手帳のおすすめ3選!自分に合った手帳の種類と選び方
学生や社会人の方の中には1日にいくつもの予定を抱えている方もみえるでしょう。そんな方々も含め、皆様はどのような方法でスケジュール管理をしているのでしょうか?現在はデジタル技術が発達し、スマートフォンなどで管理されている方もみえるかもしれません。しかし未だに昔から使われている手帳を使って管理されている人の方が多いようです。
手帳はアナログではあるものの、使いこなせれば非常に便利なツールなのです。そのため市場はまだまだ衰えず毎年数々の手帳が販売されています。ただその種類の多さにどれを選べばいいの?という方もみえるようです。そこでこちらでは使いやすい自分に合った手帳の種類と選び方をご紹介していきます。
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自分に合った手帳を選ぶ方法
さて、そもそも皆様は手帳をどういった観点で選ばれているでしょうか?サイズや、フォーマット、紙質、カバーの色やデザイン、価格と様々だと思います。では選ぶときにどれを重点的に見れば良いのか、それが決め手となると思います。
実はどれも重要視しなければいけません。サイズは記入量や持ち運びのしやすさ、立って書くときの持ちやすさに直結してきますし、フォーマットは目的通りのことを書けるかどうか、紙質は書きやすさ、カバーデザインは手触りや見栄え、価格は手帳を購入する上で見合っているかどうかに関わってきます。そのためどの点にも目を向けていく必要があります。
しかし全てが合致するものを選ぼうと思うと大変です。そうなると1つずつ順を追って選ぶ対象を絞っていくと選びやすくなります。ではまず何から決めるべきか、それはあなたが手帳を使う「目的」です。目的を明確にすることで必要とするサイズや記入量、フォーマットは自ずと決まってくるのです。
どんなライフスタイルで手帳を使うのか、ビジネスシーンでも使う手帳なのか、と言う「どのような場面で使用する手帳であるのか」ということをはっきり決めることで格段に選びやすくなるのです。また使用場面と共に、手帳を予定管理のために使うのか、アイデアなどをメモしておくために使うのか、という点も明確にしておくとより手帳を限定しやすくなるので、出来る限り使っている場面をイメージしていくといいでしょう。
時間管理が目的
時間管理が目的の方は時間軸があるバーチカルタイプ、1日の予定を書くスペースが多いブロックタイプやホリゾンタルタイプ、プロジェクトなど計画的に進める仕事がある際は方はガントチャートのフォーマットが入っているものを選ぶといいでしょう。
特に時間管理重視ならばバーチカルタイプは細かく時間の管理ができるのでおすすめです。大まかな予定でも良いのであれば、ブロックタイプやホリゾンタルタイプでも十分に賄えます。自分に必要な管理の仕方がどちらに該当するかで使い勝手は大きく変わります。あるいは個人としてではなく、全体の管理や複数タスクの進捗状況の把握などは上記の条件とは明らかに毛色が違うため、それ専用に使えるガントチャートがおすすめとなるのです。
目標達成が目的
目標達成をするために手帳をつかうのであれば、どのように計画を立てるのかによって選ぶフォーマットは変わってきます。例えば、資格試験に備え、時間配分などの訓練もしながら学習計画を進めていくのであれば、細かく時間の設定ができるバーチカルタイプの方が計画が立てやすくなります。
またはその日1日に行う学習量を決め、達成できたかを管理するのであればレフトタイプを使用すると、1日ごとにTODOリストで管理しながら、週ごとで把握でき、1週間の目標や反省を書くスペースも確保できます。
いっそのことその日の細かい時間設定からTODOリスト、目標設定まで全てしてしまいたい方は1日1ページタイプを利用して自分で罫線で区切り、全て書き込むといった方法もあります。自分で線を引く面倒こそありますが、自分の思った通りに使えるので便利です。このようにどのような形で管理したいかで変わってきます。
ライフログを付けるのが目的
ライフログを付けるために手帳を使うのであれば、そのスペースが確保できるかどうかで変わるでしょう。例えば短めの簡単なライフログなのであれば、週間ブロックタイプやホリゾンタルタイプで予定を管理しつつ、空きスペースに書き込むといった方法もいいでしょう。
