人気の土鍋炊飯器を徹底比較。タイガーとシロカのおすすめモデルをご紹介
遠赤外線効果でもちもちに炊けることや、おこげが出来ることで根強いファンも多い「土鍋炊飯器」。
今回はそんな土鍋炊飯器を特集。
実際に使用しているユーザーの口コミを調査し、土鍋炊飯器の評判を探っていきます。
また、人気の土鍋炊飯器を比較し、おすすめのモデルをご紹介します。購入を検討している方はぜひ参考にしてください!
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土鍋炊飯器のメリット
「土鍋の炊飯器は美味しく炊ける!」なんて声を聞いたことありませんか?実際、土鍋は炊飯器の中でも人気の売れ筋モデルになっております。
では、具体的に他の素材を使用した炊飯器と何が違うのでしょうか?詳しくみていきたいと思います。
遠赤外線効果で、もちもち食感が味わえる
土鍋は、加熱することによって遠赤外線効果が高まると言われています。
遠赤外線は、お米を内部から温める働きがあります。そのため、お米の芯までしっかりとした加熱が可能に。
他の素材を使用した内釜よりも、もちもちとした食感で「あまみ」のあるごはんを味わうことが出来ます。
冷めにくいので保温性に優れている
土鍋の炊飯器の一番の特徴は、「蓄熱性」にあります。
土鍋は、水のように比熱が高く、温まりにくく冷めにくいという性質を持っています。そのため、一度温めたご飯がすぐに冷めることがありません。
土鍋の炊飯器のデメリットは?
そんな土鍋ですが、いくつかデメリットも存在します。
- 価格の高さ
- 火力制御が難しい
- 壊れやすい
圧力IH炊飯器などに採用されている土鍋ですが、熱伝導率が低く、温度制御が難しいというデメリットがあります。
現在は、熱伝導に優れている「炭化ケイ素」を配合するなどして温度制御をしやすく加工されていますが、そのぶん価格が高くなっています。
また土鍋は、衝撃に弱く「割れやすい」という側面があります。そのため、扱いに充分注意をする必要があります。
実際に土鍋を使用しているユーザーの口コミや評判
【良い口コミや評判】
- おこげが出来やすい!おこげが大好きなので、土鍋以外は考えられない。
- もっちりとした食感。土鍋の炊飯器に変えて正解だったと思っています。
- 以前使っていた内釜は錆が発生してしまったが、土鍋は錆が発生しない。
【悪い口コミや評判】
- 購入してすぐに内釜が割れてしまった。さすがにランニングコストがかかりすぎます。
- おこげが出来やすく、炊きムラもあり。炊飯ごとに味が変わってしまいます。
- 価格が高い割には、美味しさを感じられない。
- 重量が重く、扱いづらい。
実際に土鍋炊飯器を使用しているユーザーの意見を見てみると、思いのほか「悪い意見」が多くなっています。
特に多くみられるマイナスの意見として、購入してすぐに「土鍋が割れてしまった」という口コミです。もし割れてしまった場合は、2万円前後の内釜購入費用がかかってしまいます。
また、本体価格自体が高いことも、悪い評価につながっています。
一方で「おこげ」が好きなユーザーからは高い評価を得ています。またまた、土鍋ならではの「もちもち感」に満足しているユーザーも多くみられます。
土鍋の炊飯器はタイガーのみが発売?
