手帳カバーの選び方とおすすめランキング
シーズンになると一斉に新しい手帳が販売され、多くの方がそれを購入されていきます。スケジュール管理やメモには便利なアイテムですが、それだけでは機能を活かしきれていないこともあります。手帳単体でも使い勝手は良いでしょうが、さらに便利にしてくれるアイテムがいくつもあるのです。
その中には手帳に被せる手帳カバーがあります。手帳だけあれば十分じゃない?と思われる方もみえるかもしれませんが、手帳カバーを付けるだけでもいろいろな機能が追加され、さらに便利に使えるようになるのです。ただ知らない方もかなりみえると思うので、こちらでは手帳カバーの選び方とおすすめランキングをご紹介してきます。
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手帳カバーの必要性
現在手帳を使ってみえる方の中には、買った時のままのものを使ってみえる方もみえると思います。実際それでも十分使えるのですが、購入してから1年後の手帳の状態はいかがでしょうか?表紙が汚れていたり傷だらけになっていたりと、かなり傷んでいる状態の方もみえると思います。バッグの中に入れていたとしても一緒に物を入れておけば、移動中や物を取り出すときに擦れてしまっていることがあります。
あるいは記入中に飲み物をこぼすことでもあれば、水分で汚れてしまうこともあるでしょう。もちろん多少の汚れや水分にも耐えられるように作られていますが、交換する時期の手前になると見るも無残な手帳になっていることもあるかもしれません。
それを防ぐためにも手帳カバーを使ってみることをおすすめします。しかし、単につけることを勧められても、何の得があるの?と思われる方もみえるかもしれませんので、そのメリットやデメリットをご紹介しておきましょう。
手帳カバーのメリット
手帳カバーをつけるメリットとしては、何といっても表紙や本体を汚さず綺麗に使えるところです。外側から覆うことになるので、例えバッグの中で擦れても中身は傷つかず、水分などに触れてもカバーが身代わりになってくれます。もちろん開いている時に盛大に飲み物をこぼしてしまえば元も子もありませんが、そのようなことがない限りはカバーが手帳を守ってくれるのです。
また見た目のデザインを変えられる点もメリットになります。元々の手帳のデザインは気に入って購入してみえるでしょうから、そうそう飽きることはないと思いますが、手帳カバーでデザインを変えると気分も変わり交換の時まで飽きずに使い続けることができます。
また毎年同じサイズのものや、全く同じデザインの手帳を購入してみえる方には、手帳カバーも同じものが使える可能性があります。手帳自体は時期が来れば交換しなければいけませんが、手帳カバーは使い続けられる限りは交換の必要がないので、継続して使える可能性もあるのです。
手帳カバーのデメリット
もちろんデメリットもあります。手帳カバーをすると言うことはそれで手帳を覆うと言うことなので、かさばってしまったり開きにくくなったりする可能性があります。種類や選び方は後述しますが、自分の手帳に合ったサイズのものや機能面が合っているかどうか、と言うことも選ぶ上では必要になってきます。
手帳カバーの種類と選び方
そんな手帳を守ってくれる強い味方の手帳カバーですが、やはり種類があり選び方も存在します。手帳カバーを選ぶときには次の点に注意する必要があります。
- 手帳のサイズ感
- 素材
- ペンホルダーやポケットが必要かどうか
このような優先順位で見ていくといいでしょう。先述したデメリットの通り、開きやすさが変われば使いやすさも変わってくるため、手帳のサイズ感は特に重要になります。手帳を守っても使いにくくなっては本末転倒ですからね。その次に素材、そして機能的な部分を検証していく必要があります。
またもう1つ、注意すべき点として手帳カバーとシステム手帳のバインダーを間違えて購入しないようにしてください。システム手帳はバインダーと中身のリフィルが別々で販売されています。そのため手帳カバーと検索するとシステム手帳のバインダーが同名で販売されているので、たまに間違えることがあります。その場合、手帳カバーとしてはもちろん使えないので、くれぐれも注意してください。
手帳カバーのサイズの種類と選び方
手帳カバーのサイズの種類は、現在発売されている一般的なサイズの手帳に入るものと、メーカーごとに入る手帳が限られているものがあります。一般的なサイズの手帳に入るものは、例えば手帳カバーの表記が「B6用」と記載されていれば、B6サイズの手帳を入れることができます。
しかしメーカーごとに規格が決められているもの、例えば具体的な商品例を出すと「ジブン手帳」専用カバーはジブン手帳には使用できるものの、他メーカーの同サイズの手帳は開きにくいなどの不具合が出ることがあります。必ず購入する前に、その手帳の厚みや大きさでカバーが収まるかどうか、開きやすさや使いやすさに差し支えないかを十分に確認してから購入するようにしてください。
