ネトスト(ネットストーカー/サイバーストーカー)とは
近年はすっかりネット社会となり、若年層にもインターネットは普及してます。そういった背景を踏まえて激増したのが、ネットストーカー(サイバーストーカー)です。ここではそんなネトスト(ネットストーカー/サイバーストーカー)について解説していきます。
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ネットストーカーやサイバーストーカー(ネトスト)の特徴
ネットストーカー(サイバーストーカー)とは
ネットストーカー(サイバーストーカー)とは、インターネットを利用して、ストーカー(つきまとい行為)をすることを言います。インターネットがこれだけ普及した今だからこそ流行る問題ということが言えるでしょう。ネットを利用した悪質な嫌がらせであり、サイバー犯罪の一種とされています。
近年ではSNSなどを中心に、写真など個人の情報を特定しやすい情報を発信しやすく、これらを使って居場所や連絡先を特定することが近年になって激増しています。またウイルスなどを利用し、相手のパソコンに侵入することも不可能ではありません。ネット社会ならではのストーカー犯罪と言えるのではないでしょうか。
>>ネットストーカー被害(サイバーストーカー)の対策法&撃退法
ネットストーカー(サイバーストーカー)への法規制
現在の日本の法律においては、ネット上のみでストーカー(つきまとい行為)をするということは、特定の法律によって禁止されているわけではないため、法整備が十分とは言えません。しかし、その内容如何によっては、ストーカー規制法によって取り締まることも可能となっています。
例えば、恋愛や行為、怨恨を満たすための目的であることを前提とした上で、ネット上の掲示板や、メール・チャットによって嫌がらせをすることが含まれます。この嫌がらせの部分には、ストーカー規制法上の違法行為が該当し、交際面会の要求や、危害を加える言動、名誉を害することや、性的羞恥心を害するなどが含まれます。
またその内容により、名誉棄損罪や侮辱罪、脅迫罪や強要罪、時には傷害罪も含まれます。まだネットストーカー(サイバーストーカー)に対する直接的な法整備がまとまってはいないものの、現状の制度によって被害を最小限に防ぐことは不可能ではないと言えるでしょう。
ネットストーカー(サイバーストーカー)の犯罪傾向
ネットストーカーによる中心的な被害はメールやSNS
ネットストーカー(サイバーストーカー)による被害の多くは、メールやSNSによってもたらされます。メールアドレスを調べることが出来たならば、そのアドレスに直接連絡が入ります。これらの情報は、ほとんどの場合がSNSから発信されているものである場合が多く、自宅の特定などにつながるのも、こうしたSNS上の情報が頼りになっている場合が数多くあります。
例えば、室内の様子をカメラで撮影した時に、もしも間取りがはっきりと分かるものであれば、それをヒントに住所を特定することも不可能ではありません。また、外の景色から場所を特定されてしまうという恐れもあるでしょう。
いずれにせよ、SNSを普段から活用している人は、知らぬ間に個人を特定する情報が開示されていないか、これを早急に確認することが、ネットストーカー(サイバーストーカー)による被害を防ぐために、まず最初にできる対策の一つと言えるでしょう。
ネット以外にも影響を及ぼすネットストーカーによる被害
ネットストーカーの被害に遭った場合、その被害が実際の生活に及ぶ危険があります。例えば、SNSなどへの頻繁な書き込みなどによって、周囲との人間関係の破壊を狙ったり、実際に会いに行くなどの行為に発展してしまう恐れがあります。
個人の情報が特定されてしまうことによって、インターネット上以外の実生活にも被害が及びます。最悪の場合には、家族や友人、恋人、配偶者までを巻き込むことになるでしょう。このような状況を防ぐには、容易に個人情報の特定につながる情報を開示しないことが重要です。