いつまで哺乳瓶を使うの?ストローマグへの上手な卒業方法
哺乳瓶を使って授乳していると「いつまで哺乳瓶を使って良いんだろう?」と疑問に思うことがありますよね。そして、いざその時が来たらキッパリやめてくれるのか不安に思うこともあるでしょう。
寝かしつけに使っているママからすれば、哺乳瓶を使わないで寝てくれるのか、という新たな不安も出てきてしまいます。
今回はそんな哺乳瓶をやめるタイミングや上手な卒業方法、哺乳瓶を使わない寝かしつけの方法などを解説していきますので、哺乳瓶のやめ時に対する疑問を晴らしていきましょう。
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哺乳瓶はいつまで使うものなの?
哺乳瓶を使うのは大体1歳頃までと言われています。それから徐々に卒業に向けて行動していき、1歳半頃までには卒業するのが理想です。
ここから1歳半までに卒業したほうが良い理由を解説していきますが、赤ちゃんにも個人差があります。絶対マニュアル通りにしなければいけないわけではないので、自分の赤ちゃんの成長に合わせて、少し気を楽にしながら進めていくと良いでしょう。
食事が摂れるようになるとミルクの栄養は必要なくなる
生後9ヶ月を過ぎてくれば赤ちゃんの離乳食も3回食となり、食べる量も増えてきますよね。それに伴って体に必要な栄養素も食事から摂取できるようになるので基本的にミルクを飲む必要がなくなってきます。
この頃のミルクの役割は食事から摂りにくいカルシウムやミネラルなどの栄養素を摂取することです。しかし同時期には大人と同じ牛乳を飲めるようになるのでミルクを飲まなくても大丈夫になります。
赤ちゃんが哺乳瓶に依存しやすくなる
適した時期に卒業したほうが良い理由で一番大きいのはこちらでしょう。赤ちゃんは大きくなるにつれ、自我や考える力がつき「自分にとって何が心地良いか」がわかるようになってきます。
赤ちゃんにとってもずっと慣れ親しんできた哺乳瓶を口に入れることは心地良く、それを続けているとどんどん依存しやすくなっていきます。ですから、ミルクが必要なくなって来たらなるべく早く哺乳瓶を卒業させるように行動したほうがママも赤ちゃんも楽に哺乳瓶を卒業することができます。
ミルクによる虫歯が心配される
1歳頃には乳歯もだいぶ生えてきていることでしょう。乳歯は永久歯に比べて柔らかく、虫歯になりやすいと言われています。しっかり歯磨きをして、その後はミルクを飲ませないと徹底できれば良いですが、なかなかそうもいきませんよね。
特に虫歯になりやすいのは睡眠中なので、寝かしつけに哺乳瓶でミルクをあげている場合は要注意です。今まで赤ちゃんを育ててきてくれたミルクですが、必要なくなってからはデメリットが多いので時期を見極めて上手に卒業させてあげましょう。
哺乳瓶からストローマグへの卒業方法
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哺乳瓶を卒業するときはいきなりミルクを終わらせるのではなく、哺乳瓶をストローマグに替えて徐々に哺乳瓶の存在を忘れさせていくと良いです。ここでは哺乳瓶からストローマグへの上手な移行方法のコツを紹介していきます。
- 最初はマグにミルクを入れて練習する
- マグを上手に使えたら大げさに褒める
- 子どもと一緒に哺乳瓶をバイバイする
- 大人も一緒にストローを使う
それぞれのコツをもう少し詳しく見ていきましょう。
最初はマグにミルクを入れて練習する
まず最初はフォローアップミルクなどでも良いので、ストローマグの練習から始めます。哺乳瓶とは飲み方が少し違うので、初めは赤ちゃんも戸惑いますが、一度コツを掴めば上手に飲み始めます。
できればマグの練習は「哺乳瓶を卒業させよう!」と決めてからではなく、8ヵ月くらいから徐々に触れさせておくとスムーズです。
マグを上手に使えたら大げさに褒める
1歳くらいの赤ちゃんだとまだまだ言葉の理解はそこまでできていませんが、他人の感情くらいはわかるようになっています。早く卒業させたい一心で怖い顔でマグをあげていたら子どもも上手に飲めません。
