パパママ必見!賢い子に育てる知育玩具の選び方
急成長中の子供の脳に質の高い遊びの刺激を与えることで、遊びながら自然に成長できる知育玩具。しかし、せっかく買ったのに遊んでくれない、どうせなら子供にあった成長につながる適正な知育玩具を選びたい、そんなパパやママのために、賢い子に育てるための知育玩具の選び方を解説していきます。
基本的な選び方から、目的や月年齢に合わせた適切な知育玩具選びについて、覚えておきたいポイントをまとめましたので、自身のお子様だけでなく、お孫さんや友人への贈り物に知育玩具を選びたいという人も必見です。
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知育玩具と”おもちゃ”は違うの?
そもそも、知育玩具に明確な定義はありません。一般的には知育玩具としてカテゴライズされていない”積み木”であっても、最近ではその知育性が再評価されており、知育玩具という認識で子供に与えている家庭もあります。
一般的には「おもちゃが子供に与える知能的発達」に対して、一般的な玩具よりも強く配慮されたものが知育玩具と呼ばれています。そのため、なんとなく知育玩具を与えておけば賢くなるのでは?という考えは通用しないという見方もできるのです。
子供の成長に合わせて、また目的に合わせて、知育玩具というカテゴリーに含まれているいないに関わらず、子供の成長を促す適切なおもちゃを与えてあげることが知育において重要なことだと覚えておきましょう。
知育玩具の選び方のコツ
まずは簡単に、知育玩具を選ぶ際のコツについて大まかに解説していきます。ご自身の子供のために知育玩具を選ぶ人も、お孫さんや出産祝いなどで知育玩具を選んでいる人も、選び方で失敗しないためにしっかり覚えておきましょう。
月年齢について
知育玩具には対象年齢が設定されています、乳幼児向けの場合は1ヶ月単位で対象月齢などが設定されている場合もあります。知育玩具の定番とも言えるパズルやブロックなどのおもちゃには、それぞれに「難易度」のようなレベルが設定されており、年齢に合った知育玩具を選ばないと正しく遊べないだけでなく、危険が伴う場合もあります。
小さなパーツを使用していたり、多少複雑性を持った知育玩具は目安として5歳以上、5歳以下のお子様に知育玩具を与える場合は、よりシンプルで簡略化された物が良いとされています。
保育園や幼稚園、さらにはデパートなどの託児所やプレイエリアなどを見ていると、手先で遊ぶようなブロックよりも、抱きかかえて使うような大きなブロックの方が3〜5歳の子供に支持されているようです。
性別について
基本的に子供というのは5歳前後まで性別による好みは関係なくおもちゃを選びます。
男の子といえば「青・車・カッコいい」といったデザインやキャラクターを好み、女の子は「ピンク・花・かわいい」といったデザインやキャラクターに傾倒していくのは、周囲に合わせたいという欲求がではじめる5歳以降です。
もちろんこれはステレオタイプな意見ですし、ジェンダー的な観点から見ても良いものではありません。贈り物などに知育玩具を選ぶ際は参考になりますが、できれば好みを聞いてあげて選ぶのが重要です。
サイズについて
知育玩具を選ぶ際にサイズはとても重要なポイントです。なぜならば「誤飲」などの危険性があるからです。基本的にメーカーの推奨する対象年齢に合わせた知育玩具を選べば問題ありません。気を使うのであれば口に入る大きさのものは5歳前後まで選ばないことがおすすめとされています。
サイズも大事ですが、それと同時に角張ったものや、尖ったもの、硬いものなども注意して選びましょう。
素材について
一般的には、樹脂などの素材で作られた玩具が好まれます。
木製の積み木などは投げてしまった際にガラスが割れたり、お友達に当たって怪我をさせてしまう場合もあるため、軽くて柔らかいものを選ぶのが良いとされています。
また塗料などにも気を配りましょう。子供はなんでも口に入れたがります。水溶性の有毒な塗料などが使われている知育玩具というのは一般的に見かけることは少ないのですが、注意して選びましょう。
子供の成長に繋がる知育玩具の選び方とは?
