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普通紙?光沢紙?コピー用紙の種類と上手な選び方

コピー用紙の種類

オフィスや家庭でのプリントに欠かせない「コピー用紙」。

コピー用紙と言っても、さまざまな種類があり、印刷物によってそれぞれ適したコピー用紙があるのをご存知ですか?

今回は、そんなコピー用紙の種類や選び方について解説をしていきます。

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コピー用紙の種類

コピー用紙の種類

コピー用紙にはさまざまな種類がありますが、大きく「非加工紙」「加工紙」の2つに分けることができます。

  1. 非加工紙
  2. 加工紙

一般的に使用されているのは「非加工紙」で、コピー用紙の表面に特殊な加工がされていないものをいい、「普通紙」や「上質紙」、「再生紙」がそれにあたります。

もう1つの「加工紙」とは、表面に光沢や耐久性などの加工がされているものをいい、写真やイラストなどを綺麗にプリントしたい時などに使用します。「光沢紙」や「マット紙」、「コート紙」などがこれにあたります。

ここからは、非加工紙・加工紙について詳しくみていきましょう。

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非加工紙

非加工紙は、表面に特殊な加工がされていないため、幅広い用途で活用することができます。インクジェットプリンターとレーザープリンターの両方で使用することが可能です。

メリットは、ボールペンや鉛筆などで文字を書くことができる点。その反面、湿気に弱いので、保管する場所には注意が必要となります。

非加工紙には、「普通紙」・「上質紙」・「再生紙」の3タイプが存在します。

普通紙

「普通紙」は、プリントをする際に一番使用されているコピー用紙です。別名、「PPC用紙」とも呼ばれています。

印刷がにじみにくく、文字の印刷も画像の印刷も両方に利用することができます。しかし、特殊加工がなされていないので「ツヤ」や「光沢感」がないというデメリットがあります。

上質紙

「上質紙」は、化学パルプ100%の紙のことをいいます。

非加工紙の中でも、比較的低価格なのでコストパフォーマンスが良いというメリットがあります。その反面、写真などの画像やイラストは不鮮明できれいに再現できないというデメリットもあります。

表面に塗装などの加工がされていないため、鉛筆やボールペンなどで書き込みが可能。そのため、アンケート用紙や申し込み用紙などに適しています。また、スタンプや印鑑も押すことができるので、ビジネスシーンでの書類にも向いています。

再生紙

「再生紙」は、古紙などをリサイクルして作られたコピー用紙

そのため、資源を無駄にせず再利用していることから、環境に配慮しているといったメリットがあります。ですが、再生紙は古紙からできているため、普通紙や上質紙に比べると、若干白さが劣っているというデメリットがあります。

また、再生するのに費用もかかるため、価格も少し高めとなっていて、コストがかかるという欠点も。

加工紙

加工紙とは、表面に特殊な加工がされたコピー用紙で、耐久性に優れています。また写真やイラストを綺麗にプリントすることができます。

ただし、非加工紙に比べると価格が高いことやレーザープリンターで使用できないというデメリットがあります。

光沢紙

「光沢紙」の特徴は、なんといっても表面の光沢感です。

表面にツヤ出しのコーティング加工がされているので、写真プリントに使用されることが多いコピー用紙です。画像を鮮明に再現することができ、耐久性があるのでシワになりにくいという点も特徴です。

しかし表面の加工がプリンターの熱に焼き付いてしまうため、レーザープリンターで使用することができません。

光沢紙は他にも、「ファイン紙」や「スーパーファイン紙」とよばれることもあります。オフィスやご家庭で、写真やはがきの印刷に使うのに向いています。

マット紙

「マット紙」は、光沢紙とは異なって、表面の光沢を抑えたコピー用紙です。

しっとりとした触り心地が特徴的で、文字の印刷や写真の印刷どちらにも対応できるといったメリットがあります。しかし、「コート紙」と比べると、少し彩度が落ちるといったデメリットも。

チラシやパンフレット、ポスターなどの印刷に適しています。また、程よい厚さもあるので名刺にも向いています。

コート紙

「コート紙」は、表面にコート剤(顔料)を塗布しているコピー用紙です。

滑らかな表面はツルツルといた触り心地で、光沢感もあるのが特徴的。メリットは、鮮やかな仕上がりになるというところ。ですが、鉛筆やボールペンで書き込むことができないといったデメリットがあります。

写真などを綺麗に印刷するのに向いているので、高い印刷品質を求めるのであればコート紙はおすすめ。一般的な商業用印刷などに適しています。

コピー用紙の上手な選び方

コピー用紙の上手な選び方

それでは、ここからはコピー用紙の上手な選び方について解説をしていきます。

コピー用紙の厚さを選ぼう

コピー用紙は、種類によって「厚さ」がさまざまです。

厚さと聞くと、「mm」などの単位を想像するかと思いますが、コピー用紙の場合「K」や「Kg」で表記されるのが一般的です。

この「K」や「Kg」はコピー用紙は1枚ずつではなく、1000枚単位の重さになっています。ちなみに、コピー用紙1000枚を「1連(いちれん)」という単位で数えるということも、併せて覚えておくと良いでしょう。

厚さ(Kg) 主な用途
58kg 新聞の折り込みチラシ
70kg/73kg 一般的なコピー用紙
90kg チラシ・フライヤー
110kg 商品パンフレット
135kg 冊子の表紙・ポスター
180kg DM・ポストカード
220kg 名刺

一般的なコピー用紙には70㎏前後がおすすめです。少し厚みのある郵便はがきなどのプリントの場合は、150~180㎏あたり。

チラシやパンフレットなどのような薄い印刷物には100㎏程度のものが適しています。また、ポスターなどは135㎏程度、名刺などは180~220㎏程度のものを選ぶとよいでしょう。

コピー用紙の白色度を選ぼう

コピー用紙と言えば、「真っ白」な用紙を思い浮かべるかもしれませんが、実は種類によって微妙に「白さ」が異なっているをご存知ですか?

この「白さ」の度合いを表すのが「白色度」と呼ばれる数値です。パーセンテージ(%)で表され、数値が高い程、より白い紙ということになります。

用紙の種類 白色度
普通紙 80~95%
再生紙 70%
新聞紙 55%

一般的に使用されている普通紙の場合、白色度は80%~95%。再生紙だと70%前後になっています。白色度が高いと、カラープリントをした際に、鮮やかに印刷ができるというメリットがあります。

使用しているプリンターの種類を確認しよう

コピー用紙を使用するプリンターが、「インクジェット」なのか「レーザープリンター」なのかを必ず確認するようにしましょう。

レーザープリンターは、熱を利用してプリントを行います。表面に加工が施されている光沢紙やマット紙をレーザープリンターで使用してしまうと、熱で表面の加工が溶けてしまうケースがあります。

レーザープリンターを使用する場合には、コピー用紙が「レーザープリンター対応」の製品かどうかをチェックするようにしてください。

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