マグは哺乳瓶よりも口にフィットしにくいので最初はダラダラとこぼしますが、それでも笑顔で「上手に飲めたね!えらい!」と言い続けることで子どもも学び、マグを好きになって自分から飲めるようになっていきますよ。
子どもと一緒に哺乳瓶をバイバイする
これは少し強制的なのであまりにも子どもが哺乳瓶に依存している場合に試してほしいのですが、子どもと一緒に哺乳瓶を捨てるという方法があります。
子どもと一緒に「哺乳瓶さん、ありがとう。バイバイ。」と言って捨ててしまいます。子どもの理解力があればこれで上手に卒業できることもあるようですよ。
ただ、一度捨てたらいくら泣いても「もうないよ。一緒にバイバイしたよね。」と言い続けなければいけないので、ママもある程度の我慢が必要な方法になります。
大人も一緒にストローを使う
子どもによっては「大人と同じことを好む」という傾向が強く見られる場合があります。そんな心理を利用して、大人がストローで飲み物を飲んでいる姿を見せてあげましょう。
例としてパパにストローで飲んでもらい「ほら、パパもストローで飲んでるよ。一緒だね~。」と言ってマグを差し出してみてください。これですんなり飲んでくれることもあるでしょう。
哺乳瓶卒業後の上手な寝かしつけ方法
哺乳瓶を卒業して最大の難関は寝かしつけです。今まで寝る前には哺乳瓶を吸って寝ていたわけですから、急にその流れが無くなったら赤ちゃんもどうやって寝たら良いかわからなくなってしまうのです。上手な寝かしつけについては以下のことを試してみましょう。
- 寝るまでの流れを作ってあげる
- パパに寝かしつけをお願いしてみる
- ママが寝たふりをしてみる
- マグを使って温かい白湯や麦茶を飲ませてみる
ここでもそれぞれの方法をもう少し詳しく見ていきましょう。
寝るまでの流れを作ってあげる
赤ちゃんが眠るためには何かしらの流れを作ってあげることが重要です。具体的な流れは各家庭によって違うかと思いますが、今までは「哺乳瓶をくわえたら」という流れが入っていたはずです。これを取り除くので代わりの流れが必要になるということですね。
- 背中をトントンしたら寝る
- 部屋を暗くしたら寝る
- 絵本を読んだら寝る
- 子守唄を歌ったら寝る
このような流れを作り、毎日続けていくことで定着していきます。最初は哺乳瓶欲しさに泣いてしまうことがありますが、なるべく我慢して続けていくとうまくいくようになります。
パパに寝かしつけをお願いしてみる
今までママにミルクをもらっていた赤ちゃんはママと寝たらミルクをもらえると思っていることがあります。パパであればミルクをもらえないとわかっているので、諦めて寝てくれるかもしれません。泣く確率は高いですが、一度試してみてください。
この時、どうしても泣き止まなくてミルクをあげる場合はママがあげるようにします。パパがミルクをあげてしまうと赤ちゃんも学習して「パパでも泣けばミルクをくれる」と学習してしまうので、この方法を続けるためにはしっかり分担しましょう。
ママが寝たふりをしてみる
子どもがママともっと遊びたくて泣いている場合は、ママが寝たふりをすることで諦めて寝てくれることもあります。つられて寝る、という表現も合っていますね。
マグを使って温かい白湯や麦茶を飲ませてみる
せっかく寝ても夜中に起きてしまう場合お腹が空いていたり、のどが渇いていることもあります。しかし哺乳瓶は使いたくないので、マグを使って白湯や麦茶を飲ませましょう。少し温かくして与えると安心して眠りやすいようです。
うまく哺乳瓶が卒業できない時のポイント
- まず気を付けなければいけないのは虫歯
- 焦らず気長に無理しすぎないように続ける
- パパとママで協力して進めていく
1歳、2歳くらいの子どもにとって、今まで自分が続けてきた習慣を変えるのは難しいことです。一朝一夕で卒業できるとは思わず、とにかく気長に続けていくことが大切です。
そして、無理に卒業させなくても良いという事も覚えておきましょう。なかなか哺乳瓶が卒業できない時は、しっかりと虫歯に注意しつつ丁寧にケアして、気長に卒業を待つという方法がオススメです。
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