間接照明とは?
最近よく耳にする間接照明という言葉。リビングや寝室をよりオシャレに、ムーディに演出する照明器具のことです。しかし、間接照明はなんとなくイメージ出来ると思いますが、間接照明の正確な定義はご存知ですか?ここでは、間接照明の定義と特徴、メリット・デメリットについてご説明します。
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間接照明の定義
間接照明という言葉は定着しており、耳にする機会も多いのではないかと思います。しかし、間接照明の定義をご存知でしょうか。どのような照明を間接照明と呼ぶのか?、これは間接照明なのか?と疑問に思われたことはありませんか?
ここでは、間接照明の言葉の意味と、間接照明の特徴についてご紹介します。
間接照明を辞書で調べると
ウィキペディアには、間接照明は以下のように記載されています。
光源からの直接光を使用せず、壁面・天井面などで反射させてから作業面を照らすもの。効率は悪くなるが、照度を均一にしやすく、雰囲気のある照明が可能である。
出典:ウィキペディア「照明」
このウィキペディアの間接照明の説明は、世間一般の間接照明のイメージに近いのではないでしょうか。しかし、他の辞書には以下の様に記載されています。
光源から直接到達する光の量を10パーセント以下にし,光を反射拡散面などに当て,反射光線だけを利用する照明方式。
出典:三省堂 大辞林照明光源の中心を通る水平線の上方向に、照明光源の光束の90%以上が放射される照明方式。ランプからの直接光をカットし、照明器具の反射板や造営材の反射光により間接的に行う。
出典:三幸エステート 不動産用語集
間接照明は定義が曖昧?
このように辞書や用語集ですら、間接照明の定義は完全には定まっていないのが現状です。厳密には間接照明は、光の90%以上が直接ではなく、壁などに反射させた光が到達している照明と言えるのではないでしょうか。
しかし、間接照明として販売されている照明の中には、シェードのスタンドランプなどのように光源からほぼ直接光が来ている間接照明も多くあります。
間接照明は、狭義には「光の90%以上が直接ではなく、壁などに反射させた光が到達している照明」ですが、現在使われている間接照明という言葉は、広義の「壁などに反射させていたり、カバーを通すことによって、光が直接来ない照明」と言えます。
間接照明の特徴
直接照明は、光源から光が直接照らす照明です。その対義語である間接照明は、光源から光が直接照らさずに、壁や天井に反射した光を利用して周囲を照らす照明のことであり、反射照明と呼ばれることもあります。
間接照明は、直接照明のように光源が直接見えず、反射を利用するので穏やかな光となる点が特徴です。そのため、陰影を浮き出しやすく、部屋を広く見せる効果があります。
他にも、間接照明は設置方法次第で気分を落ち着ける効果や、気分を盛り上げる効果を出すこともできます。
直接照明は生活する為の明かりですが、間接照明は生活をより豊かにするための照明と言えます。
間接照明のメリット
間接照明のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 気分を落ち着かせる効果や盛り上げる効果を得られる。
- 陰影がより浮き出るので、部屋が広く感じる。
- 肉体的にも精神的にも癒される。
- 種類が多く、気分次第で選択でき、変更も簡単。
- 備え付きの間接照明でなければ、移動や設置が簡単。
このように生活をより豊かにする効果が、間接照明にはあります。
間接照明のデメリット
しかし一方で間接照明にはデメリットがあります。それは、光の反射を利用した反射光では、生活にするための光源としては非常に弱い点です。
反射光の穏やかな光は間接照明のメリットでもあるのですが、読書や作業には光量が圧倒的に足りないので、生活するには直接照明がどうしても必要となります。
間接照明は生活を豊かにする照明ですが、生活するための照明ではない点にご留意ください。
間接照明についてもっと知りたい!
当サイトでは、あなたにもっと間接照明について詳しくなっていただくために、間接照明の選び方や基本のテクニック、さらには間接照明として使われる照明器具から光の単位についてなど、様々なコンテンツを設けておりますので、ぜひ間接照明について詳しくなってください。