モレスキンの特徴や口コミ評判とおすすめの手帳
手帳と言えばスケジュール管理をするものと思われがちですが、その使用の仕方は人それぞれによって違い、フリースペースの使い勝手を望む方もみえます。アイデアのメモやイラストのスケッチなどに使う方もみえるでしょう。そういった方々にとってはスケジュール管理もそうですが、それ以上に自由に使えるというポイントが重要なのです。
実は手帳作りに古い歴史を持ち、数々の芸術家や思想家から愛されてきた自由度の高い手帳を作るブランドがあるのです。こちらではそんな伝統を持ち手帳を作り続けるモレスキンの特徴や口コミ評判とおすすめの手帳をご紹介していきます。
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モレスキン(MOLESKINE)とは?
モレスキンはイタリアのモレスキン社が販売する手帳のブランドです。その歴史は古く、オリジナルのモレスキンは19世紀後半にフランス・トゥールの製本業者によって手工業で作られたものであり、ゴッホやピカソ、ヘミングウェイといった美術家や思想家も愛した伝統的な商品です。
最も有名なユーザーはイギリス出身の紀行作家ブルース・チャトウィンであり、彼の作品にも度々登場するほど愛用されていました。当時は無名ながらも、その利便性の高さと完成されたデザインが著名な人々の目に留まり、有名な絵画の貴重なスケッチや走り書き、ストーリーやアイデアを記録するのに使用されたと言われています。
1986年に生産終了しましたが、1998年に復刻、現在ではモレスキン社が販売していますが、既にオリジナルではなく、同社がアレンジしたものとなっており同一商品ではありません。それでもモレスキンの手帳は人気であり「12ヶ月ウィークリーダイアリーハードカバーPocket」などダイアリーシリーズはヒット商品となっています。
モレスキンの手帳の特徴
手帳名 | フォーマット |
パノラマダイアリー | 週間バーチカル ※ただし土日は時間の区切り無し |
ウィークリーバーチカル | 週間バーチカル ※ただし日は時間の区切り無し |
ダッシュボードダイアリー | 週間バーチカル ※ただし下段にフリースペースあり |
アクションダイアリー | 週間バーチカル ※ただし土日は時間の区切り無しで右ページにフリースペースあり |
タスクマスターダイアリー | 週間バーチカル ※ただし土日は時間の区切り無しで次のページはフリースペースあり |
モレスキンの手帳はモールスキンノートと呼ばれるようにノートと同じような使い方ができるものとなっています。レイアウトは毎日1ページタイプのデイリー、12カ月分と他ブランドではあまり見ない18カ月分という長期間使える週間ホリゾンタルレフトタイプのウィークリー、12カ月分収録した月間ブロックタイプのマンスリーの3種類となっています。
そのため目的に合わせて明確に分かれているので、はっきりと選びやすい点とその自由度の高さは他ブランドよりも優れていると言えます。
デイリーでは横罫に8時から20時までの時間軸と、天気・気温が振られています。レイアウトに従ってスケジュールを時間刻みで管理するも良し、時間軸を完全に無視して日記帳として使うも良しと自由度は高いです。
ウィークリーは一般的な週間ホリゾンタルレフトタイプなので1週間のスケジュールを管理しつつ、メモなどもたっぷり書き込めます。またスリムパノラマという通帳のように横にして使うような特殊な形があるのもポイントです。マンスリーはプライベートにもビジネスにも使え、月間ブロックタイプの次のページ2枚分はメモ書きが出来るようになっています。
どれにも共通して言えるのは、自由度が高くフリースペースがしっかり確保してある点です。他ブランドではそれぞれ能率性などを上げるため、細かい印字など区切りやすくしていますが、モレスキンではあえてそのような区切りを抑えることでユーザー自身に使い方を委ねるといった物を提供しています。このような発想次第で自由に使える点がアーティストには受けていたのかもしれません。
手帳は綴じ手帳のみの展開となっており、ハードカバーとソフトカバーの2種類があります。デイリーはハードカバーが全6色、ソフトカバーが全2色でそれぞれPocketとLargeサイズから、ウィークリーはハードカバーが同じく全6色、ソフトカバーも全2色でPocktとLargeサイズから、マンスリーがソフトカバーのみで黒色のみPocket、Large、XLから選べます。
ただしウィークリーはそれだけでなく、ソフトカバーに黒色のXL、ハードカバーに2色のSLIM、黒色のみのウィークリーホリゾンタル(縦型)とウィークリーホリゾンタル(横型)のPocketとLargeも販売されています。
モレスキンの手帳の口コミや評判
モレスキンの手帳は賛否両論の評価となっています。手帳としては180度開くので書きやすく、ハードカバーのものは丈夫で高級感があるなど、その質感や使いやすさに定評があります。また紙質も良いものを使用しているので、インクの乾きが早いのも手帳を使う上では喜ばれます。綴じた時に片面に写る心配がないのが良いようです。
他にも縦型のゴムバンドが付属しているので閉じておきやすく、容易に開ける点やサイズによっては持ち運びやすいなどの意見もありました。
その一方で、紙質が万年筆に合わないので使い辛いという方や、価格が高いとの評価をされる方もみえました。価格についてはその手帳にどれだけの価値を見出すかもあるのでしょうが、確かに全体的に高いといったイメージがユーザーにはあるようです。
モレスキンの手帳はこんな人におすすめ
