クエン酸や重曹も活用!コーヒーメーカーの掃除方法と注意点
「コーヒーメーカーの内部の汚れが気になる」「コーヒーの味が落ちた気がする」そんな悩みを抱えている方は、コーヒーメーカーの内部のお掃除をしてみると良いでしょう。
コーヒーメーカーのお手入れをきちんとすると、コーヒーの味が美味しくなったり、コーヒーメーカーの故障を防ぐことが出来ます。
今回は、台所用洗剤や重曹を使用したお掃除方法やクエン酸を使用した洗浄方法について解説を行っていきます。
「コーヒーメーカーのお手入れ」にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください!
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コーヒーメーカーのお掃除頻度は?
コーヒーメーカーのお掃除は、使用の頻度にもよりますが、1か月に1回程度必ず行うようにしましょう。
ここでいうお掃除とは、コーヒーメーカー内部の洗浄のことを指します。
この掃除をさぼってしまうと、本体内部のパイプが目詰まりしてしまい「コーヒーの抽出時間が長くなる」「お湯が出ない」という症状が出てきてしまう恐れがあります。
また当然ながらコーヒーの味にも影響が出てきてしまい、メーカー本来のコーヒーの味を再現できなくなってしまいます。
美味しいコーヒーをずっと飲み続けるためにも、こまめなお手入れを心がけるようにしましょう。
掃除を始める前に!お手入れをする際の注意点
お手入れを行う際には、以下のポイントを必ず守るようにしましょう。
誤った方法でお手入れをしてしまうと、故障の原因につながったり、感電や火災につながることがあります。また、必ず「取扱説明書」に記載されているお手入れ方法をよく読み、作業を進めてください。
- 必ずコンセントから差し込みプラグを抜く。
- 事前に本体を使用していた場合は、冷めてから行う。
- シンナー、クレンザー、漂白剤、化学ぞうきん、金属たわし、ナイロンたわしを使用しない。
- 食器洗浄機、食器乾燥時は使用しない。
- 必ずぬるま湯を使用する。(熱湯は使用不可)
コーヒーメーカーの基本的な掃除方法
さてここからは、コーヒーメーカーの基本的な掃除方法について解説をしていきます。
コーヒーメーカーによって多少工程が異なりますのでメーカーの取り扱い説明書を参考にしてください!
タイガーのコーヒーメーカーの取り扱い説明書
パナソニックのコーヒーメーカーの取り扱い説明書
サーモスのコーヒーメーカーの取り扱い説明書(ECF-700)
メリタのコーヒーメーカーの取り扱い説明書
デロンギのコーヒーメーカーの取り扱い説明書
お手入れに必要なもの
- 台所用合成洗剤(重曹でも可)
- 歯ブラシスポンジ
- やわらかい布
- クエン酸(お酢でも可)
台所用合成洗剤には食器用・調理器具用の洗剤を使用してください。また、歯ブラシやスポンジも出来るだけ柔らかいタイプのものを使用しましょう。コーヒーメーカーを傷つけてしまう恐れが少なくなります。
なお台所用合成洗剤を使用したくないという場合は、「重曹」を使用することもできます。
お手入れの手順~本体以外の部品~
- 台所用合成洗剤を「水」もしくは「ぬるま湯」で薄める。
- スポンジや歯ブラシに洗剤を浸しながら、優しくこする。
- 乾いた布やふきんで水分をふき取る。
- 水滴が残らないようにしっかりと乾燥させる。
なお乾燥させる場合は、直射日光やドライヤーに当ててはいけません。風通しの良い日陰に置いて乾燥させてください。
お手入れの手順~本体~
- 台所用合成洗剤を「水」もしくは「ぬるま湯」で薄める。
- 布に洗剤を浸し、かたくしぼる。
- 本体をふく。
- 乾いた布やふきんで水分をふき取る。
- 水滴が残らないようにしっかりと乾燥させる。
お手入れの手順は、各部品と大きく変わりませんが、洗剤やスポンジでなく本体を傷つけないように布を使用するようにしましょう。
またお手入れの際には本体に水をつけたり、かかってしまうことが無いようにしましょう。
クエン酸を使用したお手入れ方法
コーヒーサーバーから適切な時間でコーヒーが抽出されない時は、「クエン酸」を使用してお手入れを行うのが効果的です。
クエン酸には、本体内部のパイプの目詰まりの原因となる「炭酸カルシウム」を溶かす効果があるので、コーヒーメーカーのメンテナンスに非常に役に立ちます。
メーカーがお手入れ用に専用のクエン酸を販売していますが、市販されているものでも問題ありません。
- クエン酸10g(大さじ1杯)を600ccの水に溶かしてください。
- タンクに(1)の水をセット。
- フィルターとサーバーもセットを行い、ドリップ。(コーヒー粉は使用しないでください)
- ドリップが完了したら、水を捨ててください。
- 今度は通常の水をセットし、同様にドリップ(クエン酸不使用)
- (5)の工程を2~3回繰り返したらお手入れ完了です。
<手順6>の工程を忘れずに行ってください。クエン酸をしっかりと水で洗わないと、お手入れ後につくるコーヒーを美味しくすることが出来ません。
また、仮に「クエン酸」が手元にない場合は、「お酢」を使用することもできます。お酢の場合は、水600ccに対してお酢300ccを溶かしてください。そのほかの手順はクエン酸使用時と同様です。