ドットプリンターのおすすめ5選。メリットやデメリットも解説!
カウンターでの「伝票印刷」やオフィスでの「会計伝票」や「販売管理伝票」などビジネスのさまざまなシーンでドットプリンターは活用されています。
複数枚を一気に印刷できることもあり、業務の効率化を計ることができます。
今回はそんなドットプリンターを特集。エプソンやOKIの人気モデルの中からおすすめドットプリンターを5製品選んで、ご紹介していきます!
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ドットプリンターとは?
ドットプリンター(ドットインパクトプリンター)とは、インクジェットやレーザープリンターとは大きく方式が異なるプリンターです。
通常のプリンターは、インクやトナー(粉)を印刷用紙に「吹き付ける」ことによって印刷を行っています。一方のドットプリンターは、縦横に並べられたピンをインクリボンに「叩きつける」ことによって印刷を行います。
ドットプリンターのメリット
ドットプリンターの最大のメリットは、複写になっている伝票や送り状を印刷することが可能な点です。
下の紙にも複写することができるので、納品書や仕入れ伝票を頻繁に使用する会社で多く用いられています。
また、構造が比較的シンプルなので、故障のリスクが少なく長期にわたり使用できるというメリットもあります。
ドットプリンターのデメリット
しかし、ドットプリンターにもデメリットが存在します。
インクリボンにピンを叩きつける構造のため、どうしても動作音が大きくなってしまいます。普段インクジェットやカラーレーザープリンターを使用している方は、驚くレベルの騒音かもしれません。
また、印字が精細でないことや印刷スピードが速くないこともデメリットになっています。
ドットプリンターはどんな人におすすめ?
現在、一般家庭でドットプリンターが用いられることは、ほぼありません。
ドットプリンターの使用は限定的で、納品書や伝票に日常的に印刷を行うという会社のみになっています。
ドットプリンターを選ぶポイント
ドットプリンターには3タイプある
ドットプリンターと言っても、実は細かく分けると3つのタイプに分けることができます。
それぞれ得意な分野が異なりますので、利用シーンごとに選ぶ必要があります。
ラウンド型ドットプリンター
比較的安価でコンパクトサイズなのが「ラウンド型ドットプリンター」と呼ばれるタイプです。
請求書や見積書などの伝票を1枚印刷し、すぐに切り離して使用する接客やフロント業務でおすすめです!
水平型ドットプリンター
最大で8枚程度の複写が可能で、様々な種類の用紙に対応しているのが「水平型ドットプリンター」です。
納品先や納入先によって使用する伝票が異なる場合におすすめです!
ライン型ドットプリンター
給料明細や請求書などを大量に印刷する業務でおすすめなのが「ライン型ドットプリンター」です。
価格が非常に高いうえに、大型なため、使用用途は限られてきます。
複写枚数をチェック
ドットプリンターはモデルによって複写できる枚数が異なってきます。複写枚数4枚~8枚のモデルが多く発売。
印字スピードも大事
大量に印刷したい、素早く業務を行いたいというニーズがあるのであれば、印字スピードが速いモデルを選ぶと良いでしょう。
印字スピードは、「英数・かな」と「漢字」の印字で異なります。この記事では漢字の印字スピードを基準にして解説を行っています。
目安としては、頻繁にプリントを行うのであれば「140字/秒~」だとストレスなく使用できるでしょう。
おすすめのドットプリンター
エプソン(EPSON) VP-D500
現在の価格はコチラ |
ポイント
- 価格の目安:43,000円~
- Amazon評価(2018/10月):3.8/5点(6人)
- ラウンド型
- ネットワーク:オプション
エプソンの発売するドットプリンターのエントリー機にあたるのが、こちらの「VP-D500」になります。
本体サイズが幅348×奥行296×高さ154mmとコンパクトに設計され、設置場所がよりフリーになっています。また重量も約4.1kgとなっているので、設置場所の変更もラクラク行うことができます。
USBケーブルによる接続が可能で、複写はオリジナル原稿を合わせて4枚まで可能です。
ドットプリンターの中では最も売れ筋のモデル、導入を考えたらまずこのモデルを検討してみましょう!
印字桁数 | 80桁 |
印字スピード(漢字) | 115字/秒 |
複写枚数 | 4枚 |
駆動音 | 53db |
プリンターヘッド寿命 | 4億ストローク |
OKI MICROLINE 5460HU2
現在の価格はコチラ |
ポイント
- 価格の目安:56,000円~
- Amazon評価(2018/10月):--/5点
- ラウンド型
- ネットワーク:オプション
続いてご紹介するのは、通信機器やATMの製造販売を行うOKI(沖電気)のエントリー機「MICROLINE 5460HU2」。
印字桁数(1行に何文字印字できるか)は、80桁と変わりませんが、印字スピードが「160字/秒」と速くなっています。より素早く作業を進めたい方はコチラのモデルがおすすめです!
