マウスとは?種類の違いや基本操作
パソコンの前に向かう際に何気なく使っているマウス。
皆さんはそのマウスのことをどれだけ知っていますでしょうか。一口に「マウス」と言ってもその種類はさまざまで、使用用途や環境によって最適なマウスは変わっていきます。
あなたに合ったベストのマウスと出会うことができれば、作業効率は何倍にもアップさせることができるのです。それだけマウスはパソコンを使った作業に非常に重要なアイテムです。今回はそもそもマウスとはどんなものか、そしてどんな種類があるのかについてわかりやすく説明していきます。
スポンサーリンク
マウスとは?
マウスとはパソコンへ入力する装置であるポインティング・デバイスの一種で、平らな面の上で卵大の装置を動かし、移動量や方向を指示するものです。形状がネズミに似ているところからマウスと呼ばれるようになりました。
面に接する裏側には移動を検知するセンサーが搭載されており、手で軽く押さえて盤上を滑らせると方向や速さを検出してコンピュータ本体に伝え、画面上のポインタが同じように移動します。そのため、マウスを動かすことで、画面上に表示されているマウスカーソルを動かし、クリックやドラッグ&ドロップなどの操作でパソコンに情報を伝えてくれます。
マウスの種類には、マウスの底にあるボールの動きでマウスカーソルを動かす機械式マウスと、光センサーでマウスの動きを感知する光学式マウスの2種類があります。
>>好みがきっと見つかる!マウスの種類と上手な選び方について詳しくはコチラ
マウスの相場
マウスの相場はピンキリです。1000円以下で使えるマウスも最近では多く取り扱われてきています。しかし、1000円から5000円の価格帯のものがシェアの半分を占めています。およそ7000円以上の高額のものは、高性能で多くの機能と最新の技術が内蔵されたものが多いです。
最低限の機能が搭載されているものでよいのであれば、1000円以下のものでも特に問題なく使えます。しかし、仕事などでマウスに高性能・高機能を求める人は、高額のものを選ぶ傾向にあります。
マウスの種類
マウスは大きく以下の3つの種類に分けることができます。
- 有線マウス
- ワイヤレスマウス
- その他の特殊なマウス
ゲーミングマウスなどは有線マウスが主流となっています。また、ワイヤレスマウスには無線マウスとBluetoothマウスがあります。
その他の特殊なマウスには、テンキー機能だけのテンキーマウス・トラックボールマウス・空中マウスなどがあり、大抵の人は有線マウスかワイヤレスマウスを使用しています。
有線マウスとワイヤレスマウスの違い
有線マウスとはパソコンとマウスをケーブルでつなぐタイプのものです。
一方、ワイヤレスマウスとはパソコン本体に受信機を接続してマウスを無線で接続するタイプのものです。
有線マウスはケーブルが引っかかるなどのストレスを感じることもありますが、環境に関係なく信号が安定しているので動作もに安定感があるのが特徴です。
ワイヤレスマウスはケーブルがないので自由自在に動かせるのが最大のメリットですが、マウスの本体内に乾電池を搭載する必要があります。そのため、電池が切れた場合操作が出来なくなってしまいます。
また、無線マウスは有線マウスと比較すると信号が不安定になりやすいため、動作が不安定になることがあります。
>>人気のおすすめワイヤレスマウスの特徴について詳しくはコチラ
無線マウスとBluetoothマウスの違い
無線マウスの特徴はUSBポートにレシーバーを挿して使用でき、Bluetoothマウスよりも接続の電波が強靭です。本体側に無線通信機能や特別なドライブソフトなどがなくても利用できます。
Bluetoothマウスは、パソコン本体との接続にBluetoothによる無線通信によるペアリングによってデバイスと接続されます。Bluetooth内蔵のパソコンであればレシーバーなしでパソコンと接続できます。最近ほほとんどのノートパソコンにBlurtooth機能が搭載されているため、ノートパソコンに接続して使われることが多いです。
また、Bluetoothを内蔵していないパソコンでも「Bluetoothレシーバー」を装着することで同様にBluetoothマウスを接続することが可能です。しかし、レシーバーを持ち歩くのが面倒という点と紛失する可能性があるというデメリットもあります。
>>人気のBluetoothマウスおすすめランキングはコチラ
マウスの読み取り方式
マウスの読み取り方式は、マウスの使用場所の素材などによっても読み取り性能が異なってきます。マウスの読み取り方式の主な種類は以下の5種類です。
- ボール式
- 光学式
- レーザー式
- IR LED
- 青色LED
ボール式は歴史の産物で、現在ではほとんど販売はされていません。青色LED方式、レーザー方式、光学式の3つが主流です。
光学式マウスは価格がリーズナブルでドライバーが不要なものが多いので、手軽に使用できるところが特徴です。しかし、光沢のある素材の上や規則的なパターンの上では反応が良くなくなることがあるので、マウスパッドを使う必要があります。
レーザー式マウスは、光沢のある白いデスクやプラスチックの下敷き、不透明なガラスの上など光学式マウスでは操作しにくい場所でも安定した動作が可能なところが特徴です。
IR LED式のマウスは、非常に省エネでマウスによっては半年から1年以上もの間、電池交換不要で使用できるものもあり、煩わしい電池交換の必要が少なく済みます。
青色LEDマウスは、読み取り性能が光学式マウス・レーザー式マウスより更に強化されており、今まで読み取ることが難しかった透明に近いガラス面やカーペット・衣服など、起伏がある布の上などでも操作がしやすい点が特徴となっています。
マウスの形状
マウスには色々な形状があります。手のひらを乗せるように操作する人なら手の形や大きさに合った大きめのサイズを選び、逆につまむようにして操作する人はコンパクトサイズを選ぶといいです。
また、エルゴノミクスデザインという「人間にとっての使いやすさ」という観点からデザインされたマウスは、自然な手首の状態で、マウスを操作することができるので、手首への負担が少なくなり、長時間操作していても、疲れにくく、腱鞘炎にもなりにくくなります。
マウスの基本操作
マウスの基本操作は以下のものです。
- ポイントする
- クリックする
- ダブルクリックする
- 右クリックする
- ドラックする
- ドロップする
- 画面をスクロールする
この基本操作をマスターしてしまえば、ほとんどの操作ができるようになります。その他にもホイール回転とホイールクリックの2パターンもあります。
ホイールクリックは中クリックとも呼ばれており、リンクを新規タブで開いたりタブを閉じることができます。
意外と知らないマウスの便利なテクニック
先にご紹介したような基本操作のほかに、マウスには、意外と知られていない便利なテクニックがあります。マウスの機能を知って、しっかりと使いこなすことができると、効率的に作業をこなし、作業時間の大幅な時間短縮にもなりますので、ぜひ活用してください。
ホイール回転が縦から横スクロールに
横スクロールバーが出ているウィンドウで、シフトキーを押しながらホイールを回すと、左右へと横スクロールすることができます。
マウスでキーボード操作
キーボードなしでも、パソコンの設定(スクリーンキーボードを開始する)を変更することでキーボード入力が可能です。スクリーンキーボードを使用すると、画面に表示されるキーボードのイラストを、マウスでクリックするだけで入力ができるようになります。