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圧力鍋とは?

圧力鍋とは?

圧力鍋と言えば短時間で料理をより美味しく作ることが出来る調理器具として、最近では多くの家庭で使われるようになり、その知名度は非常に高いものになったと言えるのではないでしょうか。

使ったことがない人の中には、「なんだか爆発しそうで恐い」なんて思っている人もいるかもしれませんが、一度使えばその便利さのトリコになること間違いなし。そんな「圧力鍋」について詳しく解説していきます。

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圧力鍋って何?

圧力鍋って何?

そもそも圧力鍋とは一体なんなのでしょうか。使っている人からすれば「絶対に一つは持っておいた方がいい」。そうまで言わせるのはなぜなのでしょうか。

圧力鍋というのは、一言でいえば圧力調整のための機構が備わっている鍋のことを言います。鍋の中の空気や液体を逃がさないような構造にすることによって、鍋の中の圧力を通常の大気圧よりも高くすることで、高温高圧の状況を作り、短時間でより美味しい料理を作ることを可能とした鍋となります。

もっと簡単に言ってしまえば、鍋に食材を入れフタをし、密閉状態で調理をするための道具ということになります。通常の鍋では100℃で沸騰する水が、圧力鍋では120℃で沸騰するのでより高温での調理が可能となるのです。ちなみに圧力釜(あつりょくがま)なんて呼ばれ方をすることもあります。

調理時間は作る物にもよりますが、およそ半分から1/4程度となります。お米は5分程度で出来てしまいます。柔らかくなるのに時間がかかる素材も短い時間で柔らかくすることができます。

圧力鍋の歴史

圧力鍋と言えば、最近登場してきたようなイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は1679年にフランスの物理学者が発明したのが最初です。この時なんと日本は江戸時代。まだ第4代、5代将軍の時代です。しかしこの当時はまだ鍋というよりも、設備と言う方が正しい大掛かりなものでした。

そこから250年以上経った1938年、ついにアメリカ人によって家庭用の自動密封鍋が開発され、1953年には後のティファール社が世界で初めてとなる家庭用の圧力鍋の販売をスタートさせました。日本においては、戦前より玄米を柔らかく食べやすくする圧力釜が普及していました。

圧力鍋の仕組み

鍋のフタを密閉することで、加熱した時に中の圧力を上げるのが圧力鍋ということはお話しましたが、仮に完全に密閉してしまっては蒸気が逃げ場を失い、危険な状態になってしまいます。このようなことから、「圧力鍋はなんだが爆発しそうで恐い」というイメージを持ってしまい、敬遠してしまっている方も少なくないようです。

では圧力鍋はなぜ安全なのでしょうか。それは圧力鍋のフタに、蒸気を適切に逃がすための弁が付いているからなのです。正確には調圧弁と、安全弁の二つの弁によって内圧が適切にコントロールされ、安全に使用できるようになっています。

調圧弁

こちらは、圧力鍋の内圧を適切な状態に保つための弁です。構造は簡単で、蒸気を逃がすための穴が開いたパイプがフタに刺さるような形で備えられており、上に錘(おもり)が付いています。

鍋の内圧が上がると、蒸気がこの錘(おもり)を押し上げ、穴のあいた部分が外に出ることで内部の蒸気を逃がし、圧力を下げます。このように錘(おもり)を持ち上げる蒸気と錘(おもり)の重さのバランスによって、鍋の内部の圧力が一定に保たれます。

安全弁

調圧弁が、鍋の内圧を調整する弁であるのに対し、こちらは圧力鍋の内圧が上がりすぎて爆発したりするのを防ぐための弁です。

上記の通り、調圧弁は蒸気を逃がすための穴によって圧力を調整しますが、仮にこの穴が何らかの理由で詰まってしまうなど、通常通りの働きが出来なくなった際に、錘(おもり)がついたストッパーが外れ、圧力鍋の内圧が危険域に達した際に蒸気を逃がす役割を果たします。

最近では、一定の温度になると溶けだす金属の栓が使われていることもあり、これにより内部の温度が上がりすぎた際に栓が溶けることで蒸気を逃がし圧力を下げる仕組みの安全弁もあります。

圧力鍋を使うメリットとデメリット

圧力鍋を使うメリットとデメリット

使いなれてしまえば決して欠かすことの出来ない調理器具となりうる圧力鍋ですが、メリットもあれば当然デメリットとなる部分もあります。こうした要素をあらかじめ知っておくことでより圧力鍋の良い部分を活かした使い方をすることが出来るでしょう。

これから圧力鍋を使おうとしている方は必見の、圧力鍋を使うことによるメリットとデメリットについてまとめておくので是非確認しておきましょう。

調理時間を短くすることができる

圧力鍋を使うことによる最も大きなメリットと言えばやはりこの調理時間の短縮と言えるでしょう。特に小さなお子様を育てながら家事をこなさなくてはならないお母さんにとっては非常に心強い味方となります。

子供が昼寝をしているちょっとした時間の間におかずを作っておきたい、なるべく料理の時間を短縮したいと考えた時には、この圧力鍋を使うことで解決することができます。これは大きなメリットです。

