間接照明の電気代と上手な選び方
間接照明を導入している人やこれから間接照明を使ってみようかなと思っている人もいるかと思います。そこで気になってしまうのは電気代。
今よりも高くなってしまうのか、それとも節約になるのか気になるところですよね。ここではそんな『間接照明の電気代と上手な選び方』を紹介していきます。
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間接照明は節約になる?
間接照明を導入するにあたって「なんとなく節約になりそう」「いくつも設置したら高くなりそう」など、間接照明の電気代に疑問を持っている人も多いと思います。
実は間接照明が節約になるかどうかは購入前に簡単に確認することができるので、間接照明の電気代のポイントを紹介していきます。
消費電力がポイント
直接照明や間接照明に限らず、電気代は消費電力が基本となっています。『W(ワット)』って聞いたことありますよね。照明を買う際に「〇〇W」という表記を見たことがあると思います。
この消費電力(W)がわかればどれくらい電気代がかかるかを簡単に計算することができるので、間接照明を導入する際は何Wと表記されているかチェックするようにすればOKです。
光源の種類
間接照明を導入する場合、光源になにを使っているかを確認することも非常に重要です。光の特徴なども違いますし、もちろん消費電力も変わってきます。
LED
近年普及している光源になります。他の光源に比べて寿命が非常に長く、消費電力も少ないので1番経済的に使うことができる光源です。初期投資が他の光源に比べて高いですが、最近では徐々に安く買えるようになってきています。
蛍光灯
一般的に照明器具に使われている光源です。LEDほどではありませんが寿命が長く、消費電力も少なく使える経済的な光源です。ON/OFFの切り替えに弱く寿命が短くなってしまうので、頻繁に切り替えが必要な場所に用いる場合には向いていません。
白熱灯
今となってはシェアが低くなっている一昔前に主流だった光源です。他の光源に比べて寿命が短く消費電力も多いです。間接照明の用途によっては実用的な光源として人気がありますが、経済的に間接照明を使いたい人には向かない光源です。
間接照明の電気代の計算方法
月の電気代だけでは間接照明にいくら電気代がかかっているか確認することはできないですよね。では間接照明にどの程度電気代が発生するかわかる簡単な計算方法を紹介していきます。
計算方法の手順
- 消費電力(W)から電力量(Wh)を算出。
消費電力(W)×時間(h)=電力量(Wh) - 電力量(Wh)をkWh(キロワットアワー)に換算する。
電力量(Wh)÷1000=kWh - 1kWhあたりの電力量料金単価と換算したkWhから算出。
kWh×1kWhあたりの電力量料金単価=電気代
消費電力(W)は照明が入っている箱や照明自体、説明書などに記載があります。1kWhあたりの電気量料金単価は各電力会社のカスタマーセンターにて確認することができます。
例:消費電力50Wの間接照明を6時間点灯した場合/1kWhあたりの電力量料金単価が20円で計算
朝仕事に行って夕方過ぎに帰宅、就寝する0時まで点灯した場合を想定してみましたので参考にしてみてください。
- 消費電力(50W)×時間(6h)=電力量(300Wh)
- 電力量(300Wh)÷1000=0.3kWh
- 0.3kWh×20円=6円
上述した例だと6時間使った場合の電気代は6円となります。
ひとつではなく複数間接照明を設置する場合は、それぞれの照明の消費電力(W)を足して計算すればいいだけなので難しくはありません。
現在使っている照明と入れ替えて間接照明の導入を考えている人は、まず現在の照明の電気代を計算してから導入予定の間接照明の電気代を計算すれば、どの程度差が出るのか確認できるのでぜひ実践してみてください。
電気代に優しい間接照明の選び方
結論から言ってしまうと『LED』が最もコストパフォーマンスに優れています。他の光源と比べても寿命が圧倒的に長く、消費電力も同じ大きさの物と比較すると格段に低く済みます。照明自体の価格は比較的高くなってはいますが、長く使っていくことができるので結果的に安く使うことができるわけですね。
ただコストだけではなく照明によってメリット・デメリットがあるので、電気代はもちろんそれぞれの特徴を理解した上で間接照明を選ぶことをおすすめします。