双子にオススメな賢いベビーカーの選び方
双子を妊娠したママが準備しておくべきベビー用品として欠かすことが出来ないのが、双子用のベビーカーです。一度に二人の赤ちゃん、お子様を乗せることができる双子用のベビーカーには色々な形状があり、それぞれに特徴があります。
ここではそんな双子用のベビーカーについて、どのような基準で選べばよいのか。選ぶ際に重要なポイントや注意しておきたいことなど、双子用ベビーカーの賢い選び方について紹介していきます。
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双子用ベビーカーの種類について
ベビーカーにはその形状によって様々なタイプが存在します。A型やB型、バギータイプやトラベルシステムに対応したもの、三輪タイプのものまで非常に様々です。
これと同様に双子用のベビーカーについても形状によって、いくつかのタイプに分かれており、これから双子用のベビーカーを購入しようとする双子ママにとってどれを選べばよいか迷ってしまうでしょう。
そこで、まずは双子用ベビーカーについてタイプ別の特徴について紹介していきます。双子用ベビーカーを選ぶ上で大きなポイントの一つとなるのでしっかりと確認しておきましょう。
横型の双子用ベビーカー
その名の通り、双子の赤ちゃんが横に並ぶようにして座ることができる、一人用のベビーカーを横並びにくっつけたような形状となっているのが、横型双子用ベビーカーです。
一人乗りのベビーカーに比べると横幅が非常に広くなることが大きな特徴となります。見た目にも二人の赤ちゃんが並んだ様子は非常に可愛く見えることから人気も高く横型双子用ベビーカーを非常によく見かけるようになりました。
メリット
- 重量の割には押しやすくベビーカーを扱いやすい。
- 二人ともリクライニングを深く倒せるので、角度によっては(170度程)生後一ヶ月程度からでも使える。
- 双子を二人並んで乗せることができるので見た目にも可愛い。
- 縦型のように前か後ろかで子供が喧嘩をすることが少ない。
デメリット
- 狭いところが通りにくい。特に改札口やスーパーでの買い物時に困る方が多い。
- 電車などの公共交通機関ではどうしても場所をとってしまうので周りの目が気になる。
- 上記と同様に、珍しいのでどんな場所でも目立ってしまう。
縦型の双子用ベビーカー
前後に双子の赤ちゃんを並べて乗せるタイプの双子用ベビーカーです。一人用のベビーカーをコンパクトに縦に接続したような形状となっているものから、段差を付けたもの(フィル&テッズ二人乗り)まであります。
横型の双子用ベビーカーに比べて横幅がせまいことが大きな特徴となります。狭い通路などでも一人用のベビーカーとほとんど変わらずに通ることが出来るのはママにとって嬉しいポイントと言えるでしょう。
メリット
- 狭いところでも一人用のベビーカーと同じように通ることができる。
- エレベーターなどの狭い場所でもそこまで人の目を気にせずに済む。
デメリット
- 横型に比べると押しにくく、ベビーカーの取扱いがしにくい。これは月齢が進むとより顕著になってしまう。
- 前か後ろかで子供が喧嘩しやすい。
- 軽量が特徴のバギータイプがない(もしくは極端に少ない)。
双子用のバギータイプベビーカー
一般的にはA型にもB型に属さないバギータイプのベビーカーですが、これにも双子用ベビーカーがあります。通常の一人用と同様に、基本的には7ヵ月以降から使用可能です。
基本的には横型で軽量であることが大きな特徴です。押した時の取扱いのしやすさ、折り畳んだ時のサイズが比較コンパクトとなります。
メリット
- どうしても重くなりがちな双子用ベビーカーに比べると軽量。
- 操作性が高い。
- 折り畳み時にも場所をとらないタイプものが多い。
デメリット
- リクライニングができないので、腰が座った赤ちゃんでないと使えない。
- 軽量であるため、荷物をかけたまま一人の赤ちゃんを抱き上げたりすると倒れるおそれもある。
双子用ベビーカーの選び方のポイント