どれだけ書き込めるかが重要になってきますが、これはサイズにもよります。スケジュール管理も兼ねて使うのであれば、持ち運ぶことも視野に入れたサイズになってきますが、ただライフログをつけるのがメインなのであれば、家に置いておく方が多くなるので、大きめのサイズを使ってもいいでしょう。このように持ち運びをするかどうかも一緒にイメージして選ぶ必要が出てきます。
アイディアメモ、日記として使うのが目的
アイデアメモや日記をつけるのであれば、1日1ページタイプや1日2ページタイプのようにフリースペースが多く取れるものがおすすめです。アイデアメモだとイラストやグラフなどを書き込むこともあるのでグリッドや方眼罫が入っていると書きやすいですし、日記をつけるのであれば、フリースペースに罫線があると綺麗に書くこともできます。フォーマットと同時にフリースペースにどのような機能が付いているかも細かく見るといいでしょう。
またどの目的にも共通してきますが、どうしても欲しい機能やフォーマットの組み合わせがない場合は、システム手帳で様々なリフィルを組み合わせてカスタマイズしたり、モジュール型手帳でノートなどを組み合わせてカスタマイズして使う方法もあります。上記のアイデアメモなどは無地のリフィルや、文房具としてよく使う大学ノートや無地のノートを組み合わせると自分の思うようなものが作れる出しょう。
手帳の綴じ方の種類と選び方
さて、目的別で見てきましたが、目的が明確になったら次に選ぶべきは手帳の綴じ方です。先述したようなシステム手帳やモジュール型手帳もそうですが、市場の9割以上を占め誰でも使いやすいとされているのは綴じ手帳です。この「綴じ手帳」、「システム手帳」、「モジュール型手帳」の3種類の特徴は異なり、使い勝手も全く違うので、それぞれの手帳を分かった上で綴じ方を選ぶようにすることが重要になります。
綴じ手帳の特徴
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綴じ手帳の特徴を簡単に説明してしまえば「完成された手帳」と言うことになります。本と同じように既に製本されており、決まったフォーマットや罫線で区切られているページとなっています。そのためスケジュール管理やメモはそのフォーマット内に書き込むこととなります。つまり形は既に完成されているわけです。
サイズの種類も豊富に取り揃えらており、それに伴いフォーマットも様々な組み合わせで販売されています。大量生産されているので価格も他の綴じ方の手帳と比べても安めとなっています。もちろんピンキリですが、それでも誰もが手が出しやすい手帳でしょう。そのため手帳を使うのが初めてという方や、一般的な使い方しかしないという方におすすめとなっています。
システム手帳の特徴
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システム手帳はバブル期にビジネスマンなどから能率的かつ機能的な点で評価されていた手帳となっています。現在は市場規模こそ縮小してしまったものの、綴じ手帳に比べて男性ユーザーが多いのも、この手帳の特徴になります。その機能を簡単に説明してしまえば、表紙となるバインダーと中身となるリフィルを自由に組み合わせて自分だけの使いやすい「セルフカスタマイズ手帳」が作れるというものになります。
バインダーも様々なデザインのものが販売されており、好みのものを選ぶことができまし、リフィルも多種多様あるニーズに応えられるものが販売されており、スケジュールを管理するカレンダーやメモだけでなく、クリアホルダーや下敷き、電卓といったアイテムまで全て手帳に綴じることができるのです。この自分好みにカスタマイズできるところが男性のモノ作りの心をくすぐっている部分もあり人気となっています。
そのため綴じ手帳では自分に合うものが見つけられなかった方、自分で好みのフォーマットや機能を組み合わせて最適な手帳を作りたい方におすすめです。ただしより精度の高いイメージを持って中身を作らなければ宝の持ち腐れとなる可能性も高いので、上級者向けとなっており、初心者がいきなりこの手帳に手を出すのはおすすめしません。
モジュール手帳の特徴
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モジュール型手帳とは手帳の本体となるカバーの内側に複数冊のノートなどを挟み込むタイプの手帳です。こちらもカスタマイズ手帳に変わりないのですが、システム手帳が1枚単位でリフィルによってカスタマイズするのに対して、モジュール型手帳はノートなど1冊単位でカスタマイズする手帳であり、手帳好きの間では知る人ぞ知る人気商品です。