また「高静音/静音印字モード」を搭載している為、オフィスでも作業の邪魔にならずに使用することができます。
本体サイズは幅414×奥行320×高さ159mmとラウンド型にしてはやや大きめ、重さは約7.7kgになっています。
▶「MICROLINE 5460HU2」の最新価格をチェックする
印字桁数 | 80桁 |
印字スピード(漢字) | 160字/秒 |
複写枚数 | 5枚 |
駆動音 | 49db |
プリンターヘッド寿命 | 4.5億ストローク |
エプソン(EPSON)VP-D800
現在の価格はコチラ |
ポイント
- 価格の目安:75,000円~
- Amazon評価(2018/10月):--/5点
- ラウンド型
2018年6月に発売されたばかりの、最新ドットプリンター、エプソンの「VP-D800」。
オフィスなど複数人で共有して使用する場合は、ネットワーク標準モデル「VP-800N」を選ぶと良いでしょう。
エプソンのエントリー機「VP-D500」と比較すると、複写枚数が6枚に増え、印字スピードも向上しています。
プリンター導入時のセットアップを簡単にする「EpsonNet SetupManeger」にも対応しているので、導入初期の対応が非常にラクなのもポイントです。
本体サイズは幅414×奥行320×高さ176.5mm、重さは約7.2kgになっています。
印字桁数 | 80桁 |
印字スピード(漢字) | 160字/秒 |
複写枚数 | 6枚 |
駆動音 | 54db |
プリンターヘッド寿命 | 4億ストローク |
OKI MICROLINE 5650SU3-R
現在の価格はコチラ |
ポイント
- 価格の目安:135,000円~
- Amazon評価(2018/10月):--/5点
- 水平型
- ネットワーク対応
こちらは、OKIから発売されている水平型のドットプリンター「MICROLINE 5650SU3-R」になります。
1行に106文字まで印字を行うことができるため、より幅広い用途で活用することができるモデルです。
「楽々セット機能」を備えており、7つのセンサーで用紙のセットミスを検知。自動で適切な角度へ修正して、まっすぐに印字を行うことができます。
ネットワーク対応なので、複数人での共有もラクラク。使いやすさにこだわりたい人におすすめです!
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印字桁数 | 106桁 |
印字スピード(漢字) | 140字/秒 |
複写枚数 | 6枚 |
駆動音 | 60db |
プリンターヘッド寿命 | 3億ストローク |
エプソン(EPSON) VP-4300N2
現在の価格はコチラ |
ポイント
- 価格の目安:160,000円~
- Amazon評価(2018/10月):--/5点
- 水平型
最後にご紹介するのは、2018年6月発売のエプソンの最新モデル「VP-4300N2」。
ネットワーク標準対応モデル「VP-4300N2」と、オプションで別途ネットワークに接続できるモデル「VP-4300」を用意。また「VP-4300」に給紙補助フィーダーが付属した「VP-43KSM」の3タイプで展開しています。
給紙補助フィーダーとは、斜めに単票用紙をセットしても自動で修正し、垂直に印刷を行ってくれる機能のことです。セットをする手間が省けるので、使用頻度の多い方におすすめです!
秒速220時の高速印刷に加えて、8枚まで複写を行うことのできるビジネスの力強い味方です。カラー印刷にも対応しており、帳簿の8色処理も可能になっています。
印刷スピードが速くて便利なモデルをお求めの方はこちらがおすすめ。
印字桁数 | 136桁 |
印字スピード(漢字) | 220字/秒 |
複写枚数 | 8枚 |
駆動音 | 59db |
プリンターヘッド寿命 | 黒リボン使用時:2億ストローク×2 カラーリボン使用時:1億ストローク×2 |
ドットプリンターに関するQ&A
印字桁数とは?
ドットプリンターの印字桁数とは、印刷用紙1行に印字できる文字数のことを指します。(英数カナ10cpiが基準)「80桁」「94桁」「106桁」「136桁」の4タイプが一般的です。
バーコードの印字は可能?
物流や流通関連の業務の場合、バーコードの印字が必要な場合もあるかと思います。
多くのドットプリンターでは、バーコードの印字が可能になっていますが、モデルによって対応しているバーコード規格が異なります。
購入の前に必ず、製品仕様を確認し、対応しているバーコード規格をチェックするようにしましょう。
ドットプリンター対応の主なバーコード規格 |
JAN(標準/短縮) CODE39 CODE128 NW-7 Interleaved 2of5 (ITF) カスタマーコード |
まとめ
ここまでおすすめのドットプリンターについて解説をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ドットプリンターにも印字桁数やスピードの違い、複写枚数の違いなどが存在します。ご自身のニーズをしっかりと見極めて最適なモデルを選ぶようにしてください。
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