ガラスフライパンの魅力やメリット&デメリット
ガラスフライパンの素材は、「硼珪酸ガラス」や「ガラスセラミック」などの耐熱ガラスで出来ており、熱だけでなく酸にも強いという特徴があります。
また、直火での調理だけでなく、レンジやオーブンにも使用可能。料理の幅が一段と広がるのも嬉しいポイントですね!
焼き具合をいつでも確認できるうえに、デザインがおしゃれなため、そのまま食卓に持っていきお皿として活用することもできます。
毎日の料理を楽しくおしゃれにしてくれる「ガラスフライパン」の魅力やメリット&デメリット、おすすめのガラスフライパンをご紹介します。
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ガラスフライパンの特徴
ガラスで出来たフライパンと聞くと、熱などで割れてしまうのではないかと心配になりますが、どうぞご安心ください。
ガラスフライパンの素材は、「硼珪酸ガラス」や「ガラスセラミック」などの耐熱ガラスで出来ています。
一般的なガラスが熱を加えたり冷やしたりすることでひび割れてしまうのは、ガラスの熱膨張率にあります。
耐熱ガラスは熱膨張率が極めて低いため、熱による伸縮が起こりません。結果として火であぶってもひび割れをほとんど起こさない構造になっています。
また、耐熱ガラスは熱だけでなく酸にも強いという特性を持ちます。お酢や柑橘系の素材を調理する際にも、さほど強い酸ではないこともあり、長期間の使用にも耐えられます。
電子レンジに入れた際も、耐熱ガラスは誘電損失が低い(電子レンジの影響を受けにくい)ため、直接熱を帯びることはありません。
ガラスフライパンのメリット
- 保温性が高い
- 焼き具合をいつでも確認できる
- 洗い物の際に汚れ落ちが見やすい
- 直火、レンジ、オーブンなどマルチに活躍
- アレルギーの心配が無い
- そのままお皿として利用できる
保温性が高い
金属製のフライパンと比較すると、ガラスフライパンは熱を逃がしにくいという特徴があります。
中火でしっかり温めたガラスフライパンは、あとは弱火で調理しても食材に十分火が通りますので、ガス代の節約にもなります。
焼き具合をいつでも確認できる
透明のため料理の焼き具合を裏からすぐに確認することができます。
料理をちょうどいいタイミングで、綺麗な形のまま食卓に並べることができます。
洗い物の際に汚れ落ちが見やすい
こちらも透明であるからこそのメリットです。金属製の黒いフライパンなどですと汚れがしっかりと落ちているのを確認しづらいかと思います。
一方で、ガラスフライパンであれば小さな汚れも見逃すことはありません。
直火、レンジ、オーブンなどマルチに活躍
ガラスフライパンは耐熱性も高く誘電損失も低いため、直火での調理だけでなくレンジやオーブンでの調理にも最適です。
アレルギーの心配が無い
金属製のフライパンの場合に気になるのがアレルギーの問題かと思います。調理の際に若干量ではありますがフライパンの素材が溶け出し、金属アレルギー反応を起こす場合があります。
ガラス製品であればアレルギーの要因となる物質の溶け出しがなく、安心して使うことができます。
そのままお皿として利用できる
ガラスフライパンはそれそのものが美しく品のある調理器具になっています。
出来上がった料理をそのままフライパンごとテーブルに乗せるだけでおしゃれに見せることもできます。
ガラスフライパンのデメリット
- 割れるリスクがある
- 少し重たい
- 熱するのにやや時間がかかる
割れるリスクがある
耐熱ガラスとはいえガラスであることに間違いありませんので、金属製のフライパンのようにコンロに叩きつけたり、金属製のヘラで料理を混ぜるなどは避けたほうが無難です。
ヘラを使う場合には竹製やシリコン性の素材のものを使うと良いでしょう。
また、火で熱した後にすぐに流しに置いたり水をかけることも避けたほうが無難です。耐熱ガラスで割れにくいのは確かですが、小さな傷があるとそこを起点にひび割れを起こしやすくなります。
冷めた頃を見計らったり、食事の後に洗うことを心がけましょう。
少し重たい
鉄フライパンやステンレスフライパンと比較しても、同じくらいの重さがあります。あまり手首のスナップを効かせるような調理には向きません。
ただ、ガラスフライパンは他の金属製のフライパンよりも小さいものが多く、使っているだけで腕が疲れるようなことはほとんどありません。
熱するのにやや時間がかかる
ガラスフライパンは保温性に優れる反面、熱を入れるのにも少し時間がかかります。だからと言って強火で一気に温めるのも危険です。
ガラスフライパンで調理する際には、焦らないように、料理を楽しみながら使用しましょう。
ガラスフライパンはどんな料理に向くの?
目玉焼きやソーセージなどの簡単な朝食メニューから、ポトフや煮物などのじっくり時間をかけて熱を通すような煮込み系料理には最適です。
また、レンジやオーブンを使った肉・魚料理などにも活躍します。
一方で、高温でさっと炒めるような中華料理や、しっかり焼き目をつけるようなメニューにはあまり向かないかと思います。
ガラスフライパンを選ぶポイント
ガラスフライパンの底は「凹凸状になっているもの」と「つるっとしているもの」があります。
調理中のこべりつきや手入れの楽さを考えると、凹凸状になっているものの方が良いかと思います。
また、柄の部分の取り外しが可能なものもあります。レンジやオーブンを多用する場合には取っ手が外れるものの方が扱いやすいでしょう。
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ガラスフライパンのお手入れ方法
ガラスフライパンの洗い方については、基本的に他のガラス食器と同様に行ってください。
特に付着させると危険なものもありませんし、ガラスコップなどと比較しても強度が高いため、そこまで神経質になる必要はありません。
最も気を付けるべきところは、直火で高温にしたガラスフライパンを水で急速に冷やす行為です。
また、濡れたタオルの上に置くのも危険です。熱が逃げにくいので少々時間はかかりますが、素手で触れる温度まで下がったのちに洗ってください。
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