ここまで紹介した通り、双子用のベビーカーにはいくつかのタイプがありそれぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。これらを踏まえた上で選ぶことになりますが、具体的にどのような点に注意して選べばよいのでしょうか。
一人用のベビーカーを選ぶのとは少し違った、双子用ベビーカーを選ぶ時ならではの選び方や、その際に注意すべきポイントなどについて確認していきましょう。
横型双子用ベビーカーは簡単に折り畳めるものを選ぶ
横型の双子用ベビーカーを選ぶ際に、まずおさえておきたいポイントとなるのが、ベビーカーの折り畳みのしやすさです。
横型双子用ベビーカーは横幅が広く、狭いところが通りにくく、どうしても折り畳まなくてはいけない場面があります。その際になるべく簡単に折り畳みが可能なものがおすすめとなります。
車のトランクに積むことが可能かどうか
双子用ベビーカーを購入した後に気が付き、失敗してしまったというもので多く聞かれるのが、折り畳んだ際に使用している車のトランクに入らなかったというものです。
特に軽自動車などを使用している方は要注意です。いざ車にベビーカーを乗せようと思い折り畳んだものの収納出来ないという事態になってしまうので、コンパクトにたためるものを選びましょう。
ネットなどで購入する場合には特に、折り畳んだ際のサイズについてしっかりと確認してから購入しましょう。サイズ表記が分からない物に関してはあらかじめ問い合わせるようにしましょう。
生活圏内に特に狭い場所がないかを確認する
これも特に横型双子用ベビーカーを選ぶ方が注意しておきたいポイントとなりますが、ご自分の生活圏で頻繁に通る場所に、ベビーカーが通れないような狭い場所がないかを確認しておくことです。
たとえば普段の買い物を古いスーパーや商店などで行っているというママは、入口が狭くベビーカーが通れないという事態に困ってしまうことがあります。
大型のショッピングモールなどですべて買い物を済ませているような方であれば特に問題はありませんが、ご自分の行動範囲内に狭い場所がある場合には縦型双子用ベビーカーを検討することが必要となるでしょう。
一番人気の双子用ベビーカーは?
ここまでのことを踏まえて、ある程度双子用ベビーカーの購入について条件がまとまってきたところで、気になるのが、結局どのタイプが一番人気なのかという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
現在のところ一番の人気となっているのは、やはり横型双子用ベビーカーでしょう。
見た目にも可愛く、押しやすさや取扱いもしやすいので、ここまで紹介した注意すべき点に問題がないようであれば横型を選んでおくのが無難と言えます。
そもそも双子用ベビーカーが必要か
双子のママが専用のベビーカーを選ぶ上で、実は多くの悩みとして挙げられているのが、「そもそも双子用ベビーカーは絶対に必要なのか」という問題です。
単純に必要だと思えば購入を検討すればいいという話なのですが、双子用ベビーカーとなると決して安い買い物とはなりません。ただでさえ消耗品は2倍となる双子ですから、オサイフ状況が気になるのも事実です。
こうした理由から双子用ベビーカーを使わなかった場合、どんな工夫をしているのかについて簡単に紹介しておきます。
「一人用ベビーカー+抱っこひも」で代用
双子用のベビーカーを使用しないママが最も使うのがこの方法です。一人はベビーカーに乗せ、もう一人は抱っこひもをするというものです。
ベビービョルンの抱っこひもを使えば生後一ヶ月からでも使用可能なため活用しているママが数多くいらっしゃるようです。狭い場所を通る際の心配なども不要な点もメリットと言えるでしょう。
協力してくれる人が常にいる場合は不要?
基本的には旦那様となるケースがほとんどかと思いますが、お出かけの際に必ず誰かが協力してくれるという状況であれば、双子用ベビーカーは必要ないでしょう。
一人が一人面倒を見るというスタンスなら決して困ることもなく、買い物などがやりにくいと感じることもありません。これは旦那様の仕事の時間や家庭環境などに大きく左右されますが、こうした環境の方であれば一人用のベビーカーがあれば十分と言えるかもしれません。