赤ちゃんの居心地も良い
- そのまま寝かしつけも可能
- 赤ちゃんの表情が見える
- お母さんの両手が空く
- 肩や腰への負担が少ない(抱っこ紐のモデルによって大きく変わります)
対面縦型のデメリット
- 手は空くが赤ちゃんが前に居るので家事はしにくい
前向き縦型抱っこ紐の特徴
前向き縦型抱っこ紐は、赤ちゃんにとって視野が広くなるので様々なものに興味を持って、いろいろな経験をさせてあげることができます。ただし、抱き心地はあまりよくなく、前傾になるので腰に負担が来ます。それから抱っこ紐にもよりますがあまり赤ちゃんにとっての良い姿勢を保てないこともあるので、短時間に留めておくことがポイントです。
前向き縦型のメリット
- 赤ちゃんの視野が広くなる
- 視野が広くなることで脳が活性化される
- いろいろなことに興味を持つ
前向き縦型のデメリット
- 赤ちゃんにとってあまり良い姿勢ではない
- お母さんの腰に負担が大きい
- 視野が広いことで刺激が強く、夜泣きに繋がるという説もある
腰抱き抱っこ紐の特徴
腰抱き抱っこ紐は赤ちゃんが骨盤辺りに座ることになるので、安定感のある抱っこが可能です。キャリータイプでやると装着が難しいですが、スリングなら数秒で装着できるのでサッと抱っこしたいときにおすすめです。
腰抱きのメリット
- スリングならすぐに装着できる
- 安定感がある
腰抱きのデメリット
- キャリータイプでの腰抱きは装着が複雑
- 骨盤を痛める可能性があるので長時間は厳しい
おんぶ紐の特徴
今のような抱っこ紐が主流になる前の日本ではおんぶの方が主流でした。赤ちゃんにとっても居心地がよく、お母さんも比較的自由が利くので首や腰が据わってきてからは非常におすすめです。
おんぶ紐のメリット
- お母さんの両手が空き、家事がしやすい
- 赤ちゃんはお母さんのすることを同じ目線で見ることで様々なことを疑似体験できる
おんぶ紐のデメリット
- 物によっては肩が痛くなる
- 慣れるまでは装着が難しい
- 赤ちゃんが後ろにいるので状況を把握しづらい
厳選!おすすめの抱っこ紐
ここまでで抱っこ紐のタイプや抱っこのスタイルによってメリットデメリットがあることがお分かりいただけたかと思いますが、それを含めて「結局どれが良いのか」となってしまうこともあると思いますので、種類ごとにおすすめの抱っこ紐を紹介していきます。
とりあえず「有名なブランドを知って起きたい」という方向けに、抱っこ紐の人気ブランドをおすすめ順に紹介したページもご用意してありますので、気になる方は併せてご覧ください。
超定番!エルゴベビー(Ergobaby) / オリジナル(Original)
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エルゴベビーはハワイで誕生した抱っこ紐のブランドで、日本では最も使用者の多い抱っこ紐になります。中でもオリジナルは最もスタンダードで使いやすいと評判です。「対面抱っこ・おんぶ・腰抱き」に対応しており、しっかりした肩ベルトと腰ベルトで負担を軽減しています。
カラーバリエーションも豊富なのでお気に入りのカラーに出会えるでしょう。新生児に使う場合は別売りのインサートを装着することで新生児対面抱きが可能となります。
オリジナル(Original)の口コミや評判
オリジナルを使用している家庭からは「とにかく負担が少なくて楽」という口コミが圧倒的に多いです。1つ持っておけば最も使用頻度の多い対面抱っことおんぶができてしまうので大変重宝しているようです。
使い心地については非常に良い口コミばかりが目立ちますが「人と被りたくない」というお母さんからは、その人気さゆえに残念がられることがあるようです。
おんぶも抱っこも!アップリカ(Aprica) / コランハグ オリジナル
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アップリカは日本のブランドということで小柄な日本人にもフィットすると人気のブランドです。コランハグオリジナルはそのまま4wayで使えますが、別売りの新生児用インサートを用意することで5wayで使うことができます。可能な抱っこスタイル「対面抱っこ、おんぶ、前向き抱っこ、腰抱っこ、横向き抱っこ(要別売りインサート)」となっているので1つ持っていれば新生児期からずっと使うことができます。
コランハグオリジナルの口コミや評判
「新生児を横抱きできて、いずれは前向き抱っこもしたい」という強いこだわりがある家庭から人気を博しています。小柄なお母さんにも良くフィットするので、海外製が合わなかった場合にもおすすめです。
