特徴や使い方を比較!手帳のフォーマットの種類と選び方
使いこなせれば非常に便利なアイテムとなるのが手帳です。このデジタルの時代に手書きなんてアナログだと思われるかもしれませんが、それ故の利便性があります。しかしいざ手帳を選ぼうと思うと、その種類の多さに驚くことでしょう。既に自分に合うものをお使いの方は良いと思いますが、今使っているものが合わない方、これから手帳を選ぼうと思われている方もみえると思います。
自分に合う手帳を選ぶ上で、自身のライフスタイルや目的に合わせた種類のフォーマットを選ぶのは非常に重要です。そこでこちらでは手帳のフォーマットの種類のそれぞれの特徴や使い方を比較し、自分に合ったものの選び方をご紹介していきます。
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目的別!手帳のフォーマットの選び方
まず手帳を記入する上での目的とは何なのかそこから考えていきましょう。手帳を購入する上で初めから目的を持って購入される方もみえますが、なんとなく書きやすそうだから、書くスペースがたくさんあるからなどといった理由で選んでしまう方も少なくありません。このような選び方をすると、使い続けられなかったり、自分の書きたい内容を十分書けなかったりする可能性が出てきます。
表紙のデザインも人の目につくところなので選ぶ上でのポイントにはなるのですが、それと同時に手帳の記入欄を見て選ぶことも重要なのです。その記入欄こそ目的に合わせたもの、例えばスケジュール管理のために使うのか、日記やライフログをつけるためにつけるのか、といった形で適するものを選ぶ必要があるのです。
既に「スケジュール管理」として使う、「日記・ダイヤリー」として使うと目的が明確な方は適しそうなフォーマットが選びやすいので、この目的に合ったものをいくつか紹介しておきましょう。
スケジュール管理として使用
スケジュール管理の場合は、「バーチカル」タイプ、「ホリゾンタル」タイプ、「マンスリー」タイプがおすすめです。スケジュール管理と言ってもこれもまた人それぞれ書き込みたい内容など変わると思いますので、複数のタイプを簡単にご紹介させていただきます。
バーチカルタイプは時間単位でスケジュール管理できるタイプのフォーマットです。ビジネスマンの方でも分単位で予定が入る方にはおすすめです。
ホリゾンタルタイプは1週間単位で予定を書き込めるタイプです。1週間の間の動向など見やすい形になっているフォーマットで、記入欄も多いので比較的たくさん書きやすいタイプになります。
マンスリータイプはカレンダー式で1カ月の予定を一目で確認しやすいタイプのフォーマットになります。書き込める量こそ少ないですが、長期出張などのスケジュールを管理する上では分かりやすいかもしれません。
日記・ダイアリーとして使用
続いて日記やダイアリーに向いているフォーマットのご紹介です。「1日1ページ」タイプか「スケジュール+ノート」タイプがおすすめになります。
1日1ページタイプは名前の通り1日を1ページで管理しているので、書き込める量が多く日記やダイアリーとしては使いやすいフォーマットになっています。
スケジュール+ノートタイプも片面はスケジュール片面はメモなどを記入できる欄になっているので、ライフログやそれほど長くない日記であれば十分に書き込めます。
また複合ダイアリータイプというものもあり、これは仕事とプライベート両方に使えるフォーマットになっているので、スケジュール管理にも日記・ダイヤリーにも使えるタイプになります。ただ両方の特性を持っている分、書き込める量はやや少ないのと、スケジュール管理としてはまとまりが悪いというところもあるので、人によっては使い辛くなるかもしれません。
手帳のフォーマットの種類と特徴
さてそれぞれの目的に合わせたフォーマットであれば、見つけやすくなることが分かったわけですが、フォーマットはさらに細分化することができ、特徴やおすすめできる方も変わってきます。そこでフォーマットの種類と特徴を一覧にまとめさせていただきました。
種類 | 見本 | 特徴 | こんな人におすすめ |
マンスリータイプ | カレンダーと同じ様式で見開き1ページで1カ月の予定を把握できる | 持ち運びやすさを重視している人、記入欄の多さにこだわらない人におすすめ | |
ガントチャートタイプ | 縦軸がプロジェクトやタスク、横軸は日程となっていてプロジェクトの管理に最適 | 期間や期限が決まった予定を管理したい人におすすめ | |