そのためシステム手帳ほど難しくなく、またスマートフォンやモバイルWi-fiなどの格納できるスペースも確保できるので、初めての方でも比較的手が出しやすい便利な手帳となっています。使いたい綴じ手帳が2冊ある方や、手帳とノートなどを組み合わせて使いやすい手帳を作りたいという方にこちらがおすすめです。
手帳のサイズの選び方
それでは綴じ方が決まったところで続いては手帳のサイズになります。綴じ方によって展開されているサイズが違うため、綴じ方別にサイズと選び方の紹介をさせていただきます。基本的にはサイズは記入量と持ち運びの兼ね合いを見て選ぶことになります。どのように使うのかを今一度考えながらサイズを見て言って下さい。
綴じ手帳のサイズの選び方
綴じ手帳のサイズはそれこそ名刺ケースサイズからノートサイズまで展開されています。もちろんメーカーやブランドごとで取り扱っているサイズの種類は違いますが、全体で12種類もあるのです。たくさんの選択肢があるものの、先ほどの基本通り、持ち運びやすさと記入量の兼ね合いで選ぶのが重要になります。
サイズ | 大きさ |
手帳判(小型) | 125mm×80mm |
手帳判 | 145mm×89mm 146mm×91mm 150mm×85mm 156mm×91mm |
手帳判(縦長) | 170mm×85mm 167mm×85mm |
B7判 | 128mm×91mm |
A6判(文庫本サイズ) | 148mm×105mm |
A6変型判 | 143mm×105mm |
新書判 | 173mm×105mm |
B6変形判 | 182mm×120mm |
B6判 | 182mm×128mm |
A5判 | 210mm×148mm |
B5判 | 257mm×182mm |
ただあえて人気のサイズを上げるとすれば新書版サイズになります。新書版サイズは一番使いやすいサイズとして多くの方が使用されています。ただあくまでそれはユーザーが多いだけなので参考にしつつも、自分の立場で最も使いやすいサイズを探してみてください。
システム手帳のサイズの選び方
システム手帳のサイズは6種類のみの展開になっています。自分がどのフォーマットのリフィルをどれだけの量入れるのかで厚みも変わってきます。厚みを考えた上での大きさを想定することで、自分で使いたいシーンでの使い勝手が分かってきますし、持ち運びの有無や記入量で選び方が変わってきます。
例えば、持ち運ぶことを前提にしたビジネスマンの場合、大きすぎると不便ですし、分厚いとそれだけ重くなるので持ち運びに不向きです。そうなると厚さを抑えた上で持ち運びしやすく、かつ記入量を損なわない程度のサイズと言うことになります。あくまで例ですが、このような状況の場合バイブル型あたりが使いやすくなりますが、これも自分の立場で吟味する必要があります。
サイズ | 大きさ |
ミニ5穴 | 105㎜×62㎜ |
ミニ6穴 | 128㎜×80㎜ |
バイブル型 | 171㎜×95㎜ |
A5 | 210㎜×148㎜ |
モジュール型手帳のサイズの選び方
モジュール型手帳のサイズ選びは少々特殊です。メーカーごとに出しているモジュール手帳のサイズは大体1つしかないので、あまり選択肢がありません。そのため機能面を重視して選び、そのサイズで使いこなす問うことになってきます。表には各社が出しているおおよそのサイズを提示していますので、そちらも参考にしてください。
商品名 | サイズ | 大きさ |
トラベラーズノート | パスポートサイズ | 134㎜×105㎜ |
レギュラーサイズ | 218㎜×130㎜ | |
「超」整理手帳 | 220㎜×約77㎜ | |
ジブン手帳 | 217㎜×138㎜ |
手帳のフォーマットの選び方
これでサイズについても分かっていただけたのではないかと思いますが、当然記入量や目的に合うかどうかはサイズだけでは決まりません。そこで物を言うのがフォーマットです。自分に合ったフォーマットを選ばないと、目的としていることを記入し辛くなり、結果として手帳としての機能を発揮しきれず、継続して使うのが難しくなります。
そこでここからは手帳に採用されているフォーマットの種類をご紹介してきます。基本的なものをご紹介していきますが、さらに細かく種類が分かれており、メーカーやブランドによって独自の改良がされているものもあります。大まかな特徴をここでつかんでいただければいいと思います。
マンスリータイプの特徴
