バギーベビーカーの特徴やメリット&デメリット
A型・B型以外にもベビーカーに種類があることはご存知ですか?その中でも「バギーベビーカー」という種類のベビーカーが注目されています。そんなバギーベビーカーの特徴や、他の種類との違い、選び方についてご紹介します。
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バギーベビーカーとは?
まず、ベビーカーには大きく分けて「A型ベビーカー」と「B型ベビーカー」という種類があります。
「A型ベビーカー」とは、フルフラット近くまでリクライニングが可能で、安定感があり、生後7か月未満の赤ちゃんを乗せることが出来る唯一のベビーカーです。
また、「B型ベビーカー」とは、リクライニング機能が無い、もしくは少ししかなく、「A型ベビーカー」よりも軽量コンパクトで取り回しのしやすさが魅力のベビーカーです。これらのA型・B型のベビーカーの種類分けは製品安全協会が定めるSGマーク基準によって定められたものであり、日本独自の安全基準です。
ですので、海外のベビーカーやメーカー、モデルによってはこの基準に当てはまらないベビーカーも少なくありません。「バギーベビーカー」もA型・B型の基準に当てはまらないベビーカーであり、言葉の定義自体があいまいですが「B型ベビーカーよりも軽量で傘のように折りたためるベビーカー」を指すことが多いです。
バギーベビーカーの特徴
一般的なベビーカーの分類では、「A型ベビーカー」は頑丈で安定感があり、乗り心地が良いので連続使用時間が長い。「B型ベビーカー」は乗り心地はA型ベビーカーには劣るが、軽量でコンパクトなため取り回しがしやすい。という分類がなされています。
しかし、この基準に当てはまらないバギーベビーカーの特徴は、軽量でコンパクトな点が特徴の「B型ベビーカー」よりも軽量でコンパクトな点です。乗り心地や安定感などは最低限にし、「軽量でコンパクト」という点に特化したベビーカーであるともいえます。
しかし、これは一般論であって全てのバギーベビーカーが当てはまるとは言えません。なぜなら、「A型ベビーカー」と「B型ベビーカー」はしっかりとした認定基準があるのに対し、バギーベビーカーには認定基準が無いからです。ですので極論すれば、どんなベビーカーでもバギーベビーカーと名乗ることが出来るのです。これもバギーベビーカーの特徴の1つです。
バギーベビーカーはいつからいつまで使えるの?
上述した通り、しっかりとした認定基準のある「A型ベビーカー」と「B型ベビーカー」には対象月齢もしっかりと明記されています。しかし、バギーベビーカーにはそれが無いので、断定することは出来ません。
多くのバギーベビーカーは、「B型ベビーカー」と同様に生後7か月から満2歳まで使えるタイプが多いです。生後7か月以内の首や腰の据わっていない赤ちゃんを乗せることは想定されていませんので、ご注意ください。
また、バギーベビーカーは軽量・コンパクトに特化したベビーカーですので、長時間の使用は想定されていません。それゆえリクライニングやサスペンションが付いている物はほとんどありません。赤ちゃんの負担になりますので、使用時間にはご注意ください。
バギーベビーカーの選び方
バギーベビーカーは「A型ベビーカー」や「B型ベビーカー」と比較すると機能や使用方法は限定されてしまいますが、軽量でコンパクトなため持ち運びに非常に便利なベビーカーと言えます。
赤ちゃんの成長に合わせて使うことが出来れば、お出かけがもっと便利に、楽しくなるはずです。そこでバギーベビーカーのメリットと選び方についてご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
バギーベビーカーのメリットとデメリット
バギーベビーカーのメリットは何と言っても「軽量でコンパクト」という点です。軽量でコンパクトが売りの「B型ベビーカー」よりもさらに軽量でコンパクトであり、持ち運びや収納に関して非常に利便性の高いベビーカーです。
バギーベビーカーは傘のように折りたためるので、車や電車での移動も楽になります。この持ち運びの便利さがバギーベビーカーの最大のメリットです。
逆にデメリットとしては、「軽量でコンパクト」な点に特化したベビーカーですので、シンプルで簡易的な作りとなっており、安全性が低いという点です。軽いので安定感もあまりなく、赤ちゃんを乗せている時には注意が必要です。
長時間の使用も想定されていませんので、長時間赤ちゃんを乗せるのは避けた方が良いでしょう。
バギーベビーカー選びの注意点
バギーベビーカーを選ぶときに、注意してほしい点があります。それはバギーベビーカーはSGマークの安全基準をクリアしていないという点です。
SGマークとは製品安全協会が製品の安全性を保障するために設けた基準をクリアした製品に表示することを認めたマークです。
ベビーカーの認定基準には「A型ベビーカー」と「B型ベビーカー」しかなく、バギーベビーカーには基準がありません。ですので、バギーベビーカーの安全性はメーカーやモデル次第ということです。
SGマークがあるベビーカーであれば、一定の安全性が担保されており、製品に欠陥があった際に備えて対人賠償責任保険もついています。しかし、SGマークが無いバギーベビーカーの安全性はメーカーやモデルによって異なるということです。ですので、バギーベビーカーを選ぶときは、安心できるメーカーやブランドを選ぶ方が無難です。