日本の炊飯器を海外で使うことは可能?方法や必要なものについてご紹介
「単身赴任」「転勤」「留学」などで海外に行かれる方も多いのではないでしょうか?
短期の滞在ならまだしも、長期滞在であれば、炊飯器を持っていき美味しいご飯を味わいたいですよね。
そんなわけで、今回は日本の炊飯器をどうやって海外で使用するのか、その方法や必要なものについて解説をしていきます。
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日本の炊飯器を海外で使用する方法
日本で売られている炊飯器を海外で使用するには、2つの方法があります。
- 海外対応の炊飯器を新たに購入する
- 変圧器+変換プラグを使用する
これらのどちらかで、海外でも日本の炊飯器を問題なく使用することが可能になります。
使用する国や地域の電圧とコンセント形状を確認しよう
まず確認しなければいけないのは、使用する国や地域で使用されている「電圧」と「コンセント形状」です。
日本では、「100V」という電圧が使用されていますが、外国では主に「120V~240V」の高電圧が使われています。
そのため日本の炊飯器をそのまま、外国のコンセントに差し込んでしまうと、故障の原因になってしまいます。
また、そもそも日本と外国ではコンセントの形状が異なります。そのため炊飯器の電源コードを外国のコンセントに差し込むことが出来ません。(一部同じ日本と形状が同じ地域もあり)
これらの「電圧」と「コンセント形状」の違いを解消する方法が、「変圧器+変換プラグを使用する方法」もしくは「海外対応の炊飯器を購入する方法」のどちらかになります。
いずれの方法にしても、使用を想定している電圧とコンセント形状の情報が必要ですので、必ず最初に確認するようにしましょう。
主要国の「電圧」と「コンセント形状」の一覧
国もしくは地域 | 電圧(V) | コンセント形状 |
日本 | 100V | A |
韓国 | 220V | C/SE |
タイ | 220V | A/BF/C |
中国 | 220V | A/B/B3/BF/C/O/O2 |
イギリス | 220-240V | BF |
イタリア | 220V | C |
ドイツ | 230V | C/SE |
フランス | 220V | C/SE |
アメリカ | 120V | A |
カナダ | 120V | A |
※順不同
電圧とコンセント形状を確認する上で、一つ注意してもらいたいのは、同じ国でも地域や建物によって電圧やコンセント形状が異なる場合があるということです。
必ず渡航先や滞在先の電圧やコンセント形状を正しく把握しておく必要があります。
【方法1】海外対応の炊飯器を新たに購入する
さて、使用する国の電圧やコンセント形状が確認できたら、「どのように使用するのか」と言う点について解説していきます。
さきほど日本の炊飯器を海外で使用する方法は2種類あると言いました。
しかし、実は「変圧器+変換プラグを使用する方法」は故障のリスクや各アイテムの購入など様々なハードルがあります。
「海外対応の炊飯器」を購入した方が簡単ですし、コストがかかりません
各メーカーから海外向け炊飯器が発売されている
象印やタイガー、パナソニックといった国内メーカーから海外向けの炊飯器が発売されています。
発売されているモデルによって「電圧」が異なりますので、使用する国や地域の電圧にあった炊飯器を選ぶ必要があります。
詳しくは以下のページで紹介していますので、そちらも参考にしてください。
海外向けのおすすめ炊飯器を紹介。アメリカや中国・ヨーロッパでの使用に対応!
1万円台から購入が可能
炊飯器を新たに購入するとなると、「結構なお金がかかってしまうのでは?」と思うかもしれません。
ところが、変圧器を購入するのとあまり価格は変わりません。
海外で使用するための「変圧器」は、約1万~1.5万円程度。
一方で海外対応の炊飯器の中には、1万円後半から購入できるモデルも存在します。
コストの面を考慮すると、変圧器を使用するよりも新しい海外対応の炊飯器を購入した方がお得なのです。
【方法2】変圧器+変換プラグを使用する
つづいてご紹介するのは「変圧器+変換プラグ」を使用する方法です。
こちらの方法は、費用がかかりますし、故障のリスクも少なからずあるので、あまりおすすめはしません。
「海外対応の炊飯器」を購入し、使用した方が簡単ですし、安上がりです。
ただし、「今お使いの炊飯器をどうしても海外で使用したい」と言うのであれば、こちらの方法を取るしかありません。
炊飯器で使用する変圧器は非常に高価
もし今お使いの日本の炊飯器をアメリカで使用したい場合、アメリカの「120V」の電圧を「100V」に変換する「変圧器」が必要です。
- (入力)120V→(出力)100V
この変圧器であれば、2,000円~3,000円程度で購入が可能なのですが、問題は「炊飯器に対応しているか?」と言う点です。
炊飯器の消費電力は「500W~1200W」程度です。しかし一般的に販売されている変圧器の耐えうる電力(定格容量)は「120W」程度。
そのため定格容量の大きな変圧器を購入する必要があります。価格は約1万円~1.5万円程度。
変圧器ひとつでこのお値段なら、海外対応の炊飯器を購入した方がお得な気がします。もし、どうしても変圧器を購入するのであれば、以下のモデルがおすすめです。
おすすめの変圧器:日章工業 / トランスフォーマNDFシリーズ NDF-1500U
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入力電圧110V~127V(50Hz/60Hz)に対応。アメリカやカナダ、台湾などを中心に使用することが出来ます。
炊飯器をはじめファックスや電話機、掃除機などの家電に対応しています。