鋳物フライパン(スキレット)の魅力やメリット&デメリット
重く肉厚なフライパンとしてのインパクトが強い「鋳物フライパン」。
熱伝導の良さに優れたフライパンであるのはもちろん、蓄熱性の高さから根強い人気を誇り、日本では「スキレット」という名前で呼ばれることもあります。
ここではそんな鋳物フライパンの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。
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鋳物とは?
鋳物(いもの)というのは、加熱して溶かした金属を、型に流し込んで作る金属製品のことを指します。
フライパンに使われる鋳物といえば、鉄を溶かした鉄鋳物(鋳鉄)が一般的ですが、アルミ鋳物のフライパンなども見かけることがあります。
鉄フライパンと鋳物フライパンの違い
一般的な鉄フライパンと鋳物フライパンは、製造方法が異なります。
前者は、鉄板をプレスしてフライパン型に成型するのに対して、鉄鋳物のフライパンは鋳型と呼ばれる型に鉄を流し込んで作られます。
それによって、通常の鉄板で作られた鉄フライパンよりも炭素の量が30倍以上も多く、表面にできる無数の穴によって鉄フライパンよりも油馴染みが良くなるという違いがあります。
鋳物フライパンの特徴
鋳物フライパンは、料理のバリエーションの豊富さが非常に魅力的なフライパンとなっています。
ハンバーグやステーキ、パンケーキ、パエリアなどなど幅広い料理に対応。
熱伝導に優れており蓄熱性が高いので、一度加熱してしまえば後は弱火で調理することも可能です。
ステーキやハンバーグ、ビーフシチューなどの肉料理の場合は、余熱によって中にしっかりと火を通すことができるので柔らかく仕上げることが可能です。
非常に重いフライパンなので女性が取り扱うには難しいですが、フライパンを煽る必要がない料理については問題がないのでぜひ使ってみてほしいフライパンです。
鋳物フライパンのメリット
- 料理のバリエーションが非常に豊富。特に肉料理を美味しく作ることができる。
- 熱伝導に優れており、肉厚な分蓄熱性にも優れているので余熱で調理可能。
おかずなどはもちろんパンケーキなどを作ることもできます。焼き芋やピザなどをつくることができるバリエーションの豊富さが魅力であり、特に肉料理を作った時は柔らかく仕上げることができます。
熱伝導にも優れているのでさくっと調理することも可能な万能タイプのフライパンと言えるでしょう。
鋳物フライパンのデメリット
- 鋳物(鋳鉄)なので非常に重い。煽る必要がある料理には不向き。
- コーティングされているわけではないので焦げ付きに注意が必要。
非常に重いので煽る必要がある料理を作る場合は男性でもちょっときついのではないでしょうか。パスタなどの調理には向いていません。
また、コーティングが施されていないので焦げ付きやすいです。慣れが必要ですし油を馴染ませて使っていくほど使いやすくなるのが鋳物フライパンです。
鋳物フライパンを選ぶポイント
鋳物フライパンを選ぶ時に注意しなければいけないのは、見た目以上に重いという事です。
一般的なサイズ(24〜26cm)の鋳物フライパンは、持った事も無いような重さを感じるため、気軽に取り回す事は難しくなります。
しかし鋳物フライパンは蓄熱性に優れた特性を活かし、おかずをフライパンに乗せてそのまま食卓に並べることができます。
加熱できる皿として使えるようなコンパクトなサイズを選ぶことがポイントとなります。
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鋳物フライパンの手入れ&洗い方
鋳物のフライパンというのは、コーティングされているわけではないので手入れや洗い方は大事です。
- 鍋を温めて多めの油を入れて全体になじませます。
- 油がなじんだら油をオイルポッドに戻します。
- そのまま加熱して軽く煙が出る程度まで熱くなったら調理開始の合図です。
使用したあとは洗剤を使わずすぐに洗ってください。洗剤を使うとなじんだ油まで落としてしまうからです。
頑固な汚れは硬めのスポンジやスチールたわしなどでしっかりと落としてください。きれいにしたら火を通して水分を飛ばし油を再度なじませて手入れ終了になります。
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注目の鋳物フライパン
鋳物フライパンにも種類がありますがその中でも特に人気な鋳物フライパンを紹介します。
鋳物フライパンの詳しいランキングを知りたい方は、下記の関連記事も参考にしてください!
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魔法のフライパン
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製品詳細
- 価格の目安:11,000円~
- Amazon評価(2018/11月):3.7/5点(9人)
- サイズ(cm):24,26,28
- 重さ:約850g(24cm)
- IH調理器:◯
圧倒的な熱効率の良さから人気となっている鋳物フライパンが錦見鋳造株式会社から発売の「魔法のフライパン」です。
熱効率が良いだけでなく温度が下がりにくいのでしっかりと旨みを閉じ込めることができます。
そして注目したいのが重さです。
鋳物フライパンは総じて重いものばかりですが、魔法のフライパンは熱効率などをそのままに厚さを薄くすることによって軽量化に成功。女性でも持ちやすい重さになっている魅力的な鋳物フライパンです。
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