ただ、エルゴと比べると若干肩紐が細いため少し負担に感じるようです。それから多機能にありがちな「慣れるまでは装着が難しい」という意見もあります。しかし慣れてしまえば大丈夫ですし、動画なども公開されているのでしっかり練習すれば問題ないでしょう。
スリングタイプ!アコアコ(AKOAKO) / しじらスリング
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アコアコのスリングはリング無しスリングとして人気のブランドで、カラーやデザインのバリエーションも豊富なことが人気の秘訣です。さらに日本のメーカーということで日本人の体型にフィットし、リング無しスリングにありがちな「サイズが見つからない」というのを解決するために身長140cm~180cmの人にも合う細かいサイズ区分が特徴です。
しじらスリングの口コミや評判
しじらスリングを使っている家庭では「赤ちゃんが良く寝る」「良く泣き止む」という口コミが多いです。やはり赤ちゃんもお腹の中にいるような感覚で安心して包まれているようです。また、装着も非常に簡単で、上からかぶって赤ちゃんを入れるだけなので、キャリータイプの他にサブとして持っている方が多いようです。
ただし、サイズ調節ができないのでサイズ選びは本当に重要です。口コミでも「サイズ選びを間違えたときは使いづらい」というのがあったのでサイズ表をよく見て決めることがポイントです。
持ち運びに便利!ラクーナ(Lacuna) / ダクーノ
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ラクーナは名古屋駅近くにある「ら・くーな」という助産院が開発したクロス抱っこ紐のブランドです。赤ちゃんのプロである助産師が考えた抱っこ紐ということで口コミにより大変人気のブランドとなっています。
最も大きな特徴としては赤ちゃんの股関節脱臼に詳しい医師から「理想的な赤ちゃんのカエル足をキープできて、股関節への負担が少ない抱っこ紐である」とお墨付きを頂戴しているということです。
おんぶなどの複雑な抱っこはできませんが、軽量でコンパクトなので抱っこ紐の他にサブ抱っこ紐としても大変おすすめとなっています。
ダクーノの口コミや評判
ダクーノを実際に使用している家庭からは「コンパクトで持ち運びに便利」「赤ちゃんが良く寝る」と良い口コミが目立ちます。それから背中で肩ベルトがクロスするので、キャリータイプよりも抱っこが軽いと感じることもあるようです。
様々な抱き方ができないのは承知の上で使用しているので、「お出かけ用」「持ち運び用」として愛用しているお母さんが多い印象です。
あると便利!抱っこ紐用ベビーケープ
抱っこ紐単体でも非常に優秀な育児グッズであることは間違いないのですが、季節によってはベビーケープというのを抱っこ紐と合わせて買っておくとお出かけの際に役に立ちます。
ベビーケープの種類と選び方
ベビーケープには以下のような種類があり、主に防寒目的で使われますが、実は夏に使えるものもあります。
- 紫外線対策用
- 防寒対策用
- 雨対策用
以下で簡単に解説しますので、生まれた時期によって1つはもっておくと良いでしょう。
紫外線対策用ベビーケープの特徴
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紫外線対策用ベビーケープは紫外線の強い春夏におすすめのケープで、主にUVカット加工されたものを指します。暑い時期や蒸れやすい時期に使うということでメッシュ素材のものもあります。
大人にとっては平気な紫外線でも赤ちゃんにとっては少し強すぎることもあるので、紫外線対策は必ずしてあげましょう。UVクリームや日傘も有効ですが、最終的にはUVカットベビーケープだとクリップで留めるだけで良いのでおすすめです。
防寒対策用ベビーケープの特徴
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防寒対策用ベビーケープは秋冬のお出かけに重宝するケープで、寒い風や外気から赤ちゃんを守ってくれます。ダウン素材やフリース素材を選んでおくと良いでしょう。デザインも耳付きの可愛らしいものやカッコイイ物まで様々あるので、お気に入りのものを1つ持っておくと寒い時期でもお出かけが楽しくなりそうです。
雨対策用ベビーケープの特徴
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雨対策用ベビーケープは雨が降りそうなとき、どうしても雨降りの中出かけなければいけない時に活躍するケープです。ちょっとした雨に対応できる撥水加工のものから、土砂降りでも浸透してこない完全防水の物まであるので用途に合わせて選んでみましょう。基本的にはコンパクトなので、折りたたみ傘のようにバッグにいつも入れておくと安心です。