とは言え、モレスキンの手帳は特徴に合ったように、使い方次第でどのようにでも使える自由度の高い手帳となっているので、アーティスト活動をされている方や、フリースペースをふんだんに使っていきたい方におすすめです。自由度が高いと言うことはそれだけ、自分好みの書き方ができると言うことになります。
そのためイラストや歌詞などをメモするもよし、予定管理のついでにダイアリーをつけても良しと様々な使い方ができます。ただスケジュール管理を細かく決まったフォーマットでしたい方には必要のない自由度になってしまうので、予定管理をていっていしたい方は他ブランドの方が使いやすいかもしれません。
モレスキン手帳の種類と選び方
- プロフェッショナルダイアリー
- 限定版ダイアリー
- 日本語版ダイアリー
さてモレスキンの手帳は大きく分けると、クラシックノートブックを踏襲しつつ、予定管理に重きを置いたビジネスマン向けの「プロフェッショナルダイアリー」とドラえもんなど文化的アイコンのリスペクトに敬意を表して期間限定で作られる「限定版ダイアリー」、日本の4月始まりの文化に合わせ日本語を併記した「日本語版ダイアリー」の3種類になります。
選び方としては自分に合った種類を選び、その中でもカバーはハードかソフトか、サイズ、色を選ぶようにしてください。
プロフェッショナルダイアリーの特徴
現在の価格はコチラ |
プロフェッショナルダイアリーはモレスキンノートの特徴をできるだけ活かしたまま、予定管理を念頭に作られた手帳です。こちらはソフトカバーにPocketサイズの「パノラマダイアリー」、ハードカバーにA4サイズの「ウィークリーバーチカル」、Largeサイズの「ダッシュボードダイアリー」、XLサイズに「アクションダイアリー」と「タスクマスターダイアリー」の5種類がラインナップされています。
いずれも目的やスケジュールに合わせて最適なものを選ぶことができるのであれば、ビジネスマンの予定管理におすすめの手帳となっています。それぞれのフォーマットも一覧にしておくのでそちらも参考にして、選んでいただくといいです。
限定版ダイアリーの特徴
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限定ダイアリーでは先ほどもご紹介したようにドラえもんなどをはじめ、世界で有名なキャラクターや人物を文化的アイコンとしてデザインに取り入れた手帳になっています。基本的にはデイリーかウィークリーのみのラインナップとなっており、サイズもそれぞれPocketとLargeのみとなっています。
デザインによってフォーマットは多量異なるものの、デイリーは1日1ページタイプ、ウィークリーは週間ホリゾンタルレフトタイプを採用しています。またウィークリーの中には18カ月(1.5年分)使えるものも販売しているデザインのものがあります。世界的にもファンが多いシリーズであり、キャラクターものでデザイン価値の高いものをお探しの方におすすめです。
日本語版ダイアリーの特徴
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日本語版ダイアリーの特徴としては、4月始まりの日本の文化に合わせた作りとなっているところや、日本特有の祝日や六曜が記載されているなど、まさに日本向けの手帳となっている点です。他のシリーズは世界向けであるため英語で表記されていますが、それが使い辛い方におすすめです。
こちらはウィークリーとマンスリーのみとなっており、カラーは黒のみ、サイズはPocketとLargeから選べます。フォーマットはウィークリーが週間ホリゾンタルレフトタイプ、マンスリーは月間ブロックタイプで次のページにはフリースペースが盛り込まれています。
モレスキンの手帳おすすめ3選
それではそんなモレスキンの手帳のおすすめ商品を3選ご紹介していきましょう。ここまで読んでモレスキンの手帳が欲しいけど、どれを選んだらいいか分からないという方もみえると思いますので、こちらも参考にしてみてください。
パノラマダイアリー
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パノラマダイアリーはフォーマットが週間バーチカル見開きタイプでも特殊な横書きの手帳となっています。時間単位での管理をしつつ小さめですがTODO記入欄やコンタクト記入欄、ノート欄、そして一目で日付と曜日が分かるマンスリーカレンダーと見やすく書きやすい構成になっているので使い勝手が良いです。
カバーはソフトタイプで厚みもそれほどなく、ポケットにも入れて置けるので、いつでも取り出すことができ使いやすい手帳になっています。
ダッシュボードダイアリー
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こちらはハードカバーのLargeサイズなので持ち運びにはやや不便かもしれませんが、スケジュール管理に加えて、自由に使えるフリースペースが大きめにとられているので使いやすい手帳となっています。1週間の予定を管理しつつ、6時から20時までの細かいスケジューリングをして無駄のない行動を心がけることができます。
日本語版ダイアリー ウィークリーダイアリー Pocket
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英語表記では使い辛い方向けの日本語版であり、週間ホリゾンタルレフトタイプのフォーマットのおかげで、スケジュールを管理しつつ、多くのメモを自由に取れる仕様になっています。ポケットサイズなので小さめですが、どこにでも持ち運べるので便利です。ハードカバーなので歪まずしっかり書けるため、外出先でも即座に取り出せ、予定の確認や書き込みも可能と便利でおすすめの商品です。