安産型の骨盤は本当に安産可能なのか
「あの子は安産型だから良い子を産める」と言った事を聞く事がありますが、実際何をもって安産型としているのか良くわかっていない人は多いかもしれません。そこで今回は、安産型の骨盤とは何か?本当に安産可能なのかについて紹介します。
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そもそも安産型の骨盤とは
古くから、女性の体型を表す言葉として安産型という表現がよく使われています。その字面の通り、妊娠した場合にお産が順調に行えるという意味を感じさせますが、そもそも安産型と言うのはどのような体型でまた本当に安産出来るのでしょうか?
安産型って何?
安産型と呼ばれる体型は、一般的にお尻の大きな体型の女性に対して使われる言葉です。出産において重要となるのは赤ちゃんがスムーズに出て来れる骨盤の形状なのですが、お尻が大きいと言うのはそれだけ骨盤が大きいという考えの元に出産が楽に出来るため、女性の体型に対して安産型という表現が使われているとされています。
安産型の骨盤の特徴
出産する場合、人によって安産だったり難産だったりと変化が起きてしまう理由は産道の広さと、胎児の大きさ、そして赤ちゃんを生み出す母体の娩出力と言えます。安産型な骨盤の場合はこの産道の広さに直接つながりますから、安産の可能性が高いと考えられていますが、医学的な関係はあまり存在しないと語られる事も多いのです。
安産型の骨盤と安産は直結しない?
なぜ、安産型の骨盤と安産は直接的に関係がないと医学的に言われているかと言えば、仮に骨盤が狭い人でも、お産が近づく事によって骨盤は勝手に広がっていきます。
よく、出産を経験した女性の体型が変化した、母親になってふっくらしたと言われますが、これは出産によって安産型の骨盤のように広くなってしまった状態が戻らないうちから骨盤の周辺に脂肪がついて安定してしまったという事なのです。
つまり、どんな女性でも出産が近づけば自然と安産型の骨盤へ変化していく為、安産と安産型の骨盤は直接的に関係がないとも言える訳です。
安産型でない人の対策方法
安産と安産型体型に医学的な根拠は無いとされていますが、元々安産型の骨盤であるというのは安産したい人にとって有利な条件です。そこで、安産型ではない体型の人向けに安産する為の対策方法を紹介します。
しっかり安産体操を行いましょう
安産体操によって骨盤や股関節を運動させるのは安産型でない人にとって重要です。しかし、体調が悪い時や妊娠して安定期に入っていない人は注意が必要なため、安産体操の前にはしっかりとお医者さんに相談してから開始するべきです。
股関節の安産体操
安産型な体型で無い人は骨盤が十分に開くよう股関節の体操が大切となります。出産の際に股関節が滑らかに動くようにする為に行い、盤力をアップさせて安産型の人のように産道を広げやすくしていく事が出来ます。
骨盤底筋郡の安産体操
骨盤底筋郡というのは骨盤の底にある様々な筋肉をひとくくりにした時の呼び名です。安産型体型の人でも、ここの筋肉を柔軟にしておく事で出産がさらにスムーズになります。陣痛に合わせて子宮口が上手に開くようになるので、妊娠後期に重要な体操となります。
安産の為には生活習慣も大切です
安産体型でないひとは安産の為に生活習慣を考える事も非常に大切です。そんな安産のための生活習慣の為に最も重要なのは、しっかりと歩く事です。ウォーキングは安産型になるために重要な下半身の筋肉と関節が鍛えられ骨盤周辺の筋肉がやわらかくなるため安産に直結するといえるのです。
また食生活も大切で、刺激の無い食べ物や胃に負担のかからない食べ物は安産に直結すると言えますから、生活習慣の見直しで安産型の体質になれます。