光熱費の節約につながる

毎月の光熱費は決してバカにできません。この固定費を抑えるのに圧力鍋は一役かってくれます。単純に調理時間が短縮されることによって火にかけておかなくてはいけない時間が減ります。

特に、時間をかけて調理をしないと柔らかくならない豆類などの料理をする際にも、通常の1/3程度の時間でふっくらと煮込むことが出来るので、これが頻繁となると光熱費にも違いが出てくるでしょう。

また、圧力鍋はたとえ火をとめても鍋の内部の温度は約10分程度は100℃に保たれます。つまり火を止めてからも調理は進んでおり、これを考慮に入れれば鍋を火にかける時間を短くすることへと繋がります。このことが他の調理器具よりも光熱費の節約に繋がります。

魚の骨を食べることができるようになる

これはちょっと具体的すぎるメリットと言えるかもしれませんが、圧力鍋ならではのメリットと言えるので紹介しておきます。

サンマやアジやイワシというのは基本的な調理方法だとどうしても骨が気になります。しかし圧力鍋を使用することによって、骨まで問題なく食べられるほど柔らかくなります。つまり調理した魚をまるごと食べることが出来るようになり、カルシウムの補給に繋がります。

途中で味見することができない

ここまで圧力鍋を使用することによる様々なメリットについて紹介してきましたが、これが唯一と言っても過言ではない圧力鍋を使用することによるデメリットではないでしょうか。

それは、圧力鍋は一度フタをして調理を始めてしまうと途中でフタを開けることができないという点です。そのため途中で味見をしながら料理をすることができず、スタート時の味付けですべてが決まってしまいます。

また野菜などを調理する際にも注意が必要です。加熱時間が長すぎると、形が崩れるどころか姿形まで無くなってしまいます。一つの食材を柔らかくするつもりが、他の食材が溶けてなくなっていたということになるので気を付けましょう。

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圧力鍋の使用方法

圧力鍋の使用方法

圧力鍋の使用に関して、ちょっと恐いと感じている方でも、正しい使用方法を守れば安全に使用することができます。それによって短時間でより美味しい料理が出来るのであればそれはとても良いことでしょう。

圧力鍋のブランドや製品によって使い方に細かな違いは出てくるかもしれませんが、基本的は流れ同じです。まずはそんな圧力鍋の基本的に使い方について簡単に確認しておきましょう。

圧力鍋の使用の流れ

圧力鍋の使用は基本的には「加熱」→「加圧」→「蒸らし」→「減圧」の流れで使用されます。それぞれの流れの部分について細かく見ていきましょう。

加熱

圧力鍋に材料を入れ、火にかける段階が「加熱」です。圧力鍋の調理におけるスタートの段階となるので、フタの内側についてパッキンなどに劣化がないか、しっかりとはまっているかを確認しておきましょう。基本的には強火にかけしばらくすると錘(おもり)が揺れ始め、フタにロックがかかります。ここまでが「加熱」です。

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加圧

フタの錘(おもり)が揺れ始めたところからが「加圧」となります。この時間は圧力鍋の内部が加圧され調理が進んでいる状況となります。料理によって時間が変わるのでしっかりとタイマー等で時間をはかります。

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蒸らし

加圧時間が終わり、火を止めたところから「蒸らし」が始まります。この段階もレシピによって時間が決められているものが多いので、しっかりとキッチンタイマーなどで時間をはかるようにしましょう。

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減圧

圧力鍋による調理の最後に行われるのが「減圧」です。その名の通り圧力鍋の内部の圧力を下げる工程です。基本的には自然に圧力を下げますが、中には自ら内部の圧力を下げるために蒸気を出すことがあるかもしれません。

この時は調圧弁を触ることになりますが、噴出口から高熱の蒸気が出るので十分に注意しましょう。安全弁も下がりフタのロックが外れれば減圧は終わりとなります。

>>圧力鍋の正しい使い方はコチラ

圧力鍋使用の注意点

以上のように使用の流れに関して注意しておけば十分安全に調理が出来る圧力鍋ですが、上記の流れ以外の部分で最低限注意しておくべきポイントもありますのでコチラで簡単に確認しておきましょう。

圧力鍋に水は2/3以上入れないこと

圧力鍋は水分をともなった調理には向かないものとなりますが、調理の際に鍋に入れる水の分量には注意が必要となります。それぞれの圧力鍋の説明書をしっかりと確認する必要がありますが、基本的には2/3以上水を入れないように注意しましょう。

水を入れ過ぎることによって、圧力鍋の内部で沸騰した水分が調圧弁の穴をふさいでしまうことがあるかもしれません。圧力鍋に入れる水分の量は必ず守るようにしましょう。

圧力鍋のフタは突然開けないこと

圧力鍋の扱いで特に注意しておきたいのがこれです。減圧がしっかりと済んでいない状態でフタを無理矢理開けるのは大変危険です。フタが勢いよく開くのはもちろん、圧力鍋の内部のものが勢いよく飛び出すこともあります。

高温の中身が飛び出せば危険なことは当たり前でしょう。圧力鍋のフタは無理に開けようとしないということを忘れないでください。

>>圧力鍋の使い方で絶対に守るべき注意点まとめ

>>失敗しない!おすすめの圧力鍋ベスト10はコチラ

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