ストーカー被害者の体験談をまとめました
ストーカーの被害相談は年間2万件以上にのぼるそうです。その数は年々増加傾向にあります。ストーカーに悩んでいる人は多いですが、無事に解決した人も多くいます。そこで無事にストーカーを解決した人たちの体験談を対処法と共に記載しますので、ストーカー解決の参考にしてください。
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ストーカー被害者の女性の体験談
元カレがストーカーになったAさん
1年ほど交際したが、破局直後から元カレからのストーカーが始まりました。数え切れない程の電話やメールが毎日、拒否設定にすると、自宅の付近に誹謗中傷の落書きや張り紙がされるようになりました。毎日のように何枚も張り紙をされるので、警察に相談しストーカーの元カレに対して、「警告」してもらったそうですが、その迷惑行為は収まらなかったそうです。
誹謗中傷の張り紙に慣れてきた時に、裁判所から連絡が来てストーカーから裁判をおこされました。その内容も「交際時のデート費用の返却」という意味不明なものでした。「裁判自体が嫌がらせ」というこちらの主張が通ったのですが、顔を会わせなければならない状況が非常に辛かったそうです。
その後、ストーカーのエスカレートする嫌がらせに対して恐怖心を抱き、引越しをしたのですが、運送会社の手違いで新住所が知られて、自宅がストーカーに侵入されたそうです。自宅に不在だったので、身体的な被害は受けずに済みましたが、在宅時であったらと思うとゾッとします。それがきっかけでストーカーは逮捕され、一応解決はしたそうです。
この体験談からの教訓
この被害者の女性は、警察に相談し、警告をしてもらったものの、ストーカーの嫌がらせが収まらず、エスカレートしていったケースです。結果論ですが、このような場合は弁護士に相談し、名誉毀損による訴訟や、ストーカー被害に対して裁判所に「接近禁止」の仮処分を求めるのが効果的だったのではないかと考えます。
また、警察には被害に遭う可能性が高い人向けに、登録しておけば、通報するだけで警官が駆けつけるシステムもありますので、身の危険を感じている方は事前に警察に相談しておきましょう。あってはならないことですが、警官にも様々な人間がいますので、邪険に扱われて相談に乗ってくれなくても、何度か相談してみたほうが良いでしょう。
ストーカー被害者の男性の体験談
同級生がストーカーになったBさん
Bさんが大学生の頃、サークルで後にストーカーとなるCさんと出会いました。Cさんは大人しい性格の地味な印象で、自分から他人に話しかけたりしないような女性でした。飲み会の席でも隅っこに座り、居心地が悪そうにしていたので、気を使って横に座って話しかけました。その後もCさんを気遣って、事あるごとに話しかけるようにしていました。
特に異性として意識していませんでしたが、男性経験の少ないCさんは、彼女になったと勘違いし、ほかの女性と話すだけで不機嫌になったり、常に一緒にいるよう要求したりするようになりました。思い込みの激しいCさんに恐怖し、恋愛関係ではないこと明確に否定もしましたが、思い込みが激しく、理解してくれません。
恐怖心からCさんと距離を置くようになってから、恐怖が始まりました。毎日にように大量のメールや電話。脅迫めいた手紙。待ち伏せ。ストーカー行為はエスカレートしていき、身の危険を感じ引きこもってしまったそうです。
そこで、Bさんは同じ大学の友人に相談し、その友人がCさんの家族と連絡をとり、話し合いが設けられ、Cさんの退学という形で解決したそうです。
この体験談からの教訓
この体験談からの教訓は2点あります。まず一点は、ストーカーは恐ろしい程小さなきっかけでストーカーとなります。ですので、Bさんの優しさは非常に美しいですが、予防策として、これは恋愛感情ではないという点をはっきり伝えておくと被害を防げた可能性もあります。
もう一点は、友人に相談し味方を作り解決した点です。見方を作ることは非常に重要であり、このように解決に結びつくこともあります。また解決のために直接的に役に立たなくても、精神的に非常に楽になります。