手帳カバーの素材の種類と選び方
素材もいくつか種類がありますが、それぞれ値段が全く異なります。買い替えやすいビニール製のものは大量生産できるので安価だったり、価格的にも高めの革は使うごとに味が出るなど価格と素材の特徴を考慮しながら選ぶ必要があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを簡単に見ていきましょう。
革の手帳カバーの特徴
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革の手帳カバーは専用の物を除けば安いもので4,000円程度、高いものだと1,0000円と高級品になっています。ただ高いだけあり、耐用期間も長く丁寧に使い、ときどき手入れをすれば20年は使えるというメリットがあります。使い続ければ味も出てくるので、長い期間使い続けることができる素材です。ただ、やはり高いというのは気になります。もしかすると手帳本体より高くなることもあるので、素材にこだわりたい方はこの革の手帳カバーにするといいでしょう。
スエードの手帳カバーの特徴
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スエードとは加工した皮革や合成皮革の一種になります。価格は本革ほど高くはなく、1,000円から3,000円程度で購入できます。それでも少し高めなのですが、それでもまだ手が出しやすい価格です。耐久期間は3~4年程度になります。メリットとしては手が出しやすい値段で長めに使えるとこでしょう。丁寧に使えば、4年とは言わずもう少し長く使えます。デメリットとしてはあまり商品数がないので、デザインやサイズを選べないところとなっています。
ナイロン素材の手帳カバーの特徴
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ナイロンを素材としているものだと価格としては2,000円以内で買えるものがほとんどです。安いものでいけば1,000円を切るものもあります。耐久性としては1年から2年程度と考えていただくといいです。メリットとしては価格が安めなところですが、デメリットは商品によっては質感が悪く、下手をすると1年持たないこともあるので注意です。
ビニールの手帳カバーの特徴
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ビニールの手帳カバーは非常に安く、価格も100円代のものから1,000円以内で買えるものがほとんどです。その分耐久性も低く、長くても1年程度になります。ただ安いので1年以内に使えなくなってもすぐに交換可能なところです。その代りデザイン性などはあまり求められないので、あくまで手帳を守る為だけの物だと思っていただくといいです。
手帳カバーの自作方法
さて、手帳カバーの種類を見てきていただいたわですが、実は自作でも手帳カバーは作ることができるのです。材料と道具さえ集めれば作ることも可能なので、レザーなどでも価格を抑え、自分好みの物を作ることもできるかもしれません。
ただ、丁寧に作らないとサイズが違ってしまって、結果手帳に合わないと言うことや、使い辛くなると言うこともあるので、寸法などは正確に測って作ってください。作り方は分かりやすくするため、手順をリスト化していますので、そちらを参考にしてください。
布で作る手帳カバー
- 手帳のサイズを測る。
- 表布のサイズを決める
※挟んで厚みが増すことも考慮して縦横それぞれ1cm、の余裕を持たせる。また全体に1cmの縫い代を追加する。
例)横:24cm(横幅)+1.6cm(厚み)+1cm(余裕)+8.5cm×2(左右差し込む部分)+1cm(縫い代)=44.6cm
縦:18cm(縦幅)+1cm(余裕)+2cm(縫い代)=21cm - 裏布のサイズを決める。
※裏布のサイズは表布よりも横を差し込む部分に左右2cmずつ、合わせて4cm長くする。合計48.6cm。 - それぞれの生地と接着芯を裁断し、表布に縫い代1cmの線を入れておく。
- モチーフレースなどで装飾する場合は、ここで接着する。
- 表布と裏布を中表に合わせて左右の両端を縫う。
- 生地を表に返して、縫った左右の縫い代を裏布側に倒し、上からアイロンをかける。
- 裏布の縫い代を包むようにして後ろ側に回し、上からアイロンをかける。
- 生地を裏返して、左右の端を差し込み部分の幅8.5cmの分だけ内側に織り込む。
- 左右の端を内側に織り込んだまま、上端を縫う。
- 下端あ中心に8~10cmほど返し口を残して縫う。
- 縫い代の角を4カ所斜めに切り落とす。
- 返し口から表に返し、角を綺麗に整えてから返し口を縫い綴じる。
- 最後にアイロンを軽くかけ、形を整える。
レザーで作る手帳カバー
- 革をパーツごとにカットする。
- 裏側をトコノールを塗り処理する。