目的別でも出てきましたが、マンスリータイプはカレンダー式で長期間の予定を書き込むのに便利なタイプとなります。見開きで1カ月のものや、1ページに1カ月のカレンダーが作られており、1日を1コマとして区切られているため、「月間ブロックタイプ」とも呼ばれています。
基本的には1カ月の動向を見やすくまとめたり、1週間以上の出張など長期の予定が入ったりする方に使いやすいフォーマットとなっています。また習い事など1日の用事がメモ程度の簡単な記入で済む方もこちらの方が便利かもしれません。職業で言えば営業マンで各地へ出張へ行く方、専業主婦で1日の予定がそれほどない方などにはおすすめの手帳となります。
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ガントチャートタイプの特徴
ガントチャートタイプはプロジェクト管理や生産管理などの工程管理に便利なフォーマットとなっています。一例としては1カ月が見開き一ページになっており、横軸に日付、縦軸に目的などの記入欄がある表の形式をしたもので、縦軸の記入欄にタスクを記入すれば、同じ行内で何日までに行わなければいけない工程なのか、また他タスクとの兼ね合いはどうなっているのかなど、工数や複数のタスクの管理ができる便利な形式になっています。
そのため工場での現場管理や、システムエンジニアといった工数管理をしなければいけない方、プログラマーなど複数のタスクを同時にこなさなければいけない方におすすめのフォーマットになります。
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週間レフトタイプの特徴
週間レフトタイプは見開きの左側(レフト)が1週間(7日分)の予定が書き込める欄となっており、右側がフリースペースのフォーマットの手帳になります。「ホリゾンタルレフトタイプ」とも呼ばれています。
使い方はなんとなく分かると思いますが、左ページに1日1行のスペースがあるので、その日に行う予定などを記入し、フリースペースはメモやTODOリストなど自由度の高い使い方が可能となっています。
そのためスケジュール管理をしつつ企画などの会議でメモを大量にとりたい方はこちらが使いやすいのではないでしょうか。主には毎週会議があるようなビジネスマンに便利で、作家や芸術家といったアイデアを即座にまとめたい方、課題が多い学生にもおすすめです。
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週間ブロックタイプの特徴
週間ブロックタイプは1日ごとの区切りが特殊なフォーマットになります。見開きで8つのブロックで左側のページには3日分、右側のページには4日分といった分け方になっており、週間ホリゾンタルタイプが横長の長方形の区切りだったのに対して、こちらは1日ごとがブロック形式に区切られています。7日間分の日付ブロックとフリースペースという形が多いフォーマットになります。
ブロックなので仕事の内容やTODOリストの管理がしやすい形状と言えるでしょう。またライフログや一言日記のような使い方も可能です。事務仕事などを中心にされる方、学生で課題などの管理やライフログを記入したい方にはおすすめのフォーマットになります。
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週間バーチカルタイプの特徴
週間バーチカルタイプは見開きで1週間の予定が管理でき、かつ1日ごとに時間ごとのスケジューリングが可能なため、1週間を時間単位でスケジュール管理することに特化しているのが特徴となります。大抵は横軸が左から右に向かって1週間の日付が表示され、その日付ごとに上から下へ時間経過を表すフォーマットです。
1週間の予定を管理しやすく、時間単位や分単位で動く方にはおすすめの手帳です。複数の商談を抱えているビジネスマンや、習い事・塾の講師など、時間の区切りで予定を管理しなければいけない方には使いやすい手帳となるでしょう。
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週間ホリゾンタルタイプの特徴
週間ホリゾンタルタイプは週間バーチカルタイプ同様に1週間の管理ができる手帳ですが、その区切り方が特殊で左側のページには4日分、右側のページには3日分の日付とブロックが割り振られている「セパレートタイプ」とも呼ばれるフォーマットになっています。
1日の記入欄が大きいため予定や1日ごとのメモなど様々な内容が記入しやすく自由度も高いです。仕事の予定やライフログを書く方はおすすめとなっています。それこそ時間単位ほど細かくはないですが1日に複数の予定があるビジネスマンやOL、学生のライフログにも適したフォーマットとなっています。
