哺乳瓶の乳首(ニプル)のサイズや種類と交換時期の目安
哺乳瓶を使って授乳していると赤ちゃんが飲みにくそうにしていたり、上手に飲めていないと感じるときがあります。あまり知られていないですが、実はそれは哺乳瓶の乳首(ニプル)が赤ちゃんに合っていない、または合わなくなってきたということが考えられます。
そこで今回は哺乳瓶の乳首のサイズや種類、交換するタイミングなどを解説していくので、自分の赤ちゃんに合った乳首を見つけていきましょう。
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哺乳瓶の乳首(ニプル)を交換するタイミング
哺乳瓶の乳首を交換するタイミングは主に「月齢」と「劣化」です。劣化したら替えているというママは多いですが、意外と気付いてあげられないのが「適したサイズ・形」です。
月齢が増すにしたがって赤ちゃんの吸う力も増していくので、それに合わせてあげないと赤ちゃんがミルクを吸いたい量と実際に入ってくる量に差が出てしまい、うまく飲むことができません。
赤ちゃんの成長は早く、個人差もあるので一概に月齢だけでは語れないですが、替えの乳首を2~3個常備し付け替えながら1~2ヶ月毎に買い替えるのが基本です。
哺乳中に泣き出したり、こぼしたり吐き出してしまうようになったら乳首が合っていない可能性が高いため交換してみると良いでしょう。
哺乳瓶の乳首を交換する際の注意点
赤ちゃんはちょっとした変化にも敏感なので、サイズは変えてもメーカーや素材はあまり替えないほうが良いでしょう。「いつもと違う匂い」「いつもと違う食感」だとそれだけで嫌がる子も多いため、同じメーカーのサイズ違いを買うのがおすすめです。
月齢に合わせた哺乳瓶の乳首(ニプル)の種類
赤ちゃんは月齢によって「飲むペース」が変化します。そのため「サイズ」と「穴の形」には様々なものが用意されているので、赤ちゃんの成長や、飲みっぷりに合わせて変更していきましょう。
哺乳瓶の乳首のサイズ
サイズ | 月齢 | 哺乳量 | スピード |
SS | 新生児期 | 80~160ml | 10分で50ml |
S | 生後1ヶ月頃 | 120~160ml | 10分で100ml |
M | 生後3ヶ月頃 | 160~220ml | 10分で150ml |
L | 生後6ヶ月頃 | 200~220ml | 10分で200ml |
SSサイズ(新生児期)
SSサイズの乳首は新生児期の赤ちゃんに使用するため、とても柔らかく作られています。この頃の赤ちゃんは、ゆっくり休みながらたくさんのミルクを飲むので、このリズムに合わせて上手に飲めるように設計されています。
Sサイズ(生後1ヶ月頃)
Sサイズの乳首は飲む量が安定してきて、連続して飲むことができるようになってきた生後1ヵ月頃の赤ちゃんに適した設計になっています。SSサイズよりは若干しっかりしていますが、まだまだ柔らかい乳首です。新生児のうちから飲むのが上手な場合は最初からSサイズと言う赤ちゃんもいます。
Mサイズ(生後3ヶ月頃)
段々と吸う力や量が増してくる生後3ヶ月頃の赤ちゃんにはMサイズを使用します。この頃にSサイズを使っていると飲むのが余裕すぎて遊び飲みを始めてしまうことがあるので、そうなったらMサイズを使用すると良いでしょう。
Lサイズ(生後6ヶ月頃)
Lサイズは乳首が固めに作られていて、赤ちゃんのカミカミにも対応しているので6ヵ月頃の赤ちゃんに使用します。この頃にはもうミルクを飲むのはお手の物で、下のサイズだと遊ぶ余裕が出てくるので、タイミングを見て交換してあげましょう。
哺乳瓶の乳首(ニプル)の穴の形
名前 | 特徴 | 月齢 |
丸穴 |
丸い穴 自然にミルクが出る |
新生児期 |
スリーカット |
Y形の穴 吸う力でミルクの量が変化 |
生後2〜3ヶ月以降 |
クロスカット |
X形の穴 吸う力でミルクの量が変化 スリーカットより哺乳量が多い |
生後2〜3ヶ月以降 |
丸穴
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丸穴は傾けるだけでミルクが出てくるので、上手に吸うことができない新生児に適しています。逆にどれだけ吸っても出てくる量は決まっているので上手に飲めるようになって来たら丸穴は卒業しましょう。
スリーカット
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スリーカットは乳首の先端にY型の穴が空いています。赤ちゃんの吸う力によって出てくる量が違うので、上手に飲めるようになって来たら使用すると良いでしょう。同じ力で吸った場合、クロスカットに比べると出てくる量は少なくなります。
クロスカット
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クロスカットは乳首の先端にX型の穴が空いています。赤ちゃんの吸う力によって出てくる量が違うので、上手に飲めるようになって来たら使用すると良いでしょう。同じ力で吸った場合、スリーカットに比べると出てくる量は多くなります。
クロスカットの場合は切れ目が1つ多く、出てくる量も多いので繊維などで詰まりやすい絞った果汁をあげるのにも向いています。
哺乳瓶の乳首(ニプル)の素材の種類
赤ちゃんの歯が生え始めたら傷つきにくい素材を使いますが、素材や匂いを嫌がったり、いつもと違う力を使う事に戸惑い、ミルクを飲まなくなる事もあるので交換する際は素材にも注目して選ぶようにしましょう。
天然ゴムの乳首
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天然ゴムの乳首は独特の黄色っぽさがあり、乳首に似ている感触ですが若干ゴムの匂いがするので赤ちゃんによっては好き嫌いがあるようです。薬液消毒、煮沸消毒ができますが電子レンジ消毒はできません。また、熱による劣化も早めです。
イソプレンゴムの乳首
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イソプレンゴムは天然ゴムとシリコンゴムの中間のような特徴を持っており、かすかな黄色さ、かすかなゴム臭があります。消毒は薬液、煮沸、電子レンジともに可能ですが熱による劣化は早めです。
シリコンゴムの乳首
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シリコンゴムは無色透明でゴムの匂いもせず、他の2つよりも耐久性が高いのが特徴です。ただ、シリコン自体が無臭な代わりに他の匂いを吸着しやすいというデメリットもあります。消毒は薬液、煮沸、電子レンジともに可能です。
迷ったらコレ!人気の高い哺乳瓶のおすすめ乳首:3選
ここまで哺乳瓶の素材や種類を解説してきましたが、まだまだどれにすれば良いのか迷うこともあるかもしれません。そこで最後に人気も高くて「迷ったらコレ!」と言えるおすすめの乳首を3つ紹介させていただきますね。
ピジョン(pigeon) / 母乳実感乳首 丸穴
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ピジョンの母乳実感乳首は赤ちゃんのおっぱいの飲み方を研究して作られた乳首なので、母乳育児との併用もしやすいと人気です。産院で使用していることも多いので、赤ちゃんも安心して使うことができるようですね。
ピジョン(pigeon) / 母乳実感乳首 スリーカット
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こちらも同じくピジョンの母乳実感乳首シリーズなので人気があります。最初に上記の丸穴タイプを使用して、月齢が増えてきたらこちらのスリーカットに移行するママが多いようです。
ベッタ / ブレイン乳首 クロスカット
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こちらの乳首はママの乳首を研究して作られていて、咀嚼するたびにミルクが出てくるクロスカットタイプの乳首です。他の乳首よりは少し吸いにくいようですが、咀嚼の練習になるので人気を集めています。