切迫早産の妊婦さんは安産な人が多い?
妊娠した後の検診で切迫早産と言われると不安になってしまう妊婦さんが多いですが、切迫早産でもきちんと出産までたどり着ければ以外と安産な人が多いと言われています。そこで今回は、切迫早産の妊婦さんは本当に安産が多いのかについて紹介していきます。
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切迫早産と安産の関係
切迫早産気味の場合は安産なの?難産なの?という質問が様々な場所で聞かれますが、実際には切迫早産であっても安産か難産かは出産してみなければわかりません。しかし切迫早産で出産した人が安産だったと言う話は良く耳にします。
切迫早産とは?
切迫早産というのは簡単に言ってしまえば「早産の危険性が高いと考えられる状態」です。 厳密には内診で子宮口の拡大や子宮頸管が展退するなどの症状が認められ、妊娠して22週目以降から37週目未満の間に10分間に1度以上の陣痛が発生し、性器からの主血や破水等の症状に加え外測陣痛計にて規則的な子宮収縮がある場合です。
妊娠して十分な時期が経っていないにも関わらず出産に生じる症状が起きた場合おなかが張ったり出血したり破水したりして、早産となってしまう危険性を持った状態の事を切迫早産と呼びます。
なぜ切迫早産だと安産が多いのか
難産になりやすい原因と言うのは子宮口が上手に開かなかったり、赤ちゃんが産道を通りにくいという時などに起きてしまう症状です。しかし切迫早産というのは、まだ妊娠が満期に入っていないにも関わらず子宮口が開こうとしてしまっていたりする状況ですから、安産になりやすいという考えも出来るでしょう。
また、切迫早産の場合は子宮頚管も柔らかくなって短くなってきます。お腹の張りによって、出産を促してしまうため赤ちゃんが降りてくるのです。極端な場合、内心の時に先生の手が赤ちゃんの頭に触れる事もある程ですから、その分出産はスピーディーとなり安産となる傾向が強いと言われています。
切迫早産の人は無理に運動等をしない方が良い?
妊娠している場合、出産に向けて運動をする事は安産につながると言われます。もちろんそれは切迫早産にも言えるのですが、優先順位が変わる事を知っておきましょう。切迫早産の妊婦さんの場合、正産期まで赤ちゃんを子宮に居させる事が最重要なのです。
切迫早産の人は安産の為にいつから運動するべきか
出産と言うのは非常に体力が必要となるため多くの人は運動を開始します。さらに切迫早産の場合は安静にしている期間が長いため劇的に体力が落ちるでしょう。
しかし切迫早産の人は身体に負担をかけると危険な場合があるため運動は禁物です。いつから運動するべきかと言うと妊娠後35週を経過した後から始めるべきです。
切迫早産の場合、入院している人が多いでしょうから運動不足になりがちです。しかし赤ちゃんを守る事を最優先にするべきなので運動は控えましょう。
切迫早産の人が安産する為の運動方法
切迫早産と言われているけど安産の為に運動したいと思ってこのサイトに訪れた人に強く言いたいのは「運動は禁止」と言う事です。多くのお医者さんが赤ちゃんは運動しなくても産まれるからと言いますが、切迫早産の人は運動ではなく体調管理によって安産しようと努力してください。
どんな方法で運動しようと子宮を収縮させてしまう事は避けられませんから、切迫早産の場合、安産の為の運動は禁物で下手したら産まれてしまいます。
切迫流産や切迫早産で妊娠期間をほとんど病院で過ごしている人でも出産は出来ますし、もちろん育児も問題なく行えますので心配は要りません。