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1日1ページタイプの特徴
1日1ページタイプは名前の通り1ページを1日分として使えるフリースペースが非常に広いフォーマットになります。ブランドによってその区切り方は違い、物によっては時間スケジュールが書き込める欄などもありますが、概ねフリースペースが他のフォーマットと比べても圧倒的に広い仕様となっています。
仕事のスケジューリングはもちろんのこと、ライフログやイラスト、アイデアメモ、メモリーツリーの作成など幅広く使えるフォーマットです。取引先とのアポイントで要望の吸い上げなどをするビジネスマンや、日記をつけたい方、作家やアーティストの方でその日のアイデアなどを残しておきたい方にはおすすめのフォーマットと言えるでしょう。
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手帳の始まり月の選び方
手帳の中であまり意識しないですが、意外と重要なのが手帳の始まり月です。この始まり月は自分のライフスタイルに合わせて選ぶべきであり、これを考えず購入し使い始めると、使い辛さを感じることもあります。
ただ誰もが大抵手帳を買い替えるのが1月であり、その需要から一番ラインナップが多いので、選びやすいため最もおすすめで、無難な始まり月とも言えます。しかしそれで使い辛さを感じるのであれば、自分に合う始まり月に変えることも視野に入れて手帳選びをしてください。
1月始まりの手帳
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1月は世界共通で新しい年の始まりとなっています。そのため同時に気持ちを切り替えたいという方にはおすすめとなります。上述通り手帳の販売比率の85%がこの1月始まりのものとなっており、これを選ぶ方が大多数であることが間違いありません。
また最も多く手帳が売れる時期であることから、各メーカーやブランドもこの1月始まりの手帳を様々なタイプで発売しています。そうなると必然的に、選べる商品も増えてくるのも、この1月始まりの特徴となります。
この始まり月のメリットは何といっても商品数の多さにあります。手帳を選ぶ上では、始まり月だけでなく、綴じ方や中身のフォーマット、サイズといった使いやすさに直結したポイントも重要となってきます。そのため多くの種類から選べると言うことは、自分に合ったものを見つけられる可能性が高いと言っても良いででしょう。
ただもちろんデメリットも存在します。12月から1月は年末年始と言うことで忘年会や新年会など予定が多くなる時期でもあり、来年用の手帳にわざわざ書き写さなければいけない、あるいは2冊持ちをしなければいけない時期がある、といった手間が発生します。1月が恒例行事が多くなりやすい時期であり、また予定が入る可能性がかなり高い月なので、最もデメリットになりやすいのです。
4月始まりの手帳
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4月は年度の切り替えと言うこともあり、新学期と言うことで先生や公務員、新社会人、新入生、学生、子供を持つ女性などが切替の時期として手帳も新たに始める月としてはおすすめとなります。特に学校の行事は4月始めで3月終わりなので学校に合わせるのであれば、これが最も使いやすくなります。
この始まり月を選ぶ上での注意が海外製の手帳を使う購入したいという方は4月始まりの手帳を選べない可能性があるという点です。海外では10月始まりが基本であり、4月始まりの文化がないのでそのような手帳を作ることがなく、選ぶことができません。海外製を好んで使う方は4月始まりが選択肢にないことを念頭に置いておいてください。
4月始まりのメリットは学校や役所など国や県、市が運営する施設の予定に合わせやすいことや、年度の切り替えと共に心機一転したい方には使いやすいこと、そして1月始まりの次に販売している手帳のラインナップが多いことが挙がります。
デメリットとしては1月始まりのものと同様に、3月から4月も入学式や卒業式、入社式などの行事や、花見などの行楽といった予定が入りやすい時期なので、転記や2冊持ち等の手間があるという点でしょう。
7月始まりの手帳