長谷園×siroca 3合 炊飯器 土鍋炊き かまどさん電気
土鍋の炊飯器は、タイガーが初めて開発販売を行いました。
土鍋を炊飯器に使用できるように加工を行うことは非常に高い技術を要しますので、タイガー以外で土鍋を使用するメーカーはしばらく出てきませんでした。
しかし、最近では家電メーカー「シロカ」が老舗の伊勢焼メーカー「長谷園」とコラボして、「かまどさん電気」を発売。一躍人気を博しています。
大人気!おすすめの土鍋炊飯器3選
2018年~2019年の売れ筋「土鍋炊飯器」をピックアップして、ご紹介していきます。
メーカー/ モデル | ポイント | 価格の目安 |
タイガー / 炊きたて JPC-A102 | 土鍋コーティングなので割れる心配がない。 | ¥52,000~ |
タイガー / GRAND X THE炊きたて JPG-X100 | 味と使い勝手を両立したタイガーのハイエンドモデル。 | ¥70,000~ |
シロカ / かまどさん電気 SR-E111 | 老舗伊賀焼窯元「長谷園」とコラボした超高級炊飯器。 | ¥90,000~ |
タイガー / 炊きたて JPC-A102
現在の価格はコチラ |
まず最初にご紹介するのは、2018年6月に発売されたばかりの最新機種タイガーの「炊きたて JPC-A102」(JPC-A101の後継モデル)。
このモデルは、「熱流&熱封土鍋コーティング9層遠赤特厚釜」という内釜を採用しています。
正確には、土鍋というよりアルミの多層釜(9層)に「土鍋コーティング」が施されています。そのため、下記でご紹介する2モデルよりは価格が抑えられているのが特徴です。
土鍋に近い「もちもち」とした食感を味わえ、「甘み」も感じることが出来ます。
正確には土鍋ではないのですが、価格を抑えつつも「土鍋で炊いたご飯に近い」食感を味わいたい方におすすめのモデルです!
また、アルミの多層釜なので、土鍋のデメリットである「壊れやすさ」を克服し、耐久性に優れているのも購入のポイントです。
タイガー / GRAND X THE炊きたて JPG-X100
現在の価格はコチラ |
タイガーが発売するハイエンド圧力IH炊飯器「GRAND X THE炊きたて JPG-X100」。
こちらは、「炊きたて JPC-A102」とは異なり、コーティングではなく本土鍋を使用しています。
伝統工芸品にも指定されている三重県四日市の「四日市萬古焼」を使用。土鍋の伝熱性の低さを補う「炭化ケイ素」を配合し、4度も焼き工程を行い完成します。
この手の込んだ工程により、土鍋の蓄熱性を生かしつつ、熱伝導率を従来の約2.5倍にすることに成功しています。
価格こそ高くなってしまいますが、お米のもちもち感や美味しさは本物!おこげが出来るのも嬉しいポイントの一つです!
また簡単な操作性を実現した「モーションセンサー&タッチパネル」も搭載。味と使い勝手を両立したモデルです。
シロカ / かまどさん電気 SR-E111
現在の価格はコチラ |
炊飯器メーカーとしては全くの無名だった「シロカ」が、創業180年の歴史ある伊賀焼窯元「長谷園」と共同で開発を行ったのが「かまどか電気 SR-E111」。
本場の土鍋で焼くごはんを炊飯器で再現したのが当モデル。一つ一つ熟練の職人が作り上げるので、価格は10万円近くなってしまいます。
ただし、炊き上がりのごはんに関する評価は抜群。
「初めて使用した時に、同じお米を炊いてもここまで美味しさが変わるのかと驚いた」「炊き上がったときのほのかな香り、口にいれたときの甘み、かまどさんでなければ味わえません」など絶賛する口コミが多数みられます!
土鍋炊飯器の比較表
モデル | 炊きたて JPC-A102 | GRAND X THE 炊きたて JPG-X100 | かまどさん電気 SR-E111 |
メーカー | タイガー | タイガー | シロカ |
内釜 | 熱流&熱封土鍋コーティング9層遠赤特厚釜 | プレミアム 本土鍋 | 土鍋 |
炊飯方式 | 圧力IH炊飯器 | 圧力IH炊飯器 | ---- |
最大消費電力 | 1200W | 1180W | 1300W |
サイズ(cm) | 幅25.2×奥行30.2×高さ21.1 | 幅26.1×奥行32.5×高さ22 | 幅30×奥行30×高さ26.1 |
重量 | 約5.4kg | 約7.3kg | 約7.6kg |
価格の目安 | ¥52,000~ | ¥70,000~ | ¥90,000~ |
カラー | アーバンホワイト/ボルドー/アーバンブラック | フロイトホワイト | ブラック系 |
まとめ
- 土鍋炊飯器は遠赤外線効果や蓄熱性で、もちもちに炊き上がりやすい。
- ただし、土鍋自体が衝撃に弱く割れやすいので、不満の声も多い。
- 「おこげ」が好きなユーザーからは高い評価を受けている。