チタン包丁の魅力や特徴と扱い方
飛行機や潜水艦に使用されており、軽量で頑丈で高価な金属というイメージのチタン。そんなチタンを使用した「チタン包丁」は、研ぐ必要のない包丁の種類として有名です。
「錆びない」や「光触媒効果」など一般的な包丁の金属とは一線を画すチタン包丁の特徴と評判、おすすめの包丁についてご紹介します。
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チタン包丁とは?
チタンとは、剛性が高く軽量な素材として重宝されてきた金属です。チタンは高価な金属であり加工も簡単ではないので、ゴルフクラブやメガネフレームどの高価な商品に使用されてきた金属です。
そんなチタンで作られた包丁が「チタン包丁」です。チタンは鋼やステンレスとは全く異なる金属であり、異なる特徴を有しています。それゆえ、チタン包丁は切れ味やお手入れの頻度など、鋼の包丁やステンレス包丁とは異なる特徴を有しています。
チタン包丁の特徴
チタンは軽量で剛性の高い金属です。そんなチタンで作られたチタン包丁は様々な特徴を有しています。例えば、「軽さ」が挙げられます。ステンレス包丁の半分程度の重さしかありませんので、手首への負担が小さく、お年寄りや子供などの握力が弱い人でも扱いやすい包丁です。
他にも多くの特徴がありますので、以下にチタン包丁のメリットとデメリットを記載しますので、チタン包丁選びの参考にしてみて下さい。
チタン包丁のメリット
- 軽い(ステンレス包丁の約半分の重さ)
- 錆びない
- 光触媒効果によって衛生的
- 切れ味が長く続く
- 匂い移りや金属アレルギーの心配が不要
チタン包丁には優れたメリットが多くあります。中でも金属の敵である「錆」に関しては、その心配は一切必要ありません。チタンは錆びない金属ですので、どのような扱いをしてもその心配はなく、ステンレス包丁のように「錆びにくい」とは一線を画します。
もう1点注目してほしい特徴は「光触媒効果」です。チタン包丁は刃面についた雑菌や汚れに蛍光灯の光などの紫外線を当てると、滅菌する効果を有しています。これが光触媒効果です。この効果はチタン自体が持っている特徴ですので、半永久的に効果が持続します。
チタン包丁のデメリット
- 切れ味に劣る
- 硬い食材を切ると刃こぼれや切れ味低下に繋がりやすい
- 研ぎにくい
- 軽すぎて扱いにくい
チタン自体は非常に剛性に優れた金属ですが、刃物としては「柔らかい」金属です。ですので、切れ味としては鋼の包丁やステンレス包丁には劣ります。チタン包丁は軽くて錆びないなどメリットも多くある包丁ですが、切れ味や研ぎやすさなど包丁としての基本性能は高くない包丁と言えます。
チタン包丁の評判
チタン包丁は優れた特徴を多く持っている包丁です。例えば、「錆びない」「光触媒効果」「」金属臭がしない」など、多くの優れた特徴を有しています。しかし、切れ味など包丁としての重要な点が劣っているなど、決して万能の包丁という訳ではありません。
そこで、チタン包丁を実際に使用した人の評判についてまとめましたので、チタン包丁選びの参考にしてみて下さい。特に多かったチタン包丁の評判は以下の通りです。
- 軽くて使いやすい。年寄りには助かる。
- 衛生的で綺麗に保てる。
- 錆びないので手入れが楽。
- 食器洗い機で洗える。
- 曲がりやすい。
- 切れ味は鋼やステンレスには勝てない。
このような意見が多かったです。軽さやお手入れの楽さなど、チタン包丁は優れた特性を持っていますが、切れ味と言った刃物としての基本的な性能には少し劣る包丁と判断されていることが良く分かります。
チタン包丁の研ぎ方
チタンは航空機や軍事用にも使われることが多いので、「硬くて研げない」という印象が強いですが、チタン包丁も簡単に研ぐことが出来ます。使う道具も普通の包丁を研ぐときと同様の砥石やシャープナーで問題ありません。
砥石で研ぐ際には、荒砥は不要ですので中研以上の砥石で研げば問題ありません。番手で言えば#1200から#3000までがおすすめです。感覚としては、鋼の包丁とあまり変わらない感覚で研げると思います。
注意点としては、研ぐ際は手研ぎで研ぐようにして下さい。機械で研ぐとすぐに刃が反り返ってしまいますので注意が必要です。また、砥石はどうしても技術力が必要となるので、不慣れな人には「シャープナー」をおすすめします。誰でも簡単に擦るだけで研げる便利なアイテムです。
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もちろん、チタン包丁の特徴である「軽さ」や「錆びない点」も持ち合わせています。清潔で使い勝手の良いおすすめのチタン包丁です。
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