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7月始まりといった珍しいタイプですが、こちらは会社などで稀に6月決算で7月から新体制がスタートするところがあります。そのためそのような会社に勤めている方にはおすすめの手帳となります。7月に何かが始まるという方はあまりみえないと思いますが、会社では時折みられる始まりのタイミングとなっています。
メリットとしては、そのような会社に所属する場合に予定に合わせて使いやすいという点です。日本の中でも少ないですがそのような会社が存在します。ただやはり需要が少ないため、このタイプの商品を出しているメーカーやブランドがほとんどありません。そのため自分に合った商品を選ぶことが出来ず、販売されているものから妥協しなければいけないことも少なくないでしょう。
10月始まりの手帳
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10月始まりの手帳は意外にも多いです。これは海外では10月に新学期や入社式を行う文化があります。そのため海外の会社で働く方や、海外で進学する方はこの10月手帳を使うことになります。また日本でも東京大学は秋季入学のシステムが2015年から全面導入されました。
また大学院でも秋季入学があるので、そのような方々にも使いやすい手帳になっています。同様に前後期制の高校も10月から新学期となるので、頑張ろうと意気込む学生にもおすすめです。
10月始まりの手帳は1月や4月に次いで需要の多い時期なので、商品数もそれなりにあります。そのため自分に合う手帳を探す上でも商品数があった方が選びやすいので、10月始まりの手帳を購入するメリットにもなります。
ただ10月始まりで始めた次の年に卒業し就職などになると4月始まりに切り替えなければならないなど、余白がかなり残り勿体ないというデメリットが発生します。しかし効率を考えるのであれば仕方ないところではあると思います。
手帳の色の選び方
手帳は大抵1年間は使うものです。そのため使い続けられるように自分が気に入った色やデザインものを選ぶのが重要ですが、その手帳を仕事でも使う場合は注意しましょう。ビジネスマンなど周りからどう思われるか気にしなければいけない立場の場合はTPOも弁えた選び方をしなければいけません。
しかし基本プライベート用と言うことであるならば、自分の好きなものを選びのが一番長続きします。色による効果や印象などもあるので、そのような点に気を付けて選んでもいいでしょう。
TPOに合わせて選ぶ
TPOの話になると、ビジネスパーソンは身につけるスーツなどの色も落ち着いたものが定番となっていることがヒントになります。これは相手に落ち着いた誠実さのある人物という印象を与えるためです。そのためビジネスシーンにおける手帳も同じように相手に良い印象を与える色を選ぶ必要があります。そうなると奇抜な色や派手な色を避け、紺や茶色、黒などの落ちついた色を選ぶ方が無難でおすすめです。
就活生もビジネスマン同様に落ち着いた色を求められます。リクルートスーツがそうであるように、面接官やリクルーターに見られるものなので、黒や茶色、白など落ち着いた色を選ぶようにしましょう。昨今の就活生は、誰を見ても全く同じに見えることから個性がないとも言われますが、だからと言って奇をてらって良い印象は与えられません。間違っても派手な色のものを大っぴらに使わないようにしてください。
職業別!手帳の選び方のポイント
さて、ここまで選び方をそれぞれご紹介してきましたが、当然職業はもちろんのこと、学生や社会人、主婦などその人の立場によって使う手帳は変わってきます。そこでここからは職業別の手帳の選び方と、おすすめの手帳をご紹介してきたいと思います。選び方を見ながら悩んでいた方も、こちらを参考にしていただくとより具体的なイメージが付きやすくなるかもしれません。
【学生向け】手帳の選び方
学生は授業やテスト、サークルや部活、バイト、遊びと様々な予定が入ります。そのためそれらの予定を管理していく必要が必然的に出てくるでしょう。ざっと見やすくその日の予定を管理するのであれば、週間レフトタイプや週間ホリゾンタルタイプがおすすめです。学生であれば大抵その予定は4月始まりの3月終わりで一区切りになることがほとんどなので、4月始まりの手帳を選ぶと新学期共に新たな気持ちで手帳を付けていけます。
もし手帳を元にテスト勉強や資格試験の勉強をコツコツ進めていきたいのであれば、ホリゾンタルタイプや週間ブロックタイプもおすすめです。
