フッ素(テフロン)加工フライパンの魅力や特徴
フライパンの中でも最も普及している「フッ素(テフロン)加工フライパン」。
焦げ付かない使い勝手の良さと、安価な価格から高い人気を誇っています。
そんなフッ素加工フライパンの特徴や魅力、注意点についてご紹介します。
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フッ素(テフロン)加工フライパンとは?
一口にフライパンと言っても様々な種類があります。フライパンの分類の1つが「表面の加工」です。
鉄やアルミなど素材をむき出しのまま使用するフライパンもありますが、一般的なフライパンの多くは、表面に加工が施されています。
そのフライパンの表面加工の中で最も多いのが「フッ素加工」のフライパンです。
フッ素加工することによって「焦げない」「汚れを落としやすい」というメリットがあり、今現在最も普及しているフライパンの表面加工法となっています。
フッ素加工とテフロン加工の違いとは?
よく耳にする「フッ素加工フライパン」と「テフロン加工フライパン」ですが、両者に大きな違いはありません。
どちらもフッ素樹脂を使用した加工法です。「テフロン」と言うのは、アメリカのデュポン社が開発したフッ素樹脂の名前であり、商標登録されています。
ですので、デュポン社のフッ素樹脂を使用したものを「テフロン」と呼び、デュポン社以外のフッ素樹脂を使用したフライパンが「フッ素加工」と呼ばれています。
フッ素加工フライパンの種類
フッ素加工の中にも種類があります。テレビ通販でおなじみの「マーブルコート加工」や「ダイヤモンドコート加工」もフッ素加工に含まれます。
一般的なフッ素加工は、2層の「テフロンベーシック」か3層の「テフロンセレクト」のようにフッ素樹脂のみを重ねてコーティングしています。
「マーブルコート加工」や「ダイヤモンドコート加工」の場合は、一番表面の層に「マーブルコート加工」であれば大理石の粉を、「ダイヤモンドコート加工」であれば人工ダイヤモンドの粉を混ぜてコーティングされています。
【関連記事】
▶マーブルコートフライパンの特徴と口コミや評判
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フッ素加工フライパンの魅力や特徴
フッ素加工フライパンの特徴は、何と言っても「焦げにくさ」と「こびりつきにくさ」です。
フッ素加工フライパンは料理が捗るのはもちろん、食器を洗う時にも手間がかからない為、高い人気を誇っています。
これはフッ素樹脂の特徴によるものです。フッ素樹脂は「摩擦係数」が非常に小さい為、フッ素樹脂をコーティングされたフライパンは摩擦係数が小さくなり、滑りが良くなります。
その滑りの良さは「氷」以上であり、フライパンに付着した汚れも「スルッ」と洗い流すことが可能となります。このお手入れの容易さがフッ素加工フライパンの大きな魅力です。
また、非常に普及している加工方法であり、フッ素加工フライパンの価格が安価な点も魅力です。
ホームセンターやスーパー等どこでも手に入るフッ素加工フライパンは、メーカーや種類にもよりますが、非常にお手頃な価格で購入できます。
フッ素加工フライパンの注意点
価格が安く、焦げ付かないのでお手入れも楽なフッ素加工フライパン。
しかし、フッ素加工フライパンにも注意すべき点があります。それは「高温」に弱いという点です。
見たことが無い人も多いと思いますが、フッ素加工フライパンの説明書には「強火での使用は控えて下さい」という注意書きがあります。
これはフッ素樹脂の耐熱温度が低いことが原因です。高熱で調理を行ってしまうと、すぐに寿命を迎えてしまいます。
調理器具であるフライパンが熱に弱い訳がないと思っている人も少なくありませんが、表面にコーティングされている「フッ素樹脂」は耐熱温度が低く、一定の温度を超えると「有毒ガス」になってしまいます。
でも安心してください。フッ素樹脂から発生する有毒ガスは、通常の使い方をしている分には発生することは考えにくいです。フッ素樹脂が危険となる温度は390度以上と言われています。
フライパンで焼き物や炒め物、揚げ物を調理するときの最高温度は180度と言われていますので、通常の使用であれば問題となりません。
注意が必要なのは、「空焚き」です。フッ素加工フライパンに何もいれずに火にかければ、フッ素樹脂から有害なガスが発生します。
ですので、「空焚き」だけは絶対に避けるようご注意ください。また、空焚きしてしまった際はすぐに火を止めて換気し、体に異常を感じたら医療機関に相談してください。
おすすめフッ素(テフロン)加工フライパン
フッ素加工フライパンは使い勝手の良さと、価格の安さから最も普及しているフライパンと言えます。多くのメーカーから様々な種類のフッ素加工フライパンが展開されています。
そんなフッ素加工フライパンの中でも、特に人気・評価共に高いおすすめのフッ素加工フライパンをご紹介しますので、フライパン選びの参考にしてみて下さい。
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