ガラス?プラスチック?哺乳瓶の素材の種類と選び方
育児用品の中で赤ちゃんを育てるのに欠かせない哺乳瓶ですが、いざ選ぼうと思ったら哺乳瓶の素材が数種類あり、どれを選べば良いかわからないという状況になりやすいんですよね。
そこで今回は哺乳瓶の素材の種類とそれぞれの特徴、メリットデメリットを紹介していきますので、自分と赤ちゃんにぴったりの哺乳瓶を見つけていきましょう。
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哺乳瓶の素材の種類
哺乳瓶のボトル部分の素材には大きく分けて以下の3つがあります。
- ガラス
- プラスチック(樹脂)
- シリコン
大きく分ければ3つですが、プラスチック製の中には「トライタン」や「PPSU」といったさらに細かい素材区分があります。この点についても同時に見ていきましょう。
素材別:哺乳瓶のメリット&デメリット
素材 | メリット | デメリット |
ガラス |
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ポリプロピレン (PP) |
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ポリエーテルサルホン (PES) |
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ポリフェニルサルホン (PPSU) |
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トライタン (Tritan) |
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シリコン |
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裂けやすい 臭いがつきやすい |
哺乳瓶の素材の特徴
哺乳瓶ではよく「ガラスかプラスチックか迷う」という声が聞かれますが、「家ではガラス、外出ではプラスチック」と使い分けることが多いため、それぞれ1個ずつ買う、というのが定番化しています。
プラスチックの種類は様々で、性能の良さに比例して価格が上がるので、プラスチックを選ぶときは特徴を理解して財布と相談しながら選ぶと良いでしょう。
ガラス製哺乳瓶の特徴
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ガラス製哺乳瓶はメーカーにもよりますが基本的に耐熱ガラスでできているので煮沸や電子レンジによる消毒が可能です。プラスチックに比べて傷がつきにくく臭いもつかないので、より衛生的に使用することができます。
また、冷めやすいということは熱湯で作ったミルクを冷ます時間が少なくて済むということなので忙しい育児には持って来いの素材でしょう。
ただ、落とした際に割れやすい、哺乳瓶自体が重いというデメリットもあるので外出先ではなく家の中で使うのに最も適しています。
プラスチック(樹脂)製哺乳瓶の種類
プラスチック全体で言えば、軽くて割れにくいという点で優れていますが、ミルクが冷めにくいというデメリットもあります。また、ガラスよりも劣化しやすいので毎日使うというよりは外出先に持って行くという使い方が適しているでしょう。
それから「プラスチック製の哺乳瓶」といっても耐熱温度や薬剤耐性などに違いがありますので、どの素材が使われているのかは要チェックです。
ポリプロピレン(PP)製哺乳瓶の特徴
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ポリプロピレン製の哺乳瓶は比較的安価なのでコスパが良く、たまにお出かけ用として使うには十分な素材です。耐熱温度が120℃なので煮沸消毒、電子レンジ消毒ができますが、薬液消毒だと劣化しやすいというデメリットもあります。
ポリエーテルサルホン(PES)製哺乳瓶の特徴
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ポリエーテルサルホンは耐熱温度が180℃なので、煮沸消毒、電子レンジ消毒も安心してすることが可能です。薬液耐性もポリプロピレンよりは上がっているのでの薬液消毒も可能としている哺乳瓶が多いです。性能としては良いですがその分値段が高めになってしまいます。
ポリフェニルサルホン(PPSU)製哺乳瓶の特徴
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ポリフェニルサルホンも耐熱温度が180℃なので、煮沸消毒、電子レンジ消毒も安心してすることが可能です。薬液耐性もポリプロピレンよりは上がっているのでの薬液消毒も可能としている哺乳瓶が多いです。
高級プラスチックと言われ医療機関でも使われる素材なので、性能としては良いですがその分値段が高めになってしまいます。
トライタン (Tritan)製哺乳瓶の特徴
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トタイタンは「Eastman Tritan コポリエステル」というのが正式名称で、ガラスとプラスチックを合わせたような特徴がある素材です。ガラスのような透明感があり、非常に割れにくいのでお出かけ用に最適です。ただ、耐熱温度が110℃と低く、電子レンジ消毒ができないのがデメリットになります。
シリコン製哺乳瓶の特徴
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シリコンは通常、200℃以上の高熱にも耐えることができるため、煮沸消毒も電子レンジ消毒も可能です。素材自体が柔らかいので割れることもなく、赤ちゃんが自分で持っても安心できる素材です。ただ、割れないかわりに破れやすいので、他の哺乳瓶よりも注意して扱う必要があります。