1日の枠がかなり広いので、TODOリストなどを活用し、その日に行いたい勉強の予定を管理できます。あるいは細かく時間を決めてスケジュール管理やテスト勉強などの計画を行うのであれば週間バーチカルタイプが良いでしょう。いずれも学生としてどのような形で手帳を使いたいかで選ぶことになります。
FCEエデュケーション / ふりかえり力向上手帳フォーサイト
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中高生に人気で、「Plan(目標設定計画)」・「DO(実行)」・「SEE(振り返り)」と3段階を実行することで、効率よく勉強のサイクルを行うことができるまさに学生向けの手帳になっています。勉強はただ計画して実行するだけでなく、振り返り反省して繰り返すことが重要なのです。これは大学生になっても変わらないので、使いやすい手帳としておすすめです。
NOLTYプランナーズ / NOLTYスコラ(旧能率手帳スコラ)
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こちらも中高生向けに作られた手帳ではありますが、毎日の学習記録や定期テストの計画表と結果表、図形や絵なども書きやすい方眼メモなど学生にとって必要な機能が満載の手帳となっています。これにより計画性や生活習慣を整えると共に、書く力を伸ばし、結果として学習能力向上という成長を促す手帳となっています。こちらも学生にはおすすめの手帳です。
コクヨ(KOKUYO))/ キャンパスダイアリー
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キャンパスダイアリーはスケジュール管理は元より、キャンパスノートに代表されるフリースペースが売りの手帳となっています。イラストやメモなど自由に使えるスペースが豊富で、授業での必要なメモやゼミなどの話し合いでの記録などを残すのにも適している手帳となっています。
【社会人向け】手帳の選び方のポイント
社会人の場合は取引先での商談や会議などの予定はタイトであることが多く、時間単位の管理が必要になってくるのでバーチカルタイプなど時間も書ける枠の大きさのフォーマットが適しているでしょう。また管理職やプロジェクトリーダーの方であれば、時間も書ける枠の大きさやタスク管理に便利なガントチャートもおすすめです。
サイズが使用するシーンがデスクなどの場合が多いのであれば大きくても問題ありませんが、営業など外回りが多い場合はポケットやスーツにサッとしまえるコンパクトでスマートなタイプが使いやすくなります。
ただあまりコンパクトにまとめすぎると記入量が少なくなってしまい必要なことが書けなくなることがあるので注意してください。また一昔前はビジネスマンの手帳の代名詞でもあったシステム手帳も自分の仕事に使いやすいものが作れるのでおすすめです。
レイメイ藤井 / ダヴィンチ
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ダヴィンチはシステム手帳として有名なシリーズです。厳選された最高級の本革で作られており、重厚感のある出来となっています。また同ブランドのリフィルも豊富に取り揃えているので、ビジネスのあらゆるシーンに対応できる品揃えで自由にカスタマイズできるのも魅力です。サイズも持ち運びやすいものから、デスクで使える大きいものまで選べるので、ビジネスマンの使い方に合わせて使える便利な手帳となっています。
高橋書店 / ウィークリーニューダイアリー
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ウィークリーニューダイアリーは週間系の様々なフォーマットから自分に合うものを選べる種類の豊富なシリーズとなっています。自分の使いやすいフォーマットを選ぶと共に、持ち運び用に使うのであればポケットにも入る手帳判サイズ、バッグにも入りデスクで使う記入量が多いA5サイズから選べるため、まさにビジネスマン向けに作られた手帳としておすすめです。
ダイゴー / プロジェクトダイアリー
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1カ月の月間ブロックタイプのフォーマットとガントチャートが一体となった珍しいフォーマットを使う手帳です。プロジェクトの名称通り、全体のタスク管理をされる方に必要な機能が分かりやすく配置された手帳と言えるでしょう。そのため管理職やプロジェクトリーダー向けの手帳としておすすめです。