- 菱目打ちを革にあて、金槌で叩いて縫い目に穴をあける
- 専用の打具と金槌でバネホックをつける
- 麻布で縫う
- 革の重なり部分がズレたところを仕上げカットし、断面を整える
- 断面にトコノールを塗りしっかり磨く
市販のビニールカバーで作る手帳カバー
市販で販売されているビニールカバーでも手帳カバーを作ることができます。もともとがカバーの形になっているので、作ると言ってもアレンジを加える形になります。こちらではB6サイズを例にご紹介します。
- 色紙あるいはカバーのフリー素材を印刷したものを用意する。
- ポケット部分に上記の用紙を挟む
- ポケットに用紙の下になるように手帳の表紙を挟む
これだけになります。透明のままでもいいのですが、色紙や素材を印刷したものを入れてデザインを変えてみました。注意としてはインクが移りにくい耐コピー素材使用のビニールカバーが望ましいです。これによってポケットと手帳の間に挟んだ色紙やコピーのインクがビニールカバーに移りにくくなります。
クリアファイルで作る手帳カバー
- クリアファイルの接合部分の下の部分だけを切り、開いて1枚の状態にする。
※切り離さないように注意してください。 - 手帳の高さに合わサイズを調整して横に切る。
- 手帳の厚みを測り、クリアファイルの折り目の隣に手帳の厚みと同じ幅で、カッターで筋を入れ折り目をつける
※この時も力を入れすぎて切り離さないようにしてください。軽く筋を付ける程度です。 - 手帳の表紙に沿わせて曲げ、余分な部分は織り込む。織り込む線が決まったらカッターで筋を入れ、折り目をつけて表紙に織り込む
手帳カバーのおすすめランキング:TOP5
それでは最後に手帳カバーのおすすめブランドをランキング形式でご紹介してきます。商品数こそ大量にはありませんが、それでも人気の商品を販売するブランドなどがありますので、そちらをランキングさせていただきました。
第1位:ほぼ日手帳
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ほぼ日手帳は文庫本サイズ、A5サイズに加えて珍しいウォレットサイズが展開されていますが、それに合わせて非常に多くのデザインの手帳カバーが販売されています。その実、サイズ関係なしであれば57種類ものカバーが販売されています。
そのデザインはお洒落なものから落ちついた大衆向けの物まで様々であり、ビジネス用として使う方はもちろんのこと、プライベート用でお洒落なものを求める方にも適した商品となっています。その種類の豊富さとデザイン性から第1位になりました。カバー単体販売はほぼ日ストアのみでしか取り扱っていないので注意してください。
第2位:クオバディス(QuoVadis)
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デザイン性に優れ、派手ではないのにまとまりのあるお洒落なカバーを販売するのがクオバディスです。種類こそ少なく、サイズもクオバディス独自の正方形を含むため多少選びにくさはあるかもしれませんが、高級感のあるお洒落なカバーをお求めであればおすすめ、ということもありこの順位になりました。
第3位:フランクリン・プランナー(Franklinplanner)
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シンプルなものから花を模したお洒落なものまで取り扱うブランドになっています。種類によってはカラー展開も豊富でデザインそのものも落ち着いており、ビジネスマンでも使いやすい手帳カバーとなっています。ただ自社製の手帳にサイズを合わせてあることもあり、他社製の手帳だと使い辛さも感じることから第3位となりました。
第4位:ポルコロッソ(PORCO ROSSO)
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本革を用いた高級感ある手帳カバーを販売するブランドです。サイズこそ文庫本サイズとA5、B5、A4サイズと大きめとなっていますが、文庫本サイズはホック留めのものもあります。ブックカバーとして販売されていますが、手帳カバーとしても使用できるよう作られている商品です。革製品は落ち着きと気品を兼ねそろえているのでビジネスマンには特におすすめの手帳カバーです。
第5位:ヘルツ(HERZ)
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こちらも革製品の手帳カバーを作るブランドです。2種類の商品を製造していますが、その中の1つは1位のほぼ日手帳のウォレットサイズ手帳カバーになります。そのためオリジナルの商品は1種類だけになりますが、カラーバリエーションは5色で、こちらも革独特の味がある仕上がりとなっています。
手帳カバーとしては高めですが、ビジネスマンだけでなく、プライベート用として使う方も高級志向の方には手が出しやすいとして第5位にランクインしました。