失敗しない!上手で賢いフライパンの選び方
種類によって特徴や向いている料理も変わってくる「フライパン」。
どのフライパンを選べば良いのか迷ってしまったという経験をされた方も多いのでは?
この記事では、それぞれのフライパンの特徴を踏まえつつ、選び方のポイントを初心者でも分かり易いように解説していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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フライパン選びについて
コスト面や収納のスペースを考えると、「フライパンは一つで済ませたい」と考える方は多いいらっしゃいます。
しかし、フライパンは素材によって、「向いている調理法」「向いていない調理法」があります。
そのため、どの料理でも完璧にこなしてしまう「完全に万能なフライパン」というのは存在しません。
最も、良い選択肢は、「フライパンをうまく使い分けること」です。そのことを頭に入れた上で、フライパンの選び方について解説をしていきます!
手軽に使いたい人向けフライパンの選び方
「使用する際も、お手入れも簡単なフライパンが欲しい」という方は、フッ素加工(テフロン)のフライパンを選ぶようにしましょう。
フライパンが焦げ付きにくく、幅広い料理を調理することが可能です。
ただし、フッ素加工フライパンは使用するにつれて、表面のコーティングが剥がれてきてしまいます。
コーティングが剥がれると、食材が焦げ付きやすくなってしまうので注意が必要。長期間の使用には向かず、概ね2年~3年程度の寿命だと考えて置きましょう。
いずれ買い替えが必要になるので、消耗品と割り切って使用する分には使いやすいフライパンとしておすすめです。
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料理にこだわれる万能型フライパンの選び方
メンテナンスに手間がかかるものの、バランスよく使用していけるのが鉄フライパンです。
使用前後に「焼き込み」や「油ならし」といったフライパンに油を馴染ませる作業が必要です。
しかし、ある程度どんな料理にも対応することができ、特に「焼く」「炒める」といった料理には最適です。
以前は、重みのある鉄フライパンがほとんどですが、最近では軽量で女性でも扱いやすい鉄フライパンが多く発売されており、選びやすくなっているのも嬉しいポイントです。
同じく万能型のフライパンとして、認知されているのがステンレスフライパンです。
焦げ付きやすく使用に慣れるまで時間がかかるというデメリットがありますが、「錆びづらい」「手入れが簡単」「高温に強い」というメリットを併せ持っています。
万能型のフライパンをお求めの方は、「鉄フライパン」もしくは「ステンレスフライパン」を選ぶと良いでしょう。
どちらかと言えば、鉄フライパンの方が使いやすく万人に受けるフライパン。ステンレスフライパンにこだわりがないのであれば、鉄フライパンの方が失敗はないでしょう。
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特定の料理にこだわれるフライパン
フライパンには特定の料理に特に向いているものがあります。
アルミフライパン
「アルミフライパンといえばパスタ」というほどパスタを調理するのに最適なフライパンです。
フライパンの軽さが特徴となっており、女性でも簡単にフライパンを煽ることができます。
また、熱伝導が非常に良いという性質をもっており、細かい温度調節を行うことが可能です。ソースの味の微調節やアルコールを飛ばす工程がしやすくなっています。
また、調理面がシルバーなので食材の色(状態)を確認しやすくなっています。パスタを頻繁に作る!という方は、使い分け用のフライパンとして一本持っていると大変便利です!
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鋳物フライパン
アルミフライパンほど特化しているわけではありませんが、鋳物フライパンは肉料理に非常に向いているフライパンです。
蓄熱性に優れている為、弱火で調理が得意。ステーキやハンバーグなど表面をカリっとさせて、中にじっくりと火を通すような料理に最適なフライパンになっています。
その他にも、ピザやパエリアといった料理も可能。バリエーションも豊富なので、使いやすいフライパンであるといえます。
ただし、その一方でフライパン自体が非常に重いというデメリットがあります。炒め物などフライパンを煽るような調理方法には向いていません。
しかし、最近では錦見鋳造から発売されている「魔法のフライパン」のように比較的軽量化されている鋳物フライパンもあるのでチェックしておきましょう。
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銅フライパン
レストランや料亭など、料理人が多く使用しているが銅フライパンです。だし巻き玉子や親子丼など卵料理をつく際に適したフライパンになっています。
熱伝導に非常に優れているので温度の微調整がしやすく、銅の特性である抗菌作用もある優れたフライパンです。
しかし、重たいことや長時間火にかけると変形する恐れがあるので、あまり家庭で使用されることはありません。
フライパンのサイズの選び方
フライパンを選ぶ際に、それぞれのご家庭に適したフライパンのサイズを選ぶことも大切です。
フライパンのサイズは、18cm~30cmで展開されているものがほとんどです。
最近では、20cm程度の小さめのフライパンも人気がありますが、できれば28cm程度の大きめのフライパンを一つ持っておくと便利です。
大きめのフライパンであれば、少量調理をしても問題ありません。3人以上でお住まいの方や作り置きをしておきたいという方は、大きめのフライパンがおすすめ!
また20cm程度の小さめのフライパンと、28cm程度の大きめのフライパンをうまく「使い分ける」のも非常に便利です。
フライパンの取っ手の選び方
どんなフライパンにするかの大枠が決まったら、取っ手の素材にも気を付けたいところです。
通常のフッ素(テフロン)加工フライパンですと、樹脂製の取っ手が付いていることが多く、特に気にする必要がありません。
しかし、鉄フライパンやステンレスフライパンですと、取っ手が付いておらず金属のままになっています。
そのため、ある程度火にかけていると、熱くなり素手では持てなくなってしまいます。手軽に料理をしたいというのであれば、やはり樹脂製の取っ手が付いている方が便利と言えるでしょう。