貝印の特徴とおすすめの包丁
低価格で高品質なカミソリなど、愛用している人も多い貝印ブランド。日本を代表する包丁メーカーの1つであり、卓越した技術とハイクオリティな包丁の数々は、日本のみならず今や世界で大人気となっているブランドです。
そんな、貝印の包丁といえば「旬シリーズ」と「関孫六シリーズ」が有名ですが、ここではもっと貝印の包丁について掘り下げて、詳しく解説していきたいと思います。
貝印の包丁を買おうかな?と迷っている人は、ぜひ貝印について詳しくなって、自分好みの包丁を見つけてください。
スポンサーリンク
貝印(KAI Corporation)とは?
包丁や鍋などのキッチン用品から、カミソリなどのビューティーケアツールまで、様々な製品を販売する貝印。ポケットナイフの製造メーカーとしてスタートしも、包丁を中心とした刃物に関する製品では日本を代表するメーカーとして非常に多くの家庭で愛されています。
海外ではダマスカス鋼を使用した包丁の「旬シリーズ」がヒット商品となり、日本国内でも注目度は急増中。カンブリア宮殿などのテレビ番組でも紹介され、今や包丁マニアのみならず多くの主婦層からも強い信頼を得ている包丁メーカーとして知られています。
貝印の歴史
日本で初めてのカミソリを生産した刃物ブランドとして知られる貝印。現在、日本で流通している安全カミソリはトップシェアを誇っているブランドとして成長を遂げているのですが、貝印は1908年に日本一の刃物の生産を誇る岐阜県の関市より遠藤斉治朗氏が創業したことが始まりとなっています。
1920年には合資会社遠藤刃物製作所を設立し、ポケットナイフの生産を行い、昭和の時代に突入したのちに日本初の替刃カミソリの生産を行ったことがきっかけで刃物産業の中心ブランドへと躍進していきました。
1956年より海外に刃物類の輸出を行ったことがきっかけとなり、1977年にはポーランドにアメリカ現地法人 kai cutlery U.S.A. ltd.設立しました。その後は香港、ドイツへと現地法人の設立を果たし、瞬く間に貝印のブランドを世界に知らしめることになりました。
貝印の商品展開
貝印は上述したようにカミソリをきっかけに刃物業を世界に発展させたブランドですので、展開している商品も使い捨てカミソリや替刃式カミソリなどを多く展開しています。
カミソリを中心に今では包丁などの調理用品からお菓子作りのための製菓用品、さらには女性のメイクアップを助けるビューティー用品やメンズケア用品、爪切りなどの身だしなみ用品や医療用品など様々な分野の商品展開を行っております。
貝印の包丁の特徴について
貝印ブランドからは「旬」と「関孫六」といった2つの人気シリーズが展開されています。この2つのシリーズの包丁の特徴について詳しくご紹介していきます。
旬シリーズの包丁について
世界で400万丁も売れている包丁として現在も親しまれている貝印の包丁が「旬」シリーズです。「野鍛治の精神」を掲げ昔ながらの伝統を生かしながらも、1日1万丁作られる最先端テクノロジーを駆使した貝印の自社マシーンを使って作られているのがこの「旬」。
「日本の暮らしに、もっと旬を」という想いを込めて作られている旬の包丁は、包丁のあるべき美しさ、鋼のような硬さ、刃物としての切れ味、そして使う人のことを考えられた持ち味を全て詰め込んで作られている包丁となっています。
美しさ
硬さの異なるステンレスとVG-MAXの33層構造から生まれた木目調のようなダマスカス柄が、包丁としての美しさを引き出しています。
硬さ
鋭い切れ味を保っていくれているのは、ステンレスにコバルトを配合したVG-MAXと呼ばれる刃物鋼。これにより高炭素と高硬度の特性を持つことができています。
切れ味
貝印が培ってきた刃付け技術の伝統により、野菜などの食材の味わいを壊すことなくスパッと切ることができる切れ味を実現しています。
持ち味
強度に優れた積層強化木で作られたハンドルは、持つ人の手にフィットするように作られたD型のシェイプとなっています。
「関孫六(せきまごろく)」シリーズの包丁について
良い包丁を買いに行こうと思い「関孫六」と書かれている包丁を目にした方はいるのではないでしょうか。その関孫六の包丁とは「折れず曲がらず、よく切れる」といった刀鍛冶の信念をそのまま形にした貝印が展開している包丁です。
そんな関孫六の包丁についてですが、関孫六だけでもたくさんのシリーズが展開されています。和包丁から洋包丁、さらには上位シリーズからスタンダードシリーズまでそれぞれの用途に合わせてお使いいただけるようになっています。
どれを見ても刀鍛冶の誇りが感じられる包丁の作りとなっており、伝統を感じられる包丁でありながらも現代のニーズに合わせた食洗機に対応しているオールステンレスの包丁なども展開しています。
どの包丁を見ても、切れ味はよく持ち手が使い易い作りとなっておりながらも、リーズナブルに購入することが可能な包丁となっています。
貝印のおすすめの包丁
貝印の包丁に惹かれるけど、どの包丁を買えばいいの?というあなたのために!ここからは、貝印の包丁の中でも、これは買い!というスゴイ包丁を厳選して紹介していきます。
この包丁が1本あるだけで、毎日の料理が楽しくなる!そして快適かつ美味しい調理ができる!そんな極上の包丁を紹介しますので、ぜひ貝印の包丁が気になっているあなたはしっかりとチェックしてください。
橋本幹造 両刃包丁
現在の価格はコチラ |
貝印の包丁といえば「旬」と「関孫六」が有名ですが、包丁にこだわりを持つ料理好き達から熱烈な注目を集めている包丁といえば、ミシュラン東京で2つ星に輝いた日本料理店の一凛と貝印が共同開発で生み出た橋本幹造シリーズの両刃包丁です。
サイズは5寸と7寸の2種類が展開されており、一般的な三徳包丁のサイズに慣れ親しんでいる人であれば5寸の包丁を選べば、今まで通りの使用感を崩すことなく、「本物の包丁」が持つすごさを存分に味わえます。
この包丁のおすすめポイントは、なんといっても重心バランスの良さ。切れ味の良さはもちろんのこと、この握りやすくて操作しやすい重心バランスは、長時間の調理の際は手にかかる負担を軽減し、さらに繊細な作業も思いのままにこなすことができます。
関孫六 ダマスカス 三徳包丁
現在の価格はコチラ |
いまや、良い包丁の代名詞的存在として君臨する貝印の関孫六シリーズ。関に継承された日本刀のような33層のダマスカス模様。折れない、曲がらない、そしてよく切れる。包丁に必要な能力のみを高い次元で両立させたこの包丁は、まさに貝印のフラッグシップ包丁と呼ぶにふさわしい極上の逸品です。
近所のスーパーやホームセンターで1000円前後の包丁を買って使いまわしているという人の場合、三徳包丁一本に1万円近い金額を支払うのは高すぎると思うかもしれません。
確かに、この包丁を使ったら最後、もう元の包丁には戻れませんから、購入するときは支払う金額以上に、「もう安い包丁には戻れなくなる」ということを覚悟した後に手にしてください。
旬 ユーティリティナイフ(三徳)
現在の価格はコチラ |
貝印のスゴイ包丁として、日本のみならず世界で注目される大ヒット商品となった「旬シリーズ」。
まるで木目のように美しいダマスカス模様は、硬さの異なるステンレスを組み合わせることで優れた高度と均質性を持つ証を視覚化しているようなもの!
まるで切断抵抗を感じることのない鋭利な刃先と、コバルトをステンレスに配合した高硬度の鋼が生み出す極上の切れ味は、包丁に求められるすべてがそこにあると言って過言ではありません。