【主婦向け】手帳の選び方のポイント
主婦向けの手帳はその日の予定をざっくり把握したい場合は一カ月の予定も一目で確認できるマンスリータイプ、時間ごとの予定を把握したい場合やその日の簡単な日記やライフログを手帳に付けておきたいのであれば、週間ホリゾンタイプや週間ブロックタイプがおすすめです。さらに詳しいライフログやイラストなどの趣味を毎日つけていきたいという方は1日1ページタイプの手帳だと満足いく使い方もできると思います。
どのような目的で手帳を使うのか、と言うことを軸にフォーマットとサイズを選んでいただくといいです。また家計簿や家族の予定を一括管理できるような手帳もあるので必要ならばそのようなものも購入を考えてみてもいいでしょう。
東京糸井重里事務所 / ほぼ日手帳 オリジナル
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1日1ページタイプの手帳で、グリッドが入っているので、自由にそしてきれいに使用できる手帳となっています。また全38色のカバーから選べるので、好きなデザインのものを選びやすいのも人気の理由となっています。様々な使い方ができる自由度と豊富な品揃えから主婦の方に是非使っていただきたい手帳になっています。
ハイタイド(HIGHTIDE) / マンスリータイプ
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月間の予定を2パターンのフォーマットで管理でき、罫線と方眼罫の2種類のノートで様々なシーンで使える便利な手帳になっています。スケジュール管理こそマンスリーなので細かい予定までは書けませんが、1年の予定を見開きで管理できるページと1カ月ごとの予定を把握できるページがあるので、予定を管理しやすい構造となっています。
ペイジャム(PAGEM))/ ファミリーマンスリー
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ファミリーマンスリーは1カ月の全体的な予定を把握するのに、自分だけでなく複数人の予定管理もしやすい構成になっています。そのため主婦の方が家族全体の予定を分かりやすくまとめるのに適している手帳となっているのです。表紙も可愛らしく落ち着いたデザインが多いのでおすすめです。
迷ったらコレ!おすすめ手帳3選
さて、ここまで様々な観点から手帳の選び方をご紹介してきましたが、やっぱり商品数が多すぎて選べない、という方もみえると思います。そこでここからは迷ったらこれを使うといい、というおすすめ手帳を3選ご紹介していきます。人気があり使いやすさも良い手帳を選んでみました。おすすめのポイントも一緒に記載していますので、そちらも参考にしてみてください。
コクヨ / ジブン手帳
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ジブン手帳はコクヨから発売されているモジュール型手帳です。「DAIRY」・「LIFE」・「IDEA」の3冊の違ったスタイルで構成されており、それぞれが1年のスケジュール管理、年を越しても残しておきたい情報、アイデアメモやイラストなど自分の発想を記録しておくのに使える手帳となっています。
モジュール型手帳の中でも非常に人気の手帳で、初心者の方でも使いやすい手帳となっています。大きめのサイズなので持ち運びにこそ不向きですが、プライベートからビジネスまで、様々なシーンで使える手帳としておすすめです。
NOLTY / ポケットカジュアル
現在の価格はコチラ |
NOLTYの手帳は様々な職種や立場に合わせたシリーズ豊富な手帳として人気ですが、その中でもポケットカジュアルは汎用性が高く、スケジュール管理から咄嗟のメモにまで使用でき、サイズも内ポケットに入るコンパクトなものとなっているので、携帯性・利便性に優れています。小さめなので記入量こそ少なめですが、誰もが使いやすい手帳であり、特に営業での外回りなどビジネスマンの強い味方となってくれる手帳です。
高橋書店 / フェルテ(R)
現在の価格はコチラ |
フェルテは様々なフォーマットが揃えられた手帳のシリーズとなっています。こちらもサイズこそB6判でコンパクトなので持ち運びやすく、1月始まりと4月始まりがあるのでそれぞれのライフスタイルにも合わせて選びやすい手帳となっています。ビジネスマンだけでなく、プライベートで必要な方にもフォーマットが豊富で使いやすい手帳としておすすめです。