週間バーチカルタイプ | 時間ごとのスケジュール管理ができる | 時間ごとの予定が多い人におすすめ | |
週間レフトタイプ | 見開きの左ページが1週間分の予定を書くスペース、右ページはフリースペースとなっている | 1週間の予定をざっと確認したい人、フリースペースが多くほしい人におすすめ | |
週間ホリゾンタルタイプ | 左ページに4日分、右ページに3日分の記入欄(縦に4マス、横に2マス)がある | 仕事の予定やライフログをつけたい人におすすめ | |
週間ブロックタイプ | 見開きで8マスに分かれていて7日間+フリースペースとなっている(縦に4マス、横に2マス) | TODO管理をしたい人におすすめ | |
1日1ページタイプ | 1日1ページの記入欄がある | ライフログやイラスト、アイディアメモを書きたい人におすすめ | |
ざっくり分けてしまうとこのようになります。メーカーやブランドによって多少デザインは変わるものの、概ねこの分け方で見ていただければ種類の分け方や特徴の判別には困りません。それではそれぞれの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介していきましょう。
マンスリータイプの特徴
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目的別でも出てきましたが、マンスリータイプはカレンダー式で長期間の予定を書き込むのに便利なタイプとなります。見開きで1カ月分のものや、1ページに1カ月のカレンダーが作られており、1日を1コマとして区切られているため、「月間ブロックタイプ」とも呼ばれています。
マンスリータイプの手帳は、このカレンダー式のページのみで、あとはメモのページがあるシンプルなものと、マンスリータイプと他のフォーマットが複合しているものなどがあります。
基本的には1カ月の動向を見やすくまとめたり、1週間以上の出張など長期の予定が入ったりする方に使いやすいフォーマットとなっています。また習い事など1日の用事がメモ程度の簡単な記入で済む方もこちらの方が便利かもしれません。職業で言えば営業マンで各地へ出張へ行く方、専業主婦で1日の予定がそれほどない方などにはおすすめの手帳となります。
マンスリータイプのメリット
マンスリータイプのメリットと言えば、先ほども出てきたように1カ月全体の予定を把握しやすい点です。他のフォーマットよりも一覧性に優れているので、1カ月の動向などをチェックする方にはこのフォーマットがおすすめなのです。またマンスリーのみの手帳だった場合は手帳として薄く、軽くて持ち運びに便利という利点もあります。そのため移動が多い方や、それほど予定を書き込むことがない方には携帯性に優れた手帳となります。
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マンスリータイプのデメリット
もちろんデメリットもあります。1日1ブロックで28日分や29日分、30日分、31日分が1ページあるいは見開き2ページに詰め込んであるのでブロックそのものが小さく書き込むスペースが少ない事です。週間タイプや1日1ページタイプと違って、1日の中でいくつも予定がある方のスケジュール管理には向いていません。
ガントチャートタイプの特徴
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ガントチャートタイプは言葉で説明すると分かりにくいですが、例としては1カ月が見開き一ページになっており、横軸に日付、縦軸に目的などの記入欄がある表の形式をしたフォーマットになります。画像も参考にしてみてください。
こちらのタイプはプロジェクト管理や生産管理などの工程管理に便利なフォーマットとなっています。縦軸の記入欄にタスクを記入すれば、同じ行内で何日までに行わなければいけない工程なのか、また他タスクとの兼ね合いはどうなっているのかなど、工数や複数のタスクの管理ができる便利な形式になっています。
そのため工場での現場管理や、システムエンジニアといった工数管理をしなければいけない方、プログラマーなど複数のタスクを同時にこなさなければいけない方におすすめのフォーマットになります。
ガントチャートタイプのメリット
メリットはやはりマルチタスク管理ができる点になります。期間や期限が決まった予定を管理しやすいので、プロジェクトリーダーなどが使うと現状などの把握や進捗状況の管理がしやすくなります。
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ガントチャートタイプのデメリット
全体の管理はしやすいのもの、1日時間帯に分けた予定を記入できないのが玉に瑕です。そのためマンスリーや週間タイプ、1日1ページタイプと違い、個人の予定を管理するのにはまず向いていないフォーマットになります。
週間レフトタイプの特徴
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週間レフトタイプは見開きの左側(レフト)が1週間(7日分)の予定が書き込める欄となっており、右側がフリースペースのフォーマットの手帳になります。「ホリゾンタルレフトタイプ」とも呼ばれています。使い方はなんとなく分かると思いますが、左ページに1日1行のスペースがあるので、その日に行う予定などを記入し、フリースペースはメモやTODOリストなど自由度の高い使い方が可能となっています。
そのためスケジュール管理をしつつ企画などの会議でメモを大量にとりたい方はこちらが使いやすいのではないでしょうか。主には毎週会議があるようなビジネスマンに便利で、作家や芸術家といったアイデアを即座にまとめたい方、学生にも使いやすい手帳かもしれません。
週間レフトタイプのメリット
この手帳のメリットは他の手帳よりもフリースペースが大きめにとられている点です。そのため使い方に自由度は高く、どのような使い方でも対応できるというところでしょう。また1週間のスケジュールが左側に一覧となっているので、1週間の予定をざっくりとですが把握しやすくなっているのも利点となっています。
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週間レフトタイプのデメリット
1週間が1ページにまとまっているとなると、時間ごとの細かい記入はできないため、下記の週間バーチカルタイプよりも時間単位や分単位の予定管理がしにくいのがデメリットとなっています。
週間バーチカルタイプの特徴
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週間バーチカルタイプは見開きで1週間の予定が管理でき、かつ1日ごとに時間ごとのスケジューリングが可能なため、1週間を時間単位でスケジュール管理することに特化しているのが特徴となります。大抵は横軸が左から右に向かって1週間の日付が表示され、その日付ごとに上から下へ時間経過を表すフォーマットです。
1週間の予定を管理しやすく、時間単位や分単位で動く方にはおすすめの手帳です。複数の商談を抱えているビジネスマンや、習い事・塾の講師など、時間の区切りで予定を管理しなければいけない方には使いやすい手帳となるでしょう。
週間バーチカルタイプのメリット
このフォーマットのメリットは上記の週間レフトタイプよりも1週間の予定と細かい時間でのスケジュールを管理しやすい点にあります。開始から終了時間が決まっている予定は特に記入しやすく、その後の移動などの予定も立てやすくなるため、計画的にスケジューリングできます。そのため会議や打ち合わせ、授業など時間が区切られるものは記入しやすくなります。
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週間バーチカルタイプのデメリット
逆に時間ごとの予定が少ないと空きスペースが多くなってしまい使いこなせません。例えば8時から17時まで仕事としか記入しないような予定なら空白が目立ってしまいます。またメモ欄が少ないため、週間レフトタイプと比べるとフリースペースの自由度はかなり下がってしまいます。本当に週間と時間単位のスケジュール管理のみに特化したものだと思って使うといいでしょう。
週間ホリゾンタルタイプの特徴
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週間ホリゾンタルタイプは週間バーチカルタイプ同様に1週間の管理ができる手帳ですが、その区切り方が特殊で左側のページには4日分、右側のページには3日分の日付とブロックが割り振られている「セパレートタイプ」とも呼ばれるフォーマットになっています。
1日の記入欄が大きいため予定や1日ごとのメモなど様々な内容が記入しやすく自由度も高いです。仕事の予定やライフログを書く方はおすすめとなっています。それこそ時間単位ほど細かくはないですが1日に複数の予定があるビジネスマンやOL、学生のライフログにも適したフォーマットと言えるでしょう。
週間ホリゾンタルタイプのメリット
メリットとしては週間レフトタイプほどではないですが、その自由度の高さにあるでしょう。日付単位ながらもその枠は広いため予定をしっかり書き込めます。もちろん先ほど出てきたライフログや、メモなど自分の好きなように使えます。また少々面倒かもしれませんが、定規で罫線を引けばタスク管理なども自由にできます。
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週間ホリゾンタルタイプのデメリット
こちらも週間レフトタイプ同様に時間単位の予定は把握しずらくなっています。枠が広いので記入の仕方によっては上手く管理できる方もみえるかもしれませんが、分単位、時間単位で行動する方にはデメリットになり兼ねないフォーマットでもあります。そういった点を望むのであれば週間バーチカルタイプの方が向いているかもしれません。
週間ブロックタイプの特徴
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週間ブロックタイプも週間ホリゾンタルタイプのように1日ごとの区切りが特殊なフォーマットになります。見開きで8つのブロックで左側のページには3日分、右側のページには4日分といった分け方になっており、週間ホリゾンタルタイプが横長の長方形の区切りだったのに対して、こちらは1日ごとがブロック形式に区切られています。7日間分の日付ブロックとフリースペースという形が多いフォーマットになります。
ブロックなので仕事の内容やTODOリストの管理がしやすい形状と言えるでしょう。またライフログや一言日記のような使い方も可能です。事務仕事などを中心にされる方、学生で課題などの管理やライフログを記入したい方にはおすすめのフォーマットになります。
週間ブロックタイプのメリット
こちらも自由度はそれなりにあるのでビジネスからライフログまで幅広い使い方ができるメリットがあります。先ほども出てきたようにTODOリスト管理にも使えるので、1週間単位での行動予定が把握しやすくなります。もちろんスケジュール管理もでるので仕事に学業にと幅広い方におすすめのフォーマットです。
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週間ブロックタイプのデメリット
ただ週間レフトタイプや週間ホリゾンタルタイプ同様にこちらも時間ごとの予定把握がし辛いというデメリットがあります。細かく書けばそれなりに時間管理はできますが、それ以外の利点が失われてしまうので、あまりおすすめはできません。
1日1ページタイプの特徴
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1日1ページタイプは名前の通り1ページを1日分として使えるフリースペースが非常に広いフォーマットになります。ブランドによってその区切り方は違い、物によっては時間スケジュールが書き込める欄などもありますが、概ねフリースペースが他のフォーマットと比べても圧倒的に広い仕様となっています。
仕事のスケジューリングはもちろんのこと、ライフログやイラスト、アイデアメモ、メモリーツリーの作成など幅広く使えるフォーマットです。取引先とのアポイントで要望の吸い上げなどをするビジネスマンや、日記をつけたい方、作家やアーティストの方でその日のアイデアなどを残しておきたい方にはおすすめのフォーマットと言えるでしょう。
1日1ページタイプのメリット
他フォーマットと比べても、そのフリースペースの広さは利点以外の何物でもありません。メモからライフログまでとにかくたくさん書き込みたい方にはメリットとなります。また自分で罫線を引くことでアレンジやカスタマイズなどもしやすいので、様々な使い方が可能となります。
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1日1ページタイプのデメリット
アレンジがしやすいのはそのままデメリットにもなり兼ねません。週間バーチカルやガントチャートタイプのように既に決められたフォーマットの方が使いやすい方もみえます。日々書き込む内容が同じ場合は、自由度が高いことがかえって面倒と言うこともあるのです。
また毎日何らかの書き込みがない場合は白紙のスペースが増えてしまうので、勿体ないと感じることもあります。さらに1日1ページと言うことはそれだけ枚数も増えてしまうので手帳自体が分厚くなりやすく、重くなってしまう可能性があるので持ち運ぶには少々不便かもしれません。