安産のお守りで有名なお寺や神社
自分で我が子の無事を祈ったお守りも、親しい人が母子の健康を祈願したお守りもとても心強いものです。しかし安産祈願のお守りは普段から身近にあるものではありませんので疑問も生じると思います。その疑問についてと安産お守りで有名な神社やお寺を地域毎にご紹介します。
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安産のお守りについて
安産のお守りはお寺と神社の何方が良いか
結論から申し上げると、安産のお守りは神社でもお寺でも構いませんし、優劣もありません。ご存知の方が多いかと思いますが、神社は神様を祀っている場所であり、お寺は仏様です。
日本は奈良時代のころから日本土着の神祇信仰と仏教信仰が混ざり合ってひとつの信仰の体系として習合された歴史があります。これを「神仏習合」といいます。このように日本では神仏習合されてからの歴史が1000年を超えています。
例えば、お寺が火事などで燃えてしまったとしたら、仏の祟りと言われますが実は仏教には祟りという概念はありません。祟りは神祇信仰のものです。
このように日本人の根深いところに神仏習合がありますので、安産のお守りに関しても神社でも寺院でも問題ありませんし、優劣もありません。
安産のお守りは自分で買うべきか
妊婦さんは、妊娠五ヶ月目の戌の日に安産祈願に行く習慣がありますので、その時に安産のお守りを頂くことが多いでしょう。
しかし、妊娠が分かった時に安産のお守りを買ったり頂いたりすることもあると思います。安産のお守りは自分で購入しても頂いたものでも構いません。
無事に赤ちゃんが生まれてきてほしいという願いが込められたお守りに違いはありません。自分で購入した安産のお守りでなければご利益がないということはありませんのでご安心ください。
安産のお守りで有名な場所
関東で有名な安産のお守り
関東において安産で有名なお守りといえば、やはり水天宮のお守りです。東京都中央区にある水天宮は、福岡にある水天宮の分社であり東京で最も安産祈願で有名な神社の一つです。
古くから安産祈願で有名な神社で、江戸時代は「有馬家」の敷地内になり一般の方は参拝できませんでした。しかし、安産祈願に訪れたいという信仰者の多さから、開放日が定められ限定的に一般の方でも参拝できるようになりました。
この有馬家の温情から「情け有馬の水天宮」という言葉が流行するなど、それだけ江戸時代から安産祈願に水天宮へ参りたいと願う妊婦さんが多かったという逸話も残っています。
水天宮は戌の日はとても混雑しますので、参拝の際は体調の優れた日に行ってください。また、水天宮の周辺にはマタニティグッズの販売店が多く店を構えていますので妊婦さんの定番スポットにもなっているそうです。
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中部で有名な安産のお守り
中部地方で安産のお守りで有名なのは静岡県静岡市にある正信院です。正信院は「産女観音」とも呼ばれており、安産祈願で非常に有名なお寺です。安産祈願に御利益があるという由来が残っています。
なんでも戦国時代に敗残兵の武士が臨月の妻と正信院近くまで逃げてたそうです。そこで臨月の妻は産気づくのですが、難産で出産することは叶わずに、亡くなってしまいます。
手厚く葬ったそうですが、強い未練が残りその妻が村に夜な夜な出るようになったそうです。 その妻が、村の人に千住観音を見つけて祈って欲しい。そうすればこの村でのお産や子宝を願う人を守ってくれるということを訴えたそうです。
村人が見つけた千手観音を見つけて祈ったという逸話か、安産にご利益があると有名なお寺です。
関西で有名な安産のお守り
関西地方で安産のお守りとして有名なのは京都の「わら天神」です。
わら天神は京都市北区の敷地神社の通称であり、非常に有名な安産祈願の神社です。わら天神と呼ばれている所以は安産のお守りとして「わら」を頂くことからそう呼ばれています。
「わら」が安産のお守りという非常に珍しいことから人気の高い有名な神社です。また、この藁は「性別占い」も兼ねていますので興味のある方はぜひ。
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