子供の能力を遊びながら伸ばすために作られている知育玩具ですが、選び方を間違えるだけで知育効果は半減どころか意味のないものになりかねません。まず覚えておきたいのはこの3点です。
- 遊びながら自然に成長できる知育玩具を選ぶ事
- 子供が飽きずに夢中で遊べる知育玩具を選ぶ事
- 成長に合わせたレベルの知育玩具を選ぶ事
大人目線で考えると「学校の授業内容などに直結しそうな知育玩具」に対して知育効果が高いと考えてしまいがち。例えば英語に親しんで欲しくてアルファベットのパズルを選んだり、早く言葉を覚えて欲しくて発音系の玩具を選んだり、もちろん必ずしも間違った選び方とは言えませんが、まずは興味を抱く物を選ぶのが大切。
どれだけ優れた知育効果を持った知育玩具だとしても、子供が興味を抱かなければ遊んでくれないため意味がなくなります。
鮮やかな色や動きの面白さは視覚を、そして子供の動作に対して反応する動きは触覚や運動神経を、そして玩具から出る音は聴覚を刺激し成長させるとともに子供の興味を惹きつけます。複雑な知育玩具よりも単純な動きを繰り返す物の方が子供の好奇心は刺激されますし、難度が高いと子供はうまく遊べません。
では早速ですが、子供を賢く育てるための知育玩具の選び方に移っていきましょう。
賢く育てる知育玩具選びのポイント
知育玩具を選ぶ際にまず念頭に置いておかなければいけないのが「子供が遊んでくれないと意味がない」ということです。では、どのように選べば子供は飽きることなく知育玩具を遊んでくれるのでしょうか。そのためには以下の4点に注意して知育玩具を選ぶことが大切となります。
よほど裕福なご家庭であれば、あらゆる知育玩具を買い与えてみて反応を見るという事もできますが、一般的なご家庭の場合そうも行きません。無駄にならなくて、しっかりと子供の成長を支えてくれる、そんな知育玩具選びのポイントについて、この項では詳しく掘り下げながら解説してきます。
◯△◇などの形を選ぶ
保育士さんに尋ねた所、保育園内で子供達が最も遊ぶ頻度の多い玩具は「野外ならボール」「室内なら積み木」という回答を頂けました。キャラクター物の玩具などは、目新しいものだと最初の一週間は子供同士が奪い合うほどの人気となりますが、その後はパッタリと見向きもしなくなります。
大人の目線から見ると、一見すぐに飽きてしまいそうな◯△◇で構成されたシンプルな形状の知育玩具は、製作者の意図を飛び越えたような遊び方をされることもあり、子供たちは柔軟な発想と想像力を持って遊びの世界を広げていきます。
知育玩具というのは、複雑であればあるほど、大人からすると色々な遊びが楽しめるように感じられるかもしれませんが、知育玩具のもつ複雑さは子供に遊びを押し付けてしまうことが多く、シンプルな形状の物を選ぶのがおすすめされます。
受動的な知育玩具は避ける
現在では知育玩具のハイテク化も進んでおり、またパソコンやプログラミングなどIT系ジャンルの知育玩具は時代背景とマッチしており購入する大人たちの心をつかみます。それらの知育玩具には様々なギミックが施されており、動いたり、音が出たり、光ったり、機械仕掛けになったりと子供の心も捉える仕組みになっています。
しかし、このような「遊び方の決まっている」知育玩具は注意が必要であり、子供が自分で工夫したり積極的に関わることで「遊び」を創造していくという余地がないため、遊び方は受動的なものへと変化していきます。
つい、電子制御などのハイテクな知育玩具に対して「ハイテクな知育ができる」と感じてしまいがちですが、プログラミングなどの知育は図形パズルなどでも育めます。大人が目的ばかりを強く意識しすぎることで、子供の脳は受動的な遊び方しか楽しめなくなってしまう場合もあるのです。
遊びの幅が広げられる物を選ぶ
「子供は遊びの天才」とはよく言ったもので、おもちゃが無くともコップは動物や建物へと変化し、消しゴムは自動車や積み木へと変化し、特別なおもちゃなんて必要ないのでは?と思うほどの想像力を発揮します。
しかし、その反対に「遊びを膨らませられない物」も存在しています。先日子供がボールペンを持って指揮者のように遊んでいました、そのボールペンはF1マシンへと変化してテーブルの上を走り回りましたが、そこで遊びはストップしました。
どのように遊ぼうかと考えたときに、積むことも並べることも出来ない1本のボールペンではこれ以上の遊びが膨らませられず、新しい遊びを創造することができなくなってしまったのです。
子供はどの知育玩具にも最初は興味を示します。しかし遊ぶたびに新しい発見や表現を見つけられない知育玩具では、遊びの幅を広げることができず関心を示さなくなります。ですから知育玩具を選ぶ際に子供の関心や興味だけで選んでしまうのは、必ずしも正解とは言えないのです。
知育玩具はメインとサブに分けて選ぶ
上の3項を読むと「流行り・仕掛け玩具・キャラ物」などの知育玩具は選ばないほうが良いの?と思うかもしれませんがそういうわけではありません。賢い子に育てるための知育玩具選びにおいては、メインのおもちゃとサブのおもちゃを分けて考えることが重要です。
食事でいうなら「主食とおやつ」、教育でいうなら「アメとムチ」のように、適材適所で使い分けることが重要となります。
ここでいうメインの知育玩具というのは、積み木やボールのようにシンプルな形状で、子供の自由な発想を全て受け止めることができる玩具のこと。サブに当たるミニカーや音声の出るハイテク知育玩具などの「爆発力」を持った遊びではありませんが、子供が工夫しながら遊びを生み出すことで可能性を引き出してくれます。
知育玩具を上手に選ぶなら、このメインとサブのバランスを保ち、両面から子供の脳に働きかけるような知育玩具を選ぶことが重要なポイントと言えるのです。
育児方針や目的に合わせて知育玩具を選ぶ
知育玩具には様々な目的が設定されており、家庭ごとの育児方針や教育方針に合わせて選ぶことができます。
例えば「遊びを通じて家事に親しんでほしい」という目的のために「おままごとセット」という知育玩具があるように、学校などでいずれ学ぶことになる様々な学習教科や、数学的思考、芸術的思考を育むことが強化された知育玩具などもありますので、それぞれの家庭に合わせて選ぶのが良いでしょう。
知育内容で選ぶときの注意点
学習内容な目的を強く意識して知育玩具を選ぶときに失敗してしまいがちなのが「大人の目線」です。
英語に親しみをもつために英語を聞かせようとしたり、アルファベットを覚えさせようというアプローチや、算数に親しみをもつために数字を見せようとしたり数字を覚えさせようというアプローチの知育玩具を選んでしまいがちです。
しかし、学習的要素が強すぎる知育玩具は「大人を満足させるための知育玩具」と言っても過言ではありません。
知育玩具の購入に関しては消費者である大人の心を掴むことが重要となりますから、おもちゃメーカーでは大人が関心を持つように作った知育玩具も展開しており、選ぶ際には注意が必要となるのです。
あくまで、知育内容で玩具を選ぶとしても「子供が創意工夫を持って遊べる知育玩具」を選ぶことが大切です。
【育児方針・目的別】知育玩具の選び方まとめ
当サイトでは、知育玩具の目的に合わせた適切な選び方も詳しく解説しています。ご家庭の育児本心などに合わせて、どのような知育玩具がベストなのか知りたいという人は、ぜひ参考にしてください。
- 英語が好きな子に育つ知育玩具の選び方
- 算数や計算が好きな子に育つ知育玩具の選び方
- 国語や文章が好きな子に育つ知育玩具の選び方
- 音楽や楽器が好きな子に育つ知育玩具の選び方
- 芸術や美術の才能を伸ばす知育玩具の選び方
- 柔らかい脳を育てる脳トレ知育玩具の選び方
- 運動やスポーツが好きな子に育つ知育玩具の選び方
年齢や月齢に合わせて知育玩具を選ぶ
賢い子に育って欲しい!という願いから、より高レベルの刺激を与えようと月年齢よりも高い知育玩具を選んで失敗してしまう人が多く、子供の脳を適切に刺激できず、うまく遊べないというケースも多いので注意が必要です。
子供の成長に合わせたレベルの知育玩具を選ぶことで、遊びと学びは密接にリンクし、より質の高い遊びで質の高い学びが得られるようになりますし、対象年齢に沿っていない場合はおもちゃで怪我をしてしまうなんてトラブルもおきかねません。
子供の成長速度には個性がありますから、年齢や月齢を基準にしつつ、しっかりとパパやママが気を配って、子供の成長レベルに合わせた知育玩具を選んであげることも、賢い子に育てる選び方で大切なポイントとなります。
月年齢に合わせた知育玩具の選び方まとめ
当サイトでは月年齢に合わせた知育玩具の選び方も紹介していますので、知育玩具を選ぶ際はぜひ参考にして、子供の成長に合わせた適切な知育玩具を見つけてあげてください。
- 【0ヶ月〜2ヶ月頃向け】知育玩具の選び方
- 【3ヶ月〜5ヶ月頃向け】知育玩具の選び方
- 【6ヶ月〜8ヶ月頃向け】知育玩具の選び方
- 【9ヶ月~11ヶ月頃向け】知育玩具の選び方
- 【1歳頃向け】知育玩具の選び方
- 【2歳頃向け】知育玩具の選び方
- 【3歳頃向け】知育玩具の選び方
- 【4歳頃向け】知育玩具の選び方
- 【5歳頃向け】知育玩具の選び方
- 【6歳頃